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YouTubeライブの配信でやること ①ネット環境について

こんにちは。配信エンジニアのウメムラです。
最近飲酒の量を減らしました。じょじょに体調は良くなってきてこのまま低糖質もやってみようかと考えています。あまり長く続かないと思うので宣言はしません。ダイエットは緩くやるものだと思っております。


YouTube Liveを配信するにあたって①

基本設定を確認します

まず確認しないといけないのはYouTubeのビットレートです。Atem miniからは最大1920/1080・60pの映像が排出されます。ダイレクトにYouTubeへ行く場合のビットレートは高レートで10mb出ています。これは何かというとここに関係します。

出展:Google 

1080p・60fpsだと最大10Mbpsなのでここに合わせているのでしょう。
のでビットレートは各自で確認お願いします。ちなみにこのビットレートwを上限値を上げても配信は出来ます。ただ遅延の対象になるのであまりお勧めはしません。画質もいうほど上がりませんし・・・
逆にこれより低いと、「これより低いですが問題ありません。」とアラートが出ます。おそらく最低値4mbpsでそれより低いとYouTubeでも心配してくれるのでしょう。ここのレートの決定については次の項目で

ビットレートはネットワークで決める

このために毎日配信前の準備ではネットワークの診断をします。
しかも弊社はAtemからのダイレクト配信は1stのみで2stはやっていません。すべてエンコーダーを用いた配信になっています。

2stはエンコーダーは常時2台(ハイスペックwindows/MacBookPro)

なぜエンコーダーでの配信なのか?

エンコーダーだと配信の状況が見やすいというのがあります。ネットワーク状況だったり配信中でも確認することが多いので・・・私にとって安心する配信と言えばエンコーダーでの配信になってしまいます。

ネット環境とビットレート

古のネット配信黎明期から、なかなか知られていない話・・・現代でもこの話は重要なのでここに記しておきます。
ネット環境は最低でもビットレートの4倍あると安心です。
これは何かというと昔はエンコーダーのビットレートが安定しなくてネット環境が配信の安全を左右していました。
でも最近はエンコーダーPCも機能が良くなり、エンコーディングソフトも素晴らしい発展を遂げ、ネット環境も高速の時代。こんなこと気にしない人が増えたなと思います。でもいざやってみるとスピード50mbpsしか出なくて1080/60pで配信するのはちょっと怖いですよね。
でも先ほどの表を見ると1080/60pは最大10mbpsなので・・・10の4倍は40なので50mbのネット回線は配信可能です。普段のネットは900以上出るのもあるのですが、900mbの中で10mbしか使いませんとなると大量放水できる土管にホースの水がちょろちょろ流れるレベルですね。
4Kのハイビットーレートでも40mbpsなので200mbpsあれば配信は安全に出来ます。ただエンコード用のPCが・・・ハイレベルじゃないと・・・

次回はエンコーダーの設定について
その次はこの話をするには最大の話、バックアップについて
を書いていこうと思います。


StudioKでは常に安心安全の帯域のネット回線2本の環境で皆様の利用を待っております。