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【2021御薗橋】全てはココから始まった

私が初めて家で作成した模型。京都の上賀茂神社の前にかかる御薗橋を点検しているジオラマです。2021年4月21日、ヨドバシカメラをぶらぶらして、偶然橋梁点検車のトミカを見つけたことがきっかけでした。

こんなん売れるわけないだろ〜と一人突っ込みながら衝動買い。子供のおもちゃにこういうのが売られるのは業界の人間として非常に嬉しく、スケールを合わせて点検する橋の模型を作りたくなりました。
この日を境に私は週末橋モデラ―になりました。
笑われるかもしれませんが、自分の中で神様が降りてきた日でした。

トミカのバリエーションは定期的に流行を反映して変わるみたいで、2021年時点では新製品。2024年に再訪したときはまだ売ってました。今は軌陸車というもっとマニアックな車両も販売中。製造元のタカラトミーさんは、子供のものづくり離れに真剣に取り組んでくれてるのかも。

コロナ禍で旅行も帰省もままならない、暇な連休に模型作成。
問題は2つ
1)1/75(多分)という中途半端なスケール
2)仕事じゃないので、家庭にあるもので、公開されてる情報から作らないと

ということで、自分が昔デザインに関わった京都の御薗橋の半断面でやってみようと決断。これなら写真からなんとか再現出来そう。こんな感じで。こういう落書き、たまにやるぶんにはなかなか楽しい。

10年以上前だけどデザインに関わった橋なので、図面が無くてもストリートビューの写真があればザックリのスケッチは書けました。


連休明けの5月8日模型完成引きこもり連休の成果。
引きこもり連休の成果。

私がその昔関わらせていただいた、京都の御薗橋定期点検の図。
縮尺はトミカに合わせて1/75。各所の寸法は写真に定規を当てて想定しました。おかげさまでJwcad 覚えた。年賀状印刷にしか使ってなかったインクジェットプリンターがいい仕事をしてくれました。

残念なのはトミカの限界でゴンドラがこれ以上下にいかず、桁裏点検が再現出来ないこと。さすがにトミカの改造は専門外なので諦めました。

こんなん自己満足の世界なので自分の中では十分満足してますがいかがでしょうか。

これが、のちの西海橋、若戸大橋に繋がっていきます。

全景。実際はもう一回り大きな点検車を使うことになると覆います。
工事看板や点検員は、フリー素材のCADデータを使わせてもらいました。
実際の御薗橋。工事中で半断面しかできていないときの写真です。
今は反対車線側も完成し、川の中の土嚢も無くなっています。
全景。川の流れは賀茂川の航空写真の拡大コピーなので、ある程度性格です。
下から。
トミカの限界でゴンドラがこれ以上下がらず、桁の側面までしか点検出来ていません(笑)。
実際は桁裏を覗けるところまでゴンドラが下がります。

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