1999 Yosakoi for KOCHI CLUB

作曲:studio417@hori
編曲:studio417@hori, A

 よさこい祭りは、高知県の夏の一大イベント。400年の伝統ある徳島の阿波踊りを参考にして作った高知県の祭りだと言われている。ユニークなのは、よさこい鳴子踊りのメロディーを必ず入れるというルールがあるが、それ以外のアレンジ等は自由なところ。正調もあれば、今風の打ち込みもある。1999年当時はバンド演奏も多かった。

 チームごとに曲や踊り、衣装が違う。しかも毎年変わる。今ではYOSAKOIソーランが有名になり、全国各地にも広がっている。詳しくは検索で。
 当時のバンドメンバーが、その『よさこい祭り』で演奏するという話を持ってきた。曲は好きに書いていい、ということでバンドの自作曲の一部をアレンジして、デモを作った。

当時の機材
PC: GATEWAY SOLO9300
DTM SOFTWARE: Cakewalk
SOUND MODULE: Roland SC-88VL
SOUND RECORDER: Roland VS-880
GUITAR: Fender stratocaster1976
GUITAR AMP: Fender Superchamp

 ギターは現在もメイン、ギターアンプも部屋で練習用として使っている。PCはその後、VAIO→Macへ。CakewalkはCubaseへ、シンセはソフトウェアへ、レコーダーはPCへ。デジタル機器はアップデートされるが、アナログは気に入ったものをずっと使っている。

 デモは依頼主に気に入ってもらえたが、若干の修正もひつようだった。6月からはこの曲で踊りの練習が始まり、8月には地方車の上で演奏した。
 チームに1台地方車があり、アンプやスピーカーを積み込んで、大音量で音楽を流す。その後ろをチームの踊り子が、踊りながら移動する。高知市内の複数の繁華街で。多くの観客や観光客に見てもらえる。何より踊り子にも喜んでもらえ、一体感が生まれる。夜に繁華街を爆音で演奏しながら移動するのは中々楽しい。演奏者は地方車から下りる時間が短く、缶詰状態で、その時の食事もパンとバナナのみでそれはさみしかったが、ビールは切れることなく補給され(笑)、さすが高知だと思った。半日ビールを飲みながら演奏する。かなり面白い体験だった。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?