AfterEffects用有料プラグイン『Deep Glow』 をご紹介
『Deep Glow』というプラグインはご存知でしょうか?
『Deep Glow』はその名の通りGlow(輝き)を高いレベルで制御してくれるAfterEffects用の有料プラグインです。
実際ボクもお仕事の際利用しており、かなり重宝しています。
例えばこの部分をもう少し光らせたいなぁという時、標準のグローですと色味が微妙だったり光がぼやけたり、標準のグロー1つでは足りず3つ4つと重ねがけすることも多々ありました。
エフェクトを重ねがけするため、当然処理が重くなりレンダリングにも時間がかかってしまいます。
そこで、プロの方々にもとても人気のプラグイン『Deep Glow』を思い切って導入することにしました。(ちなみにボクが初めて購入した有料プラグインです)
結論を申しますと、導入して大正解でした。
グロー(輝き)に関してはDeep Glowで全てまかなえるくらい優秀だとボクは思います。
Deep Glowをレイヤーへポンと適用すると、発色の良い自然な光が作られ、また調整する項目も分かりやすく処理も軽いので、仕事がはかどり何かを光らせるということが楽しくなりました。
今回はボクがオススメするAfterEffects用プラグイン『Deep Glow』をご紹介します。
標準のグローとの違い
Flash back japanのサイトから引用させてもらいました
標準のグローとDeep Glowの比較動画を作りましたのでよろしければご覧ください。
使い方
使い方に関しましては、標準のグローと比べても調整する項目が簡略化されており、比較的簡単に質の良い輝きが得られると思います。
実際作業で使用する際には調整する項目は限られ、主に半径と露光量くらいしか触らないかと思います。
調整項目
Radius(半径)
光源から出ている光の半径の大きさを調整
Exposure(露光量)
グローの強さを調整する
Input
・Threshold(しきい値)
光らせる範囲を調整する(値を小さくすると光る範囲は広がり、大きくすると明るい部分のみがより明るくなります)
・Threshold Smooth
しきい値を指定する際の切り替えポイントのスムーズさを調整する
・Mask
Style
・Blend Mode
スクリーン/加算 を選択する
※通常はスクリーンになっています
・Gamma Correction(ガンマ補正)
通常はAuto Detect Gamma(ガンマを自動検出)にチェックが入っている状態です
・Aspect Ratio(アスペクト比)
光線を追加する(1より大きいとX軸、1より小さいとY軸に伸びる光線となる)
Enable Angleにチェックを入れると角度の調節もできる
・Chromatic Aberration(色収差)
Enableにチェックを入れることにより、色収差(色のずれ)の演出を追加できる
・Tint(色合い)
Enableにチェックを入れ適用する
元のレイヤーに対し指定した色をどれだけ混ぜ合わせるかをMixにて調整する
Quality
・Downsample
低解像度で処理をする
・Steps Multiplier(ステップ乗数)
下げると波紋が広がるような演出効果となる
・Auto Iterations(自動反復)
チェックを外すとGlow Iterationsの調整(6〜10の間で若干の見た目の調整)ができるようになる
・Dither(ディザ効果)
見かけ上のビット深度を増やし信号の劣化を抑える効果
通常はオンになっています
View
通常はFinal Renderとなっており、あえて触ることはないかと思います
Source Opacity
元の画像の不透明度の調整
Unmult
映像の中の黒い部分を透明にする
通常ですとRequired for Alpha(直訳するとアルファには必須)にチェックが入っています
価格・サポート体制など
価格に関しましては、令和5年10月の時点ですと¥8,360-(税込)となっています。
ボクはFlash back japanという大手サイトから購入しましたが、サイトによって値段に若干の差があります。
もう少しお安く購入できるサイトもあったのですが、ボクはあえてFlash back japanからクレジットカードを使い購入しました。
理由は大手ということで安心感もありますし、何かあった際のサポート体制も整っていると感じたからです。
実際、ダウンロードがうまくいかずサポートデスクへメールで問い合わせた際も、その日のうちに適切な回答が得られすぐに問題が解決しました。
そのような意味でも、導入に関し少しでも不安がある場合はFlash back japanなどの大手から購入することをオススメします。
今回はボクが手放しでオススメするAfterEffects用のプラグイン『Deep Glow』についてご紹介しました。
この記事の内容が何かのお役に立てますと幸いです。
それでは失礼いたします。
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