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毎日同じことやってて飽きないの?

これは、とあるヨガの先生から投げかけられた言葉です

私は週7で1ヶ月間ずっと同じプログラムでレッスンを行っています。

通常ヨガ・ピラティス業界ではクラスによって毎回レッスン内容を変えるのがスタンダード。
おそらく様々バリエーションを付けたいというのが、スタジオ側インストラクター側からの思いなのでしょう。

なので全く同じ内容のレッスンが2本続けて、なんてことは他のスタジオではありえませんが、私のスタジオでは普通の出来ことです。

そもそも週7が…というのは置いておいて、同一プログラムを毎日行うのは業界では少し特殊なことかもしれません。

同業の先生からはよく驚かれます。
それでスタジオ成り立つの?と。

なぜ私が同じプログラムで行っているかというと、自分自身が生徒としてレッスンを受けに行った際に感じたことがきっかけです。

参加してみてこのエクササイズできなかった、よく分からなかった、もう一回やりたい!次こそはきっと!と思うことが度々ありました。

ところが次の週受けに行ったら、前回とは全然違う内容で、また出来なかった、分からなかったの繰り返し。

なんだか腑に落ちないまま1時間が終わってしまい、段々つまらなく感じて結局通わなくなってしまいました。

インストラクター側からしたら毎日でも、参加される方にとっては月に数回です。

だから自分のレッスンでは何回も納得いくまでできるよう、1ヶ月間繰り返しのプログラムにしました。

タイトルにある、毎日同じことやってて飽きないの?
これはインストラクター目線での問いだったんですが、人によっては同じプログラムだとインストラクター側が飽きてしまうからレッスン内容を変えたり、様々な他のジャンルの資格を取り選択肢を増やす人も多いです。

私はレッスンは万物流転という風に捉えているのですが、

一見同じ内容をやっているように見えても、毎回レッスンに参加している人も違えば人数も違い、身長体重骨格も様々で、進み具合も皆さんバラバラ。
さらにはその方たちそれぞれの、その日の体調や活動量、食事も違います。

だから教え方も伝え方も毎レッスン違って当然、同じレッスンなんて一回たりともない、というのが私の考えです。

だから飽きるわけなんてない。
毎回違って毎回新たな発見があります。

私自身も毎日1ヶ月間も同じプログラムを教えている訳ですから伝え方がとても上手になってきます。
月末まで来ると、世界で1番私がこのプログラム教えるの上手いぜ!!って胸を張って言えそうなくらいに。
これも受ける側からしてもメリットは大きいと思います。

そしてまた新しい月になれば新しいプログラムに変えるので、みんなまた1からやり直し。

新たな課題に取り組み、試行錯誤しながらお互いに成長していく姿を見られるのはとても幸せなことです。

おかげさまでインストラクターを始めて今年で10年目ですが一度も飽きずにずっと夢中でいられています。

初台ピラティススタジオ STUDIO es 代表です。 週7でレッスンするピラティスオタク。 スタジオは6年目、インストラクター歴は10年。 美味しいお肉と筋肉をこよなく愛してます♡