見出し画像

スタディスト10周年

B to B向けのSaaS「Teachme Biz」を運営している株式会社スタディストの代表取締役 鈴木 悟史です。

世界的に暗いニュースが飛び交い心が痛む毎日ですが、今日3月19日は株式会社スタディストの設立から10周年の記念すべき日でした。

せっかくの節目なので、
簡単ではありますが、これまでの軌跡と今後の思いを書き残してみました。


思い起こせば10年前の2010年3月19日


株式会社スタディストは、1畳半ほどしかない窓なし部屋からスタートしました。家賃は1万円/月で、いまのスタートアップとは縁遠いスタート(笑)

当時の写真がこれ。3ヶ月ほどここにいましたが「ここに長くいたくない!!成長して脱出するぞ!」という気持ちで日々頑張っていたことを思い出します。

画像1

リーマンショック直後で社会全体に元気がなく、私が勤務していた会社も民事再生を申請し、裁判所から再生計画が承認されるかされないかという状況でした。

当時は社会全体が萎縮した雰囲気でした。それをどうにか変えたいと(おこがましいですが)日本の経済活動に役立つ事業を興すべく会社を立ち上げ、掲げたビジョンが、

「知る、考える、作り出す喜びにあふれた知的活力みなぎる社会をつくる」

でした。

で、どうやってそのビジョンに到達するの?ということで掲げたミッションが、

(手順や方法を)「伝えることを、もっと簡単に」すること。

でした。

すでにベストな手順や方法が明らかになっているのであれば、それを第三者に早く、わかりやすく伝えて、悩むことなくすぐ作業を再現できるようにしたい。そして、浮いた時間やコストを「知的活力みなぎること」に投資してほしい。

そういうことを考えていました。
これは創業以来変わることはなく、今も同様の思いです。

そのミッション実践の手段として開発したのが

「Teachme Biz」です。


画像・動画ベースの手順書をスマホ、PC選ばずサクサク作成できて、共有も瞬時、閲覧状態の管理までワンストップで行えるSaaSです。

2020-03-19 14_31_32-Teachme Biz_説明資料(1912).pptx - PowerPoint

この仕組みが世界に広がって、文字だらけ&長文&紙ベースの手順書を世の中から減らし、手順の伝達が簡単になればいいなということに集中してきた10年でした。


創業当時、
資金はなかったですが、有り余るほど時間があったので、
自分達でサービスを開発することを選択。

しかしながら、私のキャリアは新卒からほぼコンサルタントだったので、書けたのはVBA程度。

37歳で一念発起してObjective-C(Swiftが出る前の開発言語)を自学自習で学び、メンバーはRuby on Railsをやることに。秋葉原の書店に行き、相当な量の技術書を買い込み書籍に書かれているソースコードをひたすら真似て、ビルドして自分のiPhone上で動かして一喜一憂。

自分が書いたものが動くので、これはこれで本当に楽しかったです。

日中は創業メンバー6人総出で業務改善コンサルティングで収益を立て、夜は開発と方針の議論と調整という日々の繰り返し。

そして、なんとかサービスをローンチしたのが2013年の9月でした。

当時、Tech Waveのマスキンさんに取り上げてもらった懐かしい記事がこちら。マスキンさん、ありがとうございました!

https://techwave.jp/archives/51780724.html

サービスがローンチできたとはいえ、収益はゼロ。

よちよち歩きのサービスを多くの方々に見て頂き、商談でユーザーの声を聞き、商談後はスタバに駆け込みコードをガーッと修正、改良。

そして別の営業商談にのぞみ、フィードバックをひたすらもらうということの繰り返し。今考えれば何でもありの時代で駆けずり回り、収益につながり始めるまで1年ぐらいかかりました。

今は「X Code」(Apple社のアプリケーション開発環境)のインストール方法すら分かりません。

会社の代表という役目を果たさなければいけないのでコードは書きませんし、やれと言われても書ける気が全くしません(笑)
当時なぜできたのか私自身もわからない。ものづくりは好きなので、あとは気合だったとしか言いようがないです。

今はスタディストの開発チームがサービスをバンバン改良してくれていますので超安心ですが、かつては技術系負債も多くいろいろと迷惑をかけたと思います。

もしかしたら今も迷惑をかけているかもしれませんので、この場を借りて謝ります。ホント申し訳ないです。


幸いにもその後の景気回復、働き方改革や生産性向上トレンドの追い風を受け、労働人口減少解消のための外国人労働者の育成という課題を解決する
ソリューションとして多くのお客様に導入して頂きました。

正直、タイやマレーシアなどにもサービスを展開できるようになるとは思ってもいませんでした。

国内外問わず、多くのお客様にご利用していただける事業に成長できたことは、当社のビジョンとミッションに共感し参加してくれたスタディストのメンバー、多くのパートナー様、投資家の皆様、そして何よりも当社サービスを選択してくださったお客様のおかげです。

本当にありがとうございます。
この場を借りて御礼申し上げます。ありがとうございました。


そして今、
暗雲が再び立ち込めようとしています。
10年ぶりに「あの暗い雰囲気をまとったヤツ」が来た。そんな感覚です。

我々が10年手掛けてきた「Teachme Biz」は基本「コストダウン」のための
ソリューションです。

① ロスが多い業務手順を見直して、効率的な手順を再定義

② 文字だらけでなく、画像・動画ベースのわかりやすい手順書を作成

③ 手順書を共有・配信し、現場へ周知徹底、人材育成

その結果として業務が改善してコスト削減という効果を得る。

そんなソリューションです。

今後の景気後退期で、この『コスト削減ニーズ』はますます高まっていくと思っていますが、今、視点を少し変えて新しいプロダクトを企画しています。

テーマは「Teachme Biz」を活かし、お客様の業務効率を改善、かつ同時にお客様の売上が向上するような効果を出せるプロダクトを開発できないか?

です。

現在、多くの関係者のご支援と協力でプロトタイプでの実証実験を行いながら効果を確認しつつサービスの開発を行ってます。うまくいけばスタディストの次の10年を牽引する2つ目の事業の柱になる可能性を持っています。

景気後退期だからこそ、お客様のお役に立つために「Teachme Biz」を磨きつつ、次を見据えた新しい事業を生み出す努力と知的活力を持ちつづけたい。

そんな気持ちです。

ということで皆様。

引き続き頑張ってまいりますので、次の10年もどうぞよろしくお願いいたします。

画像3

2020年3月19日

株式会社スタディスト
代表取締役 鈴木 悟史


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?