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フランスに住もう

私のように音楽、絵画など、芸術に携わる、または芸術家を目指す人にとって憧れの国の一つに「フランス」があります。日本に暮らしているにも関わらずフランスの音楽やフランスで活躍した画家などの作品が大好き!ドビュッシー、ラヴェル、モネ、マティス。

そうだ、フランスに行こう!

突然思い立ったはいいけれど、フランスといえば”エッフェル塔”? ”ルーブル美術館”? ”フランス料理”? ”マリー・アントワネット”? あ、最近では過激なデモが話題になったりしていたけど、考えてみたらフランスのことは何一つ知らない…。日本とは違うということしか知らない!

どれどれ、基本情報を調べてみましょう。


国名:フランス共和国 République Française
国旗:青、白、赤の三色旗(トリコロール)
国歌:ラ・マルセイエーズ La Marseillaise
面積:約55万平方キロメートル(本土)
人口:約6,742万人(海外領含む)
首都:パリ
言語:フランス語
宗教:カトリック(約65%)、イスラム教、プロテスタント、ユダヤ教
通貨:ユーロ

出典:地球の歩き方

フランスという国名の由来は、「5世紀末にフランク王国を建てたフランク族の名に由来する。フランク族はゲルマン人の一部族で、フランカという投槍を得意としたため、フランク族=投槍族と呼ばれた」とあります。

「フランク族」から来ている名前なんですね?ゲルマン人の一派なんだー。ん?ゲルマン人ってドイツ人のイメージがあります。4世紀に書かれた書物によると、「ローマ人はライン川中流域に居住するゲルマン人を一括してフランク人と呼んでいた」とありますね。ライン川…やはりドイツ周辺です。

徐々に拡大したフランク王国が統一した領域を見ると、ヨーロッパ全体をカバーしています。その後争いと分割を繰り返して最終的に現代のドイツ、フランス、イタリアの国境の原型が作られました。地続きのヨーロッパ、統一と分割を常に繰り返してきたのでしょうね。

ところで、「フランカ(投槍)」が気になります。フランク人は投槍を得意としていたんでしょうね。それが名前の由来とは面白いです。話はそれますが、「ピアノの森」という漫画の中で、主人公の男の子がショパンコンクールに出場するためにポーランドに出向き、そこでポーランドという名前の由来は「平原の国」という意味なのだと教えられ、納得して演奏に臨むシーンが印象的でした。そういえば、シンガポールは「ライオン」が由来になっていると聞いたことがあります。我が日本は?「日出ずる国」ですよね。「日が出てくる本(もと)にある国」と教わりました。

ちょっと面白くなってしまって、帰って来られなくなりそうでしたが話を戻します。失礼しました。ところで、どんな槍だったのでしょうね。この時代だと狩るための槍というよりも戦争のための武器なのでしょうか。敵に回したくない感じですね。オリンピック競技に「やり投げ」というものがありますが、上位はやはりヨーロッパ勢です。あれ?東京2020の金メダルはなんとインドの方!アジアも負けてないんですね。

「やり投げ」ではなく「ハンマー投げ」でしたら、我が日本が誇る「室伏広治」選手。2004年アテネオリンピックの金メダリストで、投擲(とうてき)種目で金メダルを獲得したのはアジア人史上初の快挙でしたね。お父様の室伏重信さんも日本、アジアを制したハンマー投げの選手、そして広治さんの妹の由佳さんもハンマー投げおよび円盤投げの日本記録保持者です。

なぜこの話をしたかというと、広治さんのお母様(重信さんとは離婚されています)がハンガリー系のルーマニア人のセラフィナ・モーリツさん、オリンピックやり投げルーマニア代表だったのです!何かを投げることに関しては誰もかなわない一族ですね。フランク人の血を引いているのかもしれません。私も砲丸投げというものをやったことがありますがへなちょこもいいところで、オリンピックで見るそれとは同じものと思えない代物でした。

あ、しまった!フランカだ。フランスに住もうだなんて、赤子が巨人に向かっていくようなものではありませんか。これから筋トレに励みつつ、フランスのことを学んでいきたいと思います。次回もお楽しみに!


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