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猫が回復してきた話

クリスマスの夜に痙攣を起こして瞳孔を開き涎と大量の汗を垂らしながら全身をのたうち回らせていた猫ですが、その後、このままではいかん、と思ったのか知りませんが、徐々にチャオちゅーるからモンプチのスープ、銀のスプーンのジュレのやつ、と段階を経て、昨日はとうとう、銀のスプーンの普通のやつを一心不乱に食べ始め、なんと今朝は、今まで通りのカリカリのやつをもりもり食べていました。

どういうことなの?

一度完全に死にかけたよね?

歯周炎を起こしてから三週間ほど見向きもしなかったカリカリを食べたのは、本当に驚きだ。
もう二度とカリカリを食べることはないと思っていた。

決して回復したり治ることのない腎臓だけれど、こうやって身体が生きようとしていて、それに順応して食欲が戻るとか、大きな視点で見たら死にかけてた猫がまだ飯食ってる、てだけの話なんだけど、小さな視点、本当にちっちと同じくらいの視点に合わせてみると、そのことがものすごく大変で苦しくてそれでも生きようとする力の強さに驚かされる。

腎臓の機能が低下してるから、体内の毒素を分解出来ないから、体調は最悪で、それに伴い免疫力も低下し、食欲はなくなるし歯茎や舌は炎症を起こし、涎と口臭は酷くなるばかりで、やがて毒は脳に回り、痙攣して目も見えなくなり衰弱して死ぬ、というラインしか見えてなかったので、ここに来ての突然のルート変更に驚きと戸惑いを隠せない。
急にハンドル切るなよ! 首ガクンてなるわ! て感じ。

まあそれでも今後どんどん良くなっていって完全に回復し、以前よりも元気になって困る〜! なんて物語は今後絶対にないので、ルート変更したというよりは、高速降りて下道に入った、くらいのものであろう。

今年の正月は、ちっちの下道ドライブにつきあってゆっくりと過ごそうと思います。

#猫

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