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【岡山 塾 高校生】理系科目に不向き 自学自習の限界

岡山で理系に強い予備校・岡山進学研究塾です。今回は科目特性のお話です。
・他者を頼らず自分で勉強してもどうにかなる科目
・そうでない科目
両者の特性比較と、そこから導き出される結論に関する記事になります。

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自学自習の限界とは?

一言で言えば、「他人を頼らずに自分で勉強すること」です。自ら学び、自ら習う。読んで字のごとく自らで行動するという意味が強い言葉です。確かに学校の予習にしても、受験勉強にしても、自分で勉強することは重要です。しかし、世の中には「無手勝流」と言って、受験の世界では、時として自学自習に偏ったが故、間違ったことをそのまま鵜呑みにしたり、授業(教わること)を重要視していればもっとレベルが上がったのに…というケースも多数存在します。以下では具体例を紹介しながら説明しようと思います。

文系科目なら自学自習でなんとかなる?

最初に言っておきます。本当はこれも間違いです。しかし、科目ごとに見れば
・現代文:文構造を読み解き理論的に解く
・古文:単語と文法の知識から現代語訳を取る。あとは現代文の小説形式の解法と要領は同じ
・漢文:書き下し文を書けば古文と同じ。古来中国特有の思想や風習はある程度知っておいた方が良い(文系の方はもっと掘り下げても良いかと)

・英語(Reading Writing):単語と文法の知識で和訳を取る。訳した後は現代文の技術を用いて解析する。
・社会(歴史が主):センターレベルならほぼ暗記のみ。2次で論述に入ると、時系列から人物や事象の関連を理解して必要な部分を抽出して記述する。

文系科目の特性をおおまかですが記載するとこうなります。ここで、です。
英語と古文(漢文)は単語と文法用法を憶えてしまえば、ある程度のレベルまでは入試でも勝負できます。高いレベルを求めるならば、それ以上、つまり国語的な解析能力と記述能力が上乗せされるだけです。これが意味するものは、即ち

「暗記に集中しても偏差値50レベルの大学ならば合格できる」

多少、極端かも知れませんが、これが受験の真実です。なぜなら、このレベル帯の大学は暗記を確実に仕上げておけば、それ以上のものをそこまで求める問題を出題しないからです。しかし、国立受験はどうでしょう?共通テストがある時点で文系の方でも数学は必須です。ちなみに、東大・京大・一橋は2次4教科(英数国社)なので、文系でもそこらの理系よりも高い数学能力を必要とします。果てして自学自習で数学がこのレベルに到達するでしょうか…?

かなり厳しいと思います。やはり、理系出身者、できればプロ講師による指導は必須であると考えます。

理系にはさらにハードルが上がる自学自習

では、理系はどうでしょう?共通テストに関しては5教科なので文理条件は同じかと思われるかも知れません。しかし、実際は英語・数学・国語・理科(物理・化学・(生物))・社会です。特に物理なんて暗記など微塵も役に立ちません。原理・原則を理解して解く科目ですから。こうなると、国立理系では余程地頭の良い方以外、自学自習では根本的に不可能、ということは明白であるとご理解いただけるかと思います。難易度の低い問題であれば演習量さえ積めばなんとなくは解けます。しかし、それ以上レベルを上げた時に理系は必ず壁に当ります。これが自学自習の限界というものです。
それなりの指導者がいないと、理系上位(医学部を含む)はほぼ不可能な世界です。この記事を読んでくださっている方の大半は文系出身だと思います。何故なら、日本場合は文理の割合が約7:3で文系が多いのです。ですので、文系の方が読まれても「確かにそうだ!」と思える科目特性の理論に基づくお話です。

2022年時点での朝日新聞殿の記事ですが、理系は全体の約35%です。岡進研にお問い合わせ頂く方(お陰様でこの頃増えてきています。本当にありがとうございます)は大半が国立志望者とその保護者の方です。

自学自習で超えられない壁はプロ講師による指導で解決

必然的に結論は出ます。理系科目も当然、指導を受けただけでは効果は半減します。しかし、真面目にコツコツと復習したり予習が出来る方なら、教わったことを理論的に理解して習得することは確実に可能です。なぜなら、人間の脳は本来、生まれながらに理論的思考ができるようにできているからです。得手・不得手の個人差はあれど、それなりのレベルで考えて理解する能力は誰もが持っている、ということです。その能力を引き出すには自学自習だけでは不可能に近い、ということです。

岡進研の数学指導はメカニズムをより分かり易く

授業では、塾生個々により理解しやすいように様々な工夫を入れています。中でも数学は文理共通(Ⅲを除く)ですので、やはり需要が多いです。簡単な例を出してお話します。
【場合の数問題】

場合の数の求め方は実は多様です
図1:ボールに区別なし、箱には区別有り

もう少し分かり易いケースを考えましょう。

図2:ボールに区別なし、箱には区別有り

図2のケースならどうでしょう?①のボールはA~C(異なる3通りの箱)の3通り、②のボールも3通り…、⑤のボールも3通り
→それぞれが3通りずつの場合の数を持つので、合計は
3^5=243通り
と答えは出しやすいですね(ちなみに、この場合の数は空箱ができるケースも含みます)。では、図1ならばどうでしょう?数学の問題はいきなり答えに繋がることは希です。ですので、何か具体例を入れると徐々に分かってきます。

具体例を入れることで法則性が分かりやすくなる

A,B,Cの箱に入っているボールの数を(A,B,C)とします。この場合は(3,1,1)となります。(1)は空箱を作ってはいけないので、一つの箱に入る最大のボールの数は3つです。ですので、起こり得るボールの配置の組み合わせ
(3,1,1)と(2,2,1)の2通りのみとなります。ここで、3つの箱に区別が有ることより、例えば(3,1,1)と(1,3,1)は異なる場合の数となります(もし、箱にも区別がなければ答えは2通りです)。(3,1,1)の並びは3通り((3,1,1)、(1,3,1)、(1,1,3))、(2,2,1)についても同様に3通りですので、求める場合の数は3+3=6通りとなります。ちなみにこれはある参考書の問題ですが、解答はこうなっています。

参考書記載の解き方の理屈を理解できているか?

勿論、参考書の解き方が悪い訳ではありません。しかし、場合の数を求める基本は、
・組み合わせ/並び のどちらの考え方で解くのか
先述の通り、並びは一つの組み合わせの内部で起きることですので、まず組合わせを求めれば必然的に求められる。
数学は基本的な理論を理解すれば解ける科目なのですが、参考書で解法の根本的なメカニズムを詳細に記載しているケースは希です。(言い換えれば、なぜこの解き方で解けるのか?です)この程度の問題であれば、道筋をさほど意識せずとも解けますが、難易度を上げれば上げるほど、参考書の解答を参照した程度では太刀打ちは困難となります。つまり、暗記ではどうすることもできない領域が存在する、ということです。

塾業界には理系出身の指導者が少ない…

これも受験生(高校生)や保護者の方にとっては余り嬉しいことではないかも知れません。理系学部出身者はほとんどが大学(修士・博士含む)で学んだ専門性を活かした分野で就職します。つまり、予備校や塾業界に人材が流れてきにくい、という諸事情が発生しやすいのです。ましてや、それなりに力のある講師は大手(河合塾など)志向が強いのが現状です。確かに岡山にも優秀な理系講師は存在しますが、絶対数が少ないことは必至であると言えます。

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岡山進学研究塾では、問題を解くだけでなく解法を掘り下げます。物事の基本をどのように応用すれば良いかを細かくお伝えする授業を個別で実施しています。また、朝日高校や大安寺高校など学校授業の進捗が速く付いていくのが大変な方には学校優先型のプランも準備しております。理系科目を軸おとして、あらゆる形態に対応できるのが岡進研の強みです。公式LINEに友だち追加していただければ、1週間無料で体験可能です。是非、ご利用くださいませ。

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