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漫画『荒野のお茶飲み』イメージ 2003

✏️玉川重機(旧ブログより転載 2008年7〜8月の記事です)

盃音さん、今夜もお茶飲み

『荒野のお茶飲み』の盃音さんの一枚絵のイメージイラストです。

手前に転がっている丸いまりのようなモノ達は固められた茶葉達。
中国茶には緑茶だけでなく、青茶・黄茶・黒茶・白茶・紅茶など沢山の種類と形があります。
それだけで中国の多種多様な民族、文化を感じます。

中国茶はカメリア・シネンシスという葉から作られます。
その葉が人の手で茶葉になり
湯にほぐされ
お茶になる。
お茶になって繊細なのに力強い香りを解き放つ時、茶葉一枚の葉の中には、世界の全てがつめこまれているなぁとつくづく思います。


風とお茶

『荒野のお茶飲み』のイメージイラストです。

 茶館で淹れてくれる人の茶芸を見ながら飲むのも楽しいけれど、外でお茶をゆっくりたてて飲むのもいいものだと思うのですよ。


星月茶館でお茶を

五味、盃音、ナオ、三人そろい踏みのイメージイラストです。

盃音が経営している「星月茶館」は屋上でもお茶が飲めるようになっていて空の下でお茶をたてる事ができる設定にしてました。


盃音 晴

「盃音」と書いて「はいね」と読みます。

 彼女は業界初の中国茶漫画『荒野のお茶飲み』のヒロインでした。
 連載ネーム3本とイメージイラスト数枚、設定資料を描いたけれど 編集長のOKがでなかった。 
自分の力足りず、ハイネさんを皆に会わせる所まで行けなかった。

 連載はダメだったけど 中国茶の事、自分でも驚くほど詳しくなってしまいました。

盃音さんは深夜だけ開いている中国茶専門店「星月茶館」の店主です。
無口な妹と店を切り盛りしています。

 下北沢に住んでた時、深夜まで酒飲んだ後、一息つける美味しいお茶が飲める店があったらなぁと思ったのが、この漫画の出発点でした。


盃音 直夢

『荒野のお茶飲み』のヒロイン盃音晴の妹の直夢。
ナオと呼ばれています。
 内気で外に出れない子なのですが、 粗暴のかたまり五味によって 世の中にひっぱりだされる事になります。
誰かと絡むことでその人の本当の魅力が引き出されるのは 人生も漫画も一緒のような気がします。


五味 歳時

『荒野のお茶飲み』主人公の五味歳時。
フリーのイラストレーターで乱暴者。すぐに手が出る、蹴りが飛ぶ。
 今回、改めてネーム読み返したのですが、自分の漫画史上最高に腹の立つ男ということがわかりました。
よく、こいつを主人公にしようとしたなぁ。
でもねぇ。なんか憎めない。

五味の外見はクリントイーストウッドの若かりし頃をモデルにしました。 ちょっとしくじって、驚き顔が柳沢慎吾になってたりする。 
うむ。


©️玉川重機/スタジオたとる 2003

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