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Topics グリドル銀葉 1/26オープン

女将との出会いは2019年4月に遡る。
 現職を退任し、フリーになって肩の荷を下ろした私を、石手の料理旅館「栴檀(せんだん)」へお世話になった取引先のご夫婦からご招待していただいたことがきっかけだった。20年近く「大洲の情報発信」という型にはまった撮影を続けていた私にお声を掛けていただき、店舗の撮影をさせていただいたことでお付き合いが始まった。

仕上げ

 写真は自らの思いを表現するために、カメラという道具を使って撮影し、現代では撮影データをパソコンにインストールされたアプリケーションで仕上げて表現する。昨今、機能性が格段に向上したスマホでも簡単に撮影できることから写真というものに対する一般的な考え方が変わってきているとは思うが。しかし、それはあの小さな画面で見るからこその話であろう。プロの写真家としての存在価値も問われかねない時代ではあるが、それだけに写真家としての技量は問われる時代でもある。私が大切にしているのは「お客様が私の写真に何を望んでおられるか」であり、そのために「目の前の場面をどう撮るか」を自分にインプットしてから仕事をするということだ。それは今回の塩崎シェフも同じだなと感じた。

目の前で仕上がっていくことに感動する「鉄板料理」

 女将の思いを理解すること。今回、その思いが成就して「グリドル銀葉」という姉妹店の開業を実現されたその思いだ。厳しい、それは厳しかったという先代女将の元での修行の日々から吸収されたことが、今回の新店舗に息づいていると観た。1月24日にはご招待していただき、塩崎シェフのお話を聴きながら、時には質問もしたりしてメニューの仕上がり具合を目の前で見せていただきながら撮影をする。そしていただく。これは美味しい。純粋な和食ではないが洋食でもない、「和食+」という新しい世界が銀葉メニューだと感じた。

これはなかなかの美味しさだった。

塩崎が思いを込める。
彼との語りは味を仕上げる。
そして口の中で銀葉を感じるのだ。

街づくり写真家 河野達郎
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記念日はグリドル銀葉で。
コースは「風」、「鳥」、「花」の三コース
ご来店時間は18:00~20:00の完全予約制で2~6人まで。
ご予約はお電話でお問い合わせされることをおすすめする。
グリドル銀葉 Tel.050-5485-7893 / 089-977-2055
〒790-0905 愛媛県松山市樽味2-8-5
ぐるなび https://r.gnavi.co.jp/e25accz30000/

料理旅館栴檀


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