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仏教②お釈迦様

「ものごとは心にもとづき、心を主とし、心によって作り出される。もしも汚れた心で話したり、行ったりするならば、苦しみはその人に付き従う。」byブッダ


仏教とは、お釈迦様の教えのことです。「生きる苦しみから自分を解放するための教え」をお釈迦様とお弟子さんたちで「お経」という形で残されました。当時は口伝でしたが、その後書物に書き下ろされました。その量なんと7千巻以上と言われています。でも、お釈迦様って一体誰なんでしょう。

今から約2600年前、インド北部、ヒマラヤ山脈のふもと、今でいうネパールのルンビニーという所の小国を治めていたサーキャ(釈迦)族の王子としてお釈迦様は生まれました。名前は”ゴーダマ・シッダールタ”と言います。

母である摩耶夫人(マーヤ様)は、白い像が自分の体に入ってくる夢を見て懐妊しました。4月8日に右の脇の下からお釈迦様が生まれました。マーヤ様は、お釈迦様を産んで7日目に亡くなってしまいます。

お城では何不自由なく暮らし、16歳で結婚、子供も生まれます。でもたまたまお城の外で年老いた老人や重い病気を患う人、亡くなった人とその家族など、苦しんでいる人たちと出会い、心を悩ませます。そして29歳で城を出て修行者となりました。

最初は、苦しみを生み出すのは”煩悩”であり、煩悩を宿す肉体や精神を痛めつけることで煩悩を滅することができると考えました。煩悩とは、生きる時に感じる苦しみの原因になるものです。欲求や本能など、悟りを妨げる心を指します。

しかし、苦行を6年間続けてガリガリに痩せても結局心の平安を得ることはできませんでした。そこで苦行をやめ、川で体を洗い清めました。すると”スジャータ”という村娘がヤギの乳の乳かゆを食べさせてくれて、体力を回復することができました。それまで一緒に苦行を続けていた5人の仲間は「あいつはダメだ、堕落した。」と、離れていってしまいました。

その後お釈迦様は、ガヤという村にあった菩提樹の木の下で坐禅の修行に入ります。そこで真理を悟ったと言われています。35歳の12月8日の明け方のことでした。”ブッダ”は”悟った人”という意味で、その場所は今はブッダガヤと呼ばれています。ブッダガヤの中心地のマハーボーディー寺院(大菩提寺)には、その菩提樹の挿し木をした4代目が残っているそうです。

お釈迦様はその悟りを誰かに伝えようとは思っていなかったのですが、”梵天”という神様が降りてこられ、この世で苦しんでいる人たちのためにぜひ悟ったことを伝えて欲しいとお願いしました。

最初に誰に伝えようかと考えて、以前一緒に苦行をしていた5人の仲間に説くことに決めました。お釈迦様は、ブッダガヤからサールナートというところまで約250km歩き、そこで最初の教えを説きました。

こうしてお釈迦様、そしてブッダの誕生となったのです。どんなことを教えたのか、そして私たちの生活とどう繋がっているのかはまた次回以降のお話とします。


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