見出し画像

ぱにぽに・ザ・ムービー (前編)

どうもこんにちは!

氷川へきる先生の『ぱにぽに』が大好きで大好きでたまらない竹内です。

今回は、全17巻に渡る大傑作、『ぱにぽに』に転がっている映画ネタを見つけてご紹介していこうという記事になっております!

氷川へきる先生とスクエア・エニックス社のご好意の下、画像の使用を許可してもらいました。

ありがとうございます!

で、1巻からじっくりと読み返しながらえっちらおっちらスキャンした、珠玉の映画ネタを、そのあまりに膨大な量のため、前編、中編、後編の三回に分けてお届けしたいと思います!

ちなみに見落としてしまってる映画ネタもあるかと思います!

もしそれを見つけた方がいれば、教えていただけたら大変喜びます!

それでは早速1巻からどうぞ!


ぱにぽに 映画ネタ ~ぱにぽに・ザ・ムービー~

前編

1巻

53ページ 7コマ目

『インディペンデンス・デイ』

1996年のアメリカ映画。

大統領の演説の台詞をベッキーが叫んでいる。


88ページ 8コマ目

『無問題』

1999年(第一作)の香港映画。

ナインティナインの岡村隆史が主演。

姫子がタイトルを言っている。


102ページ 3コマ目

『13日の金曜日』

1980年(第一作)のアメリカ映画。

芹沢がホッケーマスクをかぶっている。

以後、芹沢はことあるごとに殺人鬼ジェイソンの格好(人形でも)をするが、いちいち取り上げていたらきりがないので、初出のこれ。

ちなみにジェイソン・ボーヒーズがホッケーマスクをかぶりだしたのはシリーズ三作目からで、衣装合わせの時点で、たまたま近くにあったホッケーマスクをかぶらせてみた所、とてもしっくりきたのでそのまま採用。

それ以降ジェイソンといえばホッケーマスク、というイメージが定着していく。

ネタバレになるので詳細は避けますが、『13金』の一作目ではジェイソンは顔を隠すようなことはしておらず、マスクをかぶるのは二作目から。

で、『13金』のパート2では、画像のような、映画『エレファントマン』の主人公が被っていたズタ袋を被っている。

ちなみに『キン肉マン』のウォーズマンも、幼少の頃の回想で同じようなズタ袋を被っているが、ジェイソンもウォーズマンも映画『エレファントマン』が大ヒットしたために、それに乗っかっただけだろうと思われる。

『キン肉マン』のウォーズマン。

『エレファントマン』のエレファントマン。

で、『13金』がパート3が作られることになった時、「また『エレファントマン』に乗っかるのもどうなの」みたいな会議が行われ(想像ですよ)、「それでもジェイソンの顔は隠さないといけないから何かしらマスクが必要だ」となっていた所、前述のホッケーマスクが選ばれた、ということになるのですね。


2巻

25ページ

『ミッション:インポッシブル』

1996年(第一作)のアメリカ映画。

サブタイトルになっている。

ちなみに同作品の原作はテレビドラマ『スパイ大作戦』であり、氷川へきる先生の同人サークル名『スパイシー大作戦』の元ネタにもなっている。



44ページ 1コマ目

『猿の惑星』

1968年(第一作)のアメリカ映画。

高瀬和也の台詞と背景より。

激しくネタバレなんだけど、もう超がつくほど有名な映画だからいいよね。


44ページ 6-9コマ目

『マトリックス』

1999年(第一作)のアメリカ映画。

芹沢の銃弾の避け方が、キアヌ・リーブスの避け方と同じ。


86ページ 3コマ目

『キング・オブ・デストロイヤー』

1984年のアメリカ映画。

アーノルド・シュワルツネッガーの初主演作品『コナン・ザ・グレート』の第二作目に登場する、女戦士ズーラが、1年B組に在籍している。


92ページ 3コマ目

『マタンゴ』

1963年の日本映画。

姫子に寄生したキノコ型宇宙人。

ちなみにM25星雲ではウルトラ兄弟の長兄ゾフィーが指揮を執っているはずである。


3巻

36ページ 2コマ目

『ゴーストバスターズ』

1984年(第一作)のアメリカ映画。

ダン・エイクロイドはゴーストバスターズのメンバー。

しかしベッキーが何故、彼だけを名指ししたのかは謎。

2016年に公開されたリブート版では、何故かゴーストの分類に詳しいタクシー運転手役としてカメオ出演している。


60ページ 1コマ目

『沈黙シリーズ』

ステーブン・セガール アメリカの俳優。

合気道の達人で容赦の無い人。日本語ペラペラ(関西弁)。

セガールの主演作は2017年の今でも『沈黙シリーズ』として勝手に邦題がつけられているが、シリーズの繋がりとしてあるのは『沈黙の戦艦』と『暴走特急』のみである。『暴走特急』に至っては『沈黙の戦艦』の正式な続編であるにも関わらず、『沈黙~』とは付けられていない。

更にいえばセガールが日本デビューと相成ったこの『沈黙の戦艦』も、元ネタは当時のヒット漫画『沈黙の艦隊』からの乗っかりである。

しかしながら『沈黙の戦艦』がヒットしたため、次回公開されたセガールの主演作『沈黙の要塞』はまるで繋がりはないのに関わらず「沈黙シリーズ第二弾」と謳われた。


129ページ 3コマ目

『ゴーストバスターズ』

1984年(第一作)のアメリカ映画。

教授はこう言ってるけど勿論大丈夫なわけがない。

ビル・マーレイ演じるピーター・ベンクマン博士が、可愛い女子大生には贔屓して、冴えない男子学生には電気ショックを流すというひどい不正をしているシーンがオープニングで語られる。


4巻

映画ネタが見つかりませんでした!

情報求む!


5巻

45ページ 2コマ目

『キャリー』

1976年のアメリカ映画。

1年D組の担任、じじい先生が突然出したクイズ。

ちなみに答えはすぐ後のコマに出ています。

2015年にリメイクされたけれど、やっぱりシシー・スペイセクのほうが怖かった。

クロエちゃんじゃ可愛すぎる。


46ページ

『ランボー』

1982年(第一作)のアメリカ映画。

じじい先生のクイズに答えるベホイミ。

ちなみにこれだけだと詩人の方かも? と思うかもしれないが、答えているのがベホイミだし、サブタイトルがチャック・ノリスだし、その後のコマで「チャールズ・ブロンソン」とも言っているので恐らくベトナム戦争帰還兵の方で間違いないと思う。


66ページ 6コマ目

『アントニオ・バンデラス』

アメリカの俳優・映画監督。

円が麻里亜にとんでもない嘘をついている。

それにしても麻里亜は映画研究部なのにバンデラスを知らないとは!


94ページ 7コマ目

『13日の金曜日』1980年(第一作)のアメリカ映画。

ジェイソンは水の中から出てくるものなのである。

何故そうなのかは、1作目を観てもらえれば理解るのだが、シリーズを通して観ると、7作目から素晴らしい登場を観せてもらえることとなる。


6巻

映画ネタが見つかりませんでした!

情報求む!


7巻


81ページ 2コマ目

『2001年宇宙の旅』

1968年のアメリカ映画。

宇宙船のコンピューターといえばHALに決まっているのだ。


104ページ

『ドリームキャッチャー』

2003年のアメリカ映画。

誰がなんと言おうと最高の映画。

アーイダディッツ!


8巻(リンクはこちら)

73ページ 6コマ目

『スターシップ・トゥルーパーズ』

1997年(第一作)のアメリカ映画。

若き兵士たちが地球のために兵隊に志願するけど、ボコボコ宇宙虫に惨殺されることで有名な映画。

SF映画の皮を被った殺戮破壊戦争映画で超面白いのでお薦めです。


113ページ 5コマ目

『ドラえもん のび太の海底鬼岩城』

1983年の日本映画。

この姫子の夢エピソードでは他にもドラえもんの大胆なパロディが使用されている。


114ページ 4コマ目

『ドラえもん のび太の魔界大冒険』

1984年の日本映画。

同上。


9巻


51ページ 4コマ目

『特攻野郎Aチーム』

1983年開始のアメリカドラマ。

都が休学していた間に姫子が取ってくれていたノートに何故かAチームのメンバーの挨拶が書かれている。

リメイク映画も2010年に公開されたが、9巻の時点ではまだ2006年なので、テレビドラマ版が元ネタ。

氷川へきる先生は特攻野郎Aチームが大好きらしく(特にコング)、今後の巻でも度々登場する。

それはもう、ヒューマンガス様の次くらいに登場する。


71ページ 14コマ目

『犬神家の一族』

1976年の日本映画。

ベッキーを誘拐した北関東ツッパリ連合のメンバー。

ちなみに『犬神家の一族』については一条さんが

『ぱにぽに 桃月学園絶対合格マニュアル』

の中でサラッとすごいネタバレをしている。

ネタバレなので掲載しません。


72ページ 4コマ目

『刑事物語』

1982年(第一作)の日本映画。

金八先生といえば武田鉄矢だが、武田鉄矢といえば刑事物語なのだ。

なんでも知っているベッキーはやっぱり天才だなあ。


++++++++++++++++


以上!

中編に続きます!

10巻以降は更に映画ネタが量と密度共に増えていきますので、一度ではとても紹介し切れません!

今後、更なるスキャンと共に『ぱにぽに』に仕掛けられた映画ネタを紹介していこうと思います!

あ、ちなみに、『フルメタルジャケット』ネタですが、あれだけではフルメタルジャケットではない別の映画の可能性もあるような気がしたので、今回は割愛させていただきました!同じ台詞あったっけ?

それでは!


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?