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【2024年2月最新版】パリ・ディズニーの行き方&ビストロ・シェ・レミーのレポ

 2024年2月にパリディズニーのウォルト・ディズニー・スタジオ・パークに行ってきたので、電車での行き方とパークでの過ごし方、とりわけレストランについて書いて行こうと思います!



パリ・ディズニーのRER線での行き方

 まず、パリ・ディズニーの駅名は、

Marne-la-Vallée - Chessy

です。お忘れなきよう、コピペをどうぞ。
 路線は、RER A線というパリ郊外へ向かうのに便利な高速列車です。RER A線はオペラ駅や凱旋門といった主要な駅も通るので、交通の便としては悪く無いです。Marne-la-Vallée - Chessy駅はこのRER A線の終着駅にあたる駅でパリ中心部からおよそ1時間で到着します。

切符の買い方

 パリで電車移動をする際には、Navigoを買うのが良いとかいろいろありますが、パリ・ディズニーに行くなら私は一回券を買うのをおすすめします。
 というのも、券売機には " to DisneyLand valid for this station! " というような、「この駅からディズニー駅までのチケット」という便利なチケットがあるからです。最寄りの駅でこれ買ってそこからディズニーへ行くのが間違いないと思います。多分、パリ市内からだったら5€で片道行けます。
 パリの電車は地下鉄警察がいるので、間違ったチケットを買って「知らなかった」は通用しません。罰金は平気で高額を取られます。このような事態を避けるために、私としてはディズニー行きのチケットをその場で買い、無くさないように携帯するのが確実だと思いますよ。

電車の乗り方

 フランスの電車では、チケットを買って改札に入れて、チケットが出てくるので回収します。自動で改札が開くので、中に入りましょう。ちなみに、出る時にチケットはいりません。そのまま出れます。改札は路線系列ごとに分かれているので、間違った路線のチケットは多分行きの改札の時点で弾かれます。同じ路線内は料金一律。日本みたいに乗った駅の長さで料金が変わることはありません。
 出る時にチケットは要りませんが、だからと言って捨ててはいけません。たまーに地下鉄警察がやってきて「チケット見せて?」と言われるので持ち歩いていないと不正乗車を疑われます。改札から出るまで無くさないようにしましょう。

 さて、パリ・ディズニーの話に戻りますが、お目当てのMarne-la-Vallée - Chessy駅は、RER A線の終着駅です。しかし、このRER A線、なかなか細かく分岐しています。

RER A線路線図。右端上部がディズニーの最寄り駅

 RER A線自体は本数が多く、5分に一回は発着するのですが、このMarne-la-Vallée - Chessy駅行きが来るのは10〜15分に1回です。間違って別の行先に乗ってしまった!といううっかりがないよう、電光掲示板で必ず次来る電車の行き先を確認してくださいね。

 しかし、どこまでも親切なのがディズニー。
ちゃーんと案内板にはミッキーマークが映され、「これに乗ってくださいね」というような表示がされててわかりやすい。

電光掲示板。分かりやすいミッキーマークとあとどれくらいで来るかが表示されている

 これだけ分かりやすければ、そうそう間違いはしないと思います。電車に乗ると、行き先の一覧が画面に映り、そこでも終着駅にはミッキーマークがついているので確認してください。もし、ミスっても途中までは同じ道なので、焦らず気づいた地点で乗り換えれば大丈夫ですよ!

 電車にさえ乗ってしまえば、あとは楽チン。終着駅なのでひたすら電車に揺られているのみです。私が乗ったのは平日の朝10時くらいでしたが、人は少なく余裕で座れました。もう少し開場時間に合わせて行くと、混雑しているのかもしれません。ちなみに、ほぼディズニーに行く観光客しか途中からいなくなるので、治安は悪くないです。

パリ・ディズニーについて

エントランス

 ということで、やってきましたパリ・ディズニー!
 最寄り駅からエントランスまでは歩いて5分。駅出たらすぐパークな感じは東京ディズニーランドと同じです。舞浜駅からディズニーランドくらいだと想像してください。
 周辺にイクスピアリ的な商業施設があるのもそっくり。ここのトイレは空いているし綺麗なので穴場だったりする。

 エントランスで手荷物検査をし、そこからディズニーランドパークとウォルトディズニースタジオパークに分かれます。チケットは1パーク12000円くらいで日本より高め設定。事前購入をおすすめします。
 両者はいわば、ディズニーランドとシーのような関係性ですが、それよりももっとギュッとなっていて日本より狭いのが特徴です。
 私は今回、ウォルトディズニースタジオパークのみ1 Dayでおじゃましたのですが、こちらはとにかく狭い!20分もあればパークをぐるっと1周することが可能です。シーの1/4くらいの敷地を想像してもらっていいと思います。そのため、1日で両パークを巡ることも可能な広さです。

ウォルトディズニースタジオパークの入り口

 ウォルトディズニースタジオパークはピクサーのキャラクターが中心のパークです。トイ・ストーリーやニモ、レミーのおいしいレストランなど人気のピクサー作品の世界観を味わえるパークとなっています。
 よりクラシックなディズニーらしさを求めるのであれば、オーロラの城があるもう一つのディズニーランドパークをオススメしますが、ウォルトディズニースタジオパークの醍醐味はパリにしかない乗り物が比較的多いこと!レア感を味わうには打ってつけです。
 アトラクションは平日であれば1番人気でも60分待ちで乗れちゃうのも魅力の一つ。ファストパスを追加購入しなくてもいいのでありがたいです。

レミーのおいしいレストラン

ビストロ・シェ・レミーの予約

 パリ・ディズニーの中でも特に人気のレストラン、ビストロ・シェ・レミー。フランスが舞台のディズニー映画、「レミーのおいしいレストラン」を再現したフレンチです。
 なんといっても、世界中のディズニーを探しても、あるのはこのパリ・ディズニーだけ!しかも本格フレンチを食べられるとなれば人気なのも納得です。
 日本からこのレストランを予約する場合、公式アプリからの予約が確実です。
 まず、Disney Land Parisというアプリをダウンロードしてアカウントを作成しましょう。(世界共通のため、すでに日本のディズニーアプリでアカウントを作成している場合、それが適用されます)

 レストランの予約を取る場合、来訪日の2カ月前から予約を取ることができます。例えば、2/1に行きたいのであれば、12/1の0:00(フランス時間)から予約はスタートします。

パリディズニー公式アプリの予約ページ

 Book a tableから行きたいレストランと日付、時間を選択するか、Find a tableで空いてる時間を選択するかで予約を取ります。アプリは日本語対応していませんが、頑張りましょう。

 しかし、このビストロ・シェ・レミー。さすがパリ・ディズニーの1番人気レストラン。予約日には1分も経たずに満席に!!!もはや、空売りだったのではないかと疑うレベルで席が無く、初戦は私も友人も予約が取れませんでした…。

 ただ、惨敗しても諦めないでください!!!

 私の場合は、諦めずに毎日予約のページを開いていたところ、ある日突然このような大量のキャンセル空き枠が!!

本来の予約日から二週間ほど経った日でした。

 こんなに大量の空き枠が出たら逃す手はない!と無事予約が完了しました。ちなみに、予約が完了すると公式からメールが届くのと、My accountのBookingから予約一覧に飛べるので確認しておきましょう。キャンセルは無料でいつでもできます。

ビストロ・シェ・レミーへの入店

 いよいよ当日。レストランの予約時間になったら入店しましょう。他のレポでは「予約者と当日キャンセル拾いの客でごった返していた」などがありましたが、私の時はとても落ち着いた雰囲気でした。

入り口

 まずは、玄関ホールに入ってすぐの店員さんに予約で来た旨と名前を伝えます。特に必要ありませんでしたが、一応アプリの予約画面を見せるといいかもしれません。
 この時、店員さんからは「アレルギーは何かありますか?」と訊かれるので、返答してください。"allergic"なのですが、フランス英語はちょびっと聞き取りづらいので事前にこういうこと訊かれるよーと頭に入れておくとスムーズです。

玄関ホール。ふかふかのソファの上には輝かしいレミーシェフの調度品が飾られてます。後援者のイーゴ氏も!

 玄関ホールで待つこと数分。ウェイターの方が案内してくれます。どの席かは選べないです。

レミーの大きさになって楽しむビストロスタイル。
全てのものがネズミサイズでなんともかわいらしい。

 レストラン内は広々としていて見た目以上の奥行きがあります。世界観の作り込みはさすがディズニークオリティ。細かいところまでしっかりと再現されています。

メニュー

 着席したらメニューを渡されるので、選びましょう。
・前菜+メイン→レミーメニュー 40€
・前菜+メイン+デザート→エミールメニュー 55€
・お子様用メニュー(パスタと前菜など)→リトルシェフメニュー 33€
の3コースがあります。
 私としては、レミーメニューでも十分お腹いっぱいになれるのでそれでいいかと。値段は年々上がっています…。
 ヨーロッパでは飲み物を必ずオーダーしなくてはいけないので、水であっても頼みましょう。

前菜は季節のスープかサラダを選べます

 まずは前菜。季節のスープでかぼちゃのポタージュが出てきました。これがなかなか絶品でした!濃厚なかぼちゃのポタージュにチャイブとリコッタチーズがアクセントに入っていて絶妙なハーモニー。雨が降って寒かった身体に優しい味のスープが染み渡ります。レミーシェフ、なかなかやるじゃないか…!(気分はイーゴ)
 ただ、このスープだけでもう満足できるくらいの量が出てきます。お値段が張る分、一品の量が多い笑。

メインは魚か肉どちらか

 続いてメインの魚料理。私の時はタラを蒸し焼きしたものが出てきました。下のソースはなんだろう、オランデーズソースかな?とにかくなんか濃厚でした。タラはふっくらしていて美味しい。
 そして、あの伝説のラタトゥイユが…!!(歓喜)これを食べにパリ・ディズニーへ来たと言っても過言ではない!
 味は正直言って、そこそこ美味しいラタトゥユって感じですが、映画補正とパリでこれを食べているというプライスレスな経験でとても嬉しかったです。タラとオランデーズソース、ラタトゥイユと一緒に食べると割とさっぱり食べられます。
 それにしても、昔はもう少し映画のラタトゥイユに近いビジュアルだったらしいんですが、今はご覧の通り添え物っぽくなっているのが若干残念です。(さすがにあのクオリティをやり続けるのはコストと人手が足りないのかな…?)
 肉料理、魚料理どちらを頼んでもこのラタトゥイユはついてくるのですが、魚の方が若干量多めに入れてくれているので、たくさん食べたい方は魚をお勧めします。

食後の紅茶。ティーパックだったのは少し残念。
添えてあるクッキーは謎に激ウマ。

 食事が終わると、「食後のコーヒーかお茶はいかが?」と尋ねられますが、これはサービスではありません。しっかり4€取られるので、要らない場合はお断りしましょう。私は知らなくて頼みました。

 全ての食事が終わると、ウェイターが伝票を持ってきてくれるので、入り口付近で会計したら終わりです。私が行った時は友達とまったく同じ値段だったので、「分けて払えますか?」と訊いたら渋々ながらやってくれたので、交渉するのも手です。


RATATOUILLEへ!

レミーのおいしいレストランの乗り物。
レストランの真隣に位置する人気アトラクション

 さて、RATATOUILLE(ラタトゥイユ)にもちゃんと乗りましたよー。私の時は45分待ち。ファストパス対象アトラクションですが、東京ディズニーランドに慣れている人にとってはわざわざ課金するほどではない待ち時間です。キューラインも凝っているので飽きませんでした。

 こちらは、3Dメガネをかけてレミーの目線からレストラン"グストー"の中をスキナーにバレないようにあちこちチョロチョロ逃げ回ります。

かわいいネズミ型のライド

 パリの夜の街をイメージした屋内型アトラクションで、ライドタイプはプーさんのハニーハントのような車輪が見えないもの。どこを走るか分からないドキドキ感が味わえます。
 ですが、このアトラクションかなり酔います。三半規管弱い人はちょっと無理なんじゃないかな…

乗り終わると隣のビストロ・シェ・レミーが見える

 最後には、ビストロ・シェ・レミーが見えます。アトラクション内ではみんなから厄介もの扱いされていたレミーがレストランを開き、レシピ本まで出して堂々と笑っている。そしてレストランは千客万来の混み具合。この事実になんだか泣けてきました。
 乗り物と後日談のレストラン含めてひとつの物語になっているんだなと感じる演出でした。
 近くにはお土産屋さんもあって、レミーのレシピ本(なお、フランス語オンリー)やかわいい限定グッズがあるのでお見逃しなく!

注意点

サーブまですごく時間がかかる。店内はそんなに混雑していなかったのに、全ての食事が終わるまで2時間近くかかりました。ゆっくり食事ができるとはいえ、次の予定が立てにくいので余裕を持ったスケジュールを組みましょう。
・食後のお茶はサービスではない
・分けて払えるかは店員さん次第な気がする…
・2品でもかなーりお腹いっぱいになる。ほとんどの客がメインを残していた。
・アトラクションは3D +予測不可能な動きでかなり酔う
レミーのグッズが買えるのは、パーク内のみ!外に出たらもう買えないので、必ず中で限定グッズを手に入れよう


 以上、パリ・ディズニーの電車を使っての行き方とビストロ・シェ・レミーのレポートでした。海外ディズニーは慣れないことも多いですが、きちんと下調べしていけば楽しめます。このレポが少しでも旅のお役に立てることを祈っています!

Have a nice trip !

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