兼松佳宏/沙門(見習い)

1979年生まれ。2011年〜greenz.jp編集長、16年〜京都精華大学特任教員、…

兼松佳宏/沙門(見習い)

1979年生まれ。2011年〜greenz.jp編集長、16年〜京都精華大学特任教員、21年〜「グリーンズの学校」編集長。『ソーシャルデザイン』『beの肩書き』「空海とソーシャルデザイン」。秋田県にかほ市出身、長野県北佐久郡在住。 https://proff.io/p/yosh

マガジン

  • 『beの肩書き』(勉強家のワークショップシリーズ①)

    do(していること)ではなくbe(ありたいこと)についての肩書きを持つことで、「自分らしさ」を言葉にしていく手法「beの肩書き」の関連ノートです

  • 勉強家日記

    日々の出来事、気付きなど、言葉があふれたとき専用

  • スタディ・リトリートのリズム

    「スタディ・リトリートのリズム」に関連する記事をまとめてゆきます。

  • 空海とソーシャルデザイン 2020

    空海とソーシャルデザインについてあれこれ調べたことをまとめてゆきます

  • 『MOYAMOYA研究』(勉強家のワークショップシリーズ②)

最近の記事

  • 固定された記事

朝、内なる情熱に火を灯す。 スタディ・リトリートのリズム、開創します

朝5:00。ちょっとずつ明るくなる空。鳥の鳴き声。目覚めのシャワーを浴びて、家族が起きる前の、ひとりきりのゴールデンタイム。 まだ、焦らなくていい。 時間は1コマ分、たっぷりある。 本の続きを読もうか。うーん、積ん読しているあの本を、パラパラめくってみるのもありかな。やりっぱなしの机や本棚をひとまず片付けてもいいし、いっそ白紙の紙に向かってモーニングページを10分とかでも。 そんな朝の時間は、あっちにこっちにと、とっ散らかってしまっている自分自身を調える時間。やるべきこ

    • 自分をいかす仕事 = 喜び × 願い

      こんにちは! グリーンズ理事の兼松佳宏です。 グリーンズジョブのキャッチコピーにもなっている「自分をいかす仕事」。でも、実際そんな仕事と出会うには、どうしたらいいのでしょう? ここまでgreenz.jp編集長としてさまざまな人生のストーリーに触れたり、地域を旅するオンライン大学「さとのば大学」副学長としてさまざまな変容を目の当たりにしてきたなかで、こんな方程式があるのでは?と考えています。 自分をいかす仕事 = つくる喜び × 叶えたい願い まだまだ仮説検証中ではあり

      • 自分とつながる。自分の可能性を発揮する。"わたし"をめぐる大冒険「beカレッジ」2ndシーズンはじまるよ!

        本来の自分を探究する『beの肩書き』を軸に、being(あり方)を掘り下げていく継続的な学びの場をつくりたい。そんな願いとともに、2021年7月に始まったのが、"わたし"をめぐる大冒険「beカレッジ(beカレ)」です。     これからの時代の必修科目「サステナビリティ」を学ぶ「Sustainability College(サスカレ)」、共に生きる幸せをデザインできる人になる「いかしあうデザインカレッジ(イデカレ)」に続く、ウェブマガジン「greenz.jp」が展開するサブ

        • すべてのひとに鐘がひつよう

          このミニコラムは、NPOグリーンズの会員制度「greenz people」の方限定のメールマガジンからの転載です。 すべては関係性からはじまる。 であればこそ、“ファシリーテーター”という肩書きではなくとも、オンライン、オフライン問わず、何らかの場を開く機会は、ますます増えてきているのではないでしょうか。 そして、そんな場を調えるために大切な道具のひとつが、はじまりや終わりの合図にもなる鐘です。 マインドフルネスを世界的に広めたティク・ナット・ハン師は、鐘の音をマイン

        • 固定された記事

        朝、内なる情熱に火を灯す。 スタディ・リトリートのリズム、開創します

        マガジン

        • 『beの肩書き』(勉強家のワークショップシリーズ①)
          55本
        • 勉強家日記
          23本
        • スタディ・リトリートのリズム
          4本
        • 空海とソーシャルデザイン 2020
          23本
        • 『MOYAMOYA研究』(勉強家のワークショップシリーズ②)
          8本
        • いますぐ勉強したい30のこと
          5本

        記事

          勉強とは、癒やしなり。スタディは、リトリートなり。

          月水金、朝5:30に集まって、それぞれがひとりで30分、本当はやってみたいことをやって、その後に気づいたことをみんなでシェアする、という謎の試み、「スタディ・リトリートのリズム」。 毎日のように酷使している"あたま"を、敢えて"からだ"ファーストとかではなく、"あたま"ファーストで癒やすことは可能なのか。勉強は本当に癒やしにつながるのか。 思いついた自分にとっても半信半疑でしたが、お試し期間だった最初の1ヶ月を終え、「ひとりで」→「ふたりで」→「みんなで」という流れの中で

          勉強とは、癒やしなり。スタディは、リトリートなり。

          勉強とは、誰かと何かをはじめるための、未来への布石である。スタディ・リトリート WEEKLY 21.05.31-21.06.06

          今週も、スタディ・リトリートの1週間を振り返ってみます。 開創する、6月第1週。 21.05.31「スタディ・リトリートのリズム」スタート前の最終日。5:30から始まるので、お酒を飲んだら、あるいは夜ふかしたらどうなるのか、前夜の過ごし方と翌朝のコンディションとのつながりを確かめる。 僕は物書きとしてのリハビリということで、noteの文章を書き書き。言葉がもう一度あふれてくるまでにやっぱりリハビリが必要そうだけど、「ひとりきりになって、実は僕はひとりきりではなかったこと

          勉強とは、誰かと何かをはじめるための、未来への布石である。スタディ・リトリート WEEKLY 21.05.31-21.06.06

          京都から長野へ≒平安から縄文へ #引越しのご連絡

          "引越し"は搬入搬出だけではないし、荷造りや荷解きだけでもない。電気や水道やガスやネットの手続きだけでも、転出/転入、住所変更もろもろの届け出だけでもない。 引越しとは、これまで大切にしてきた"何か"から手を引いて、越えていこうとする、生まれ直しの儀式なのだろう。 ということで2021年春。僕は「京都から長野へ」「大学教員から編集長へ」「"勉強家"から"○○"へ」という、3つの大きな生まれ直し、大きなトランジションを経験している。 それはきっと、ここ数年漠然とあった「こ

          京都から長野へ≒平安から縄文へ #引越しのご連絡

          「グリーンズの学校」の運営スタッフ&ラーニング・アシスタントを募集しています!(4月26日エントリー締切)

          こんにちは! 4月から「グリーンズの学校」"編集長"という、自分でもまだ整理しきれていない肩書きで復帰したYOSH(兼松佳宏)です。 これからあれこれ新しいことを仕掛けていくにあたり、運営スタッフとしてガッツリと、あるいはラーニング・アシスタント・インターンとしてゆるふわで、みなさんのライフステージや興味関心に合わせて一緒に学校をつくっていただける方を募集します! メディアが学びの場をつくる意味 「greenz.jp」というウェブマガジンで「知る」、「green drin

          「グリーンズの学校」の運営スタッフ&ラーニング・アシスタントを募集しています!(4月26日エントリー締切)

          場づくりには、"バグ"が必要だ。

          今夜は、僕も理事を務めているNPOグリーンズ主催「green drinks STAY HOME!!!」というオンライン呑み会イベントの2回目。 ゲストに『場づくりという冒険 いかしあうつながりを編み直す』を出版したばかりの藤本遼さんを迎え、「いかしあう場づくり」をテーマにワイワイしたのだけど、やー、面白かったです。 内容もさることながら、沈黙がプレッシャーにならないようにBGMを流したり、グラフィックレコーディングを取り入れたり、これまでの失敗経験をいかした工夫もてんこ盛

          場づくりには、"バグ"が必要だ。

          いわゆる「かゆいところに手が届くAI」の事例5つ

          この4月から、京都大学森里海連環学教育研究ユニットの一員として、森・里・海の自然のつながりを理解し、人々の暮らしの中に自然とのつながりを取り戻す研究プロジェクト『RE:CONNECT』に関わり始めています。 これは「海と日本PROJECT」などを進める日本財団との共同事業で、(とても今っぽいですが)AIやビッグデータを駆使して環境保全の理論的根拠を得ることを目的としています。 その大きな特徴は研究プロセスにおいて広く市民を巻き込んでいこう、ということ。ひとことでいえば、森

          いわゆる「かゆいところに手が届くAI」の事例5つ

          「green drinks STAY HOME!!!」はじまります! 4/23木のゲストはナカムラケンタさん

          こんにちは、勉強家/NPOグリーンズ理事の兼松佳宏です。いよいよ緊急事態宣言の発令となり、ますます不安を感じている方もいるかもしれませんね。 僕もここ数年はずっとフリーランス気味でしたが、何の導きか、この4月からグリーンズのコアメンバーとして戻ってこれたことで、slackのチェックインチャンネルでみんなと近況を気軽にシェアしたり、ワイワイできたり、ほっとしています。 * そんな仲間たちとのやりとりのなかで、自分たちにとっても大きなニーズとしてあるなあと気づいたのが、「あ

          「green drinks STAY HOME!!!」はじまります! 4/23木のゲストはナカムラケンタさん

          「これからの○○」から「いかしあう○○」へ。2020春、グリーンズは再び生まれ変わります

          できることならグリーンズは、どんなときでも時代の、社会の、そしてひとりひとりの人生のトランジション(転機)に寄り添えるメディアでありたい。2006年に創刊して今年でもう14年目(人生のほぼ1/3...!)になるけれど、ずっとそんなことを思っている。 そのために最先端の動きもシェアしていきたいし、一方でむやみやたらな情報量に押し流されない本質的な智慧の部分の解像度も高めていきたい。 トランジションの可能性を知る情報が求められているのなら、必要なサービスは"ウェブマガジン"な

          「これからの○○」から「いかしあう○○」へ。2020春、グリーンズは再び生まれ変わります

          "ほしい未来"を言葉で描く「MOYAMOYA研究」をOSAKAしごとフィールドでやってみた〈スライド公開!〉

          こんにちは、勉強家の兼松佳宏です。 ここ最近ずっと勉強家展の方に頭が持っていかれていたのですが(それはそれでとても幸せな時間でしたが)、2020年1月は「beの肩書き」につづく勉強家のワークショップシリーズ「MOYAMOYA研究」と「リソースフルすごろく」にも大きな進展があったひとつきでもありました。 そこで今回は1月17日(金)に開催された「はたらく学校「国語」 ほしい未来を言葉でつくるMOYAMOYA研究」のスライドをご紹介したいと思います。(おかげさまでアンケートも

          "ほしい未来"を言葉で描く「MOYAMOYA研究」をOSAKAしごとフィールドでやってみた〈スライド公開!〉

          勉強家として初の個展『勉強家宣言2020』の歩き方&迷い方

          "泊まれる本屋"や"泊まれる博物館"など"泊まれる○○"は数あれど。おそらく世界で唯一"泊まれる雑誌"を掲げているのが、町屋づくりの牛乳屋をリノベーションしたマガザンキョウトです。 1日1組限定の宿ですが、誰でもギャラリーやショッピングを"雑誌"のコンテンツとして楽しむことができます。いまや京都のローカルなお祭り「地蔵盆」の会場にもなるくらい地域に溶け込んでいるのだとか。 そんなマガザンキョウトの魅力のひとつが、さまざまなクリエーターとの共同編集というかたちで展開されてい

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          1ヶ月あたりの消費支出における"勉強費"の割合は? 70人に聞いてみた

          こんにちは、勉強家の兼松佳宏です。 いよいよ明日(2020年2月1日)から、マガザンキョウトで初めての個展『勉強家宣言2020』(通称『勉強家展』)がスタートします!週末にはオーピニングレセプション&トークイベントも! コンセプトは、僕の実際の勉強部屋をそのままギャラリーに持ってきて、たまにそこで実際に勉強している様子をみていただくこと(ややこしくてすみなせん)。僕がいない時間は、アンティークの文机で勉強していただいてOKです。在廊日はこちらになっていますので、お時間があ

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          おとなが勉強するのは何のため? "おとなの勉強"を5種類に分けてみた

          みなさんは"おとなの勉強"というと、どんなものを思い浮かべますか? パッと思いつくのは資格や語学、最近でいうとプログラミングなどでしょうか。あるいはライティング、マーケティングやPR、動画制作といった具体的なスキルが身につくクラスも人気のようですね。 「やってみたいから」「憧れだから」という方もそれなりにいると思いますが、その裏には「変化しつづける社会に少しでも合わせておかないと」という切実な思いがあるようにも思います。 もし「おとなが勉強するのは何のため?」と問われれ

          おとなが勉強するのは何のため? "おとなの勉強"を5種類に分けてみた