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おみくじの話

年が明けて一月一日、近所の神社へ妻と初詣に行った。

猫のことを中心に願をかけて、おみくじを引こうという話になり、二人で並ぶ。

巫女さんが二人いて、二人同時におみくじが引けたので、俺と妻はそれぞれ御神籤箱を逆さに振ると、何と同じ番号が出た。

巫女さんに持ってきてもらったくじも、同じ中吉で、当たり前だが書いてあることも全く同じであった。

これがどのくらい珍しいことかはわからないけれど、少なくとも自分には生まれて初めてのことだったので、珍しいなあ、とか思っていた。

一月三日に妻と井の頭公園に散歩に行き、井の頭弁財天でお参りをして猫のことを願い、またもおみくじを引いた。

二人とも吉だった。

御神籤箱を振るタイプのおみくじではなかったので番号が同じとかではなかったのだが、またも同じとは。

四年前に深大寺でおみくじを引いた時、俺が大吉で妻が凶だったことがあり、妻は、なんかやだから、ともう一度引き直したらまた凶で、うんざりしながらもう一度引いたら更に凶が出たことがあったけど、その時とどちらが珍しいだろう。

あの時は三回連続凶が出ることの凄さを、「スリーカード」とか「スロットマシンだったら下から大量の髑髏が出てくる」とか茶化してたらすごく不機嫌になられたので、三回連続凶が出るよりも、二回連続同じの方が良いはずだ。

その後、井の頭自然文化園に行くと、動物おみくじというのが配布されてたので、子供達に混じって大人が二人我が物顔で並ぶ。

さすがにこれまで同じだったらすごいな、と思ってたら、俺が末吉で、妻が特大吉だった。

特大吉って何。

#雑記

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