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「よくわかる現代マーケティング」まとめPart2ーミクロ視点で捉える経済でのマーケティングの機能

どうも、勉強中です。

学びがあったのでまとめていこうと思います。

今回は、ミクロ視点で経済を見たときのマーケティングの機能、すなわち「マーケティングのミクロ機能」について簡単にまとめていきたいと思います。
簡単に言うと、1企業対個人の話です。

前回書いた『「よくわかる現代マーケティング」まとめPart1』の続きになりますので、お時間ある方はぜひPart1よりご覧ください。以下に簡単な目次をつけておきますのでお好きな部分をご覧ください。

1.需給懸隔ー「需要と供給の差」
2.需給斉合ー「需要と供給の橋渡し」
3.マーケティングのミクロ機能

1.需給懸隔ー「需要と供給の差」

需給懸隔とは、「需要と供給の差」のことです。

これには、主観的次元(自分はこう思う)と客観的次元(一般的に考えて)という2次元があります。

普通に考えて、需要と供給には大きな差が生まれます。当然でしょう。これは、社会主義国家で行われる計画経済下でさえも同様のことが言えます。管理したって需給の完全一致は不可能です。できれば社会主義はもっと広まっているでしょう。


では、なぜこの需要と供給の差が起こるのか説明します。理由は3つです。

 1つ目は、需要と供給はそもそも異なるものであること(異質性)。需要は欲しがること、供給は与えることなのでそもそも全く異なることですから、それをそれぞれの立場で遂行すれば、必ず差は生まれてくるでしょう。

 
 2つ目は、需要も供給も色々あること(多様性)。需要も供給も1種類ではありません。欲しいものも与えるものも多種多様です。そうなってくると需給がピッタリ一致することは少なくなってきます。


 3つ目は、需要の論理と供給の論理が正反対であること。消費者は自分にとって必要なものを必要な分だけ求めます。(個別、少量、多様) 一方、生産者は最も経済的な行動を取るので同じものを大量に作ろうとします。(標準、大量、同型) これら消費者の論理と生産者の論理は相反するものなので、それに基づいた需要と供給も相反するというわけです。



2.需給斉合ー「需要と供給の橋渡し」

需給斉合とは、「需要と供給の橋渡し」のことです。


 前段でお話ししたように、需要と供給にはどうしても乖離が生まれてしまいます。このまま放っておくと、消費者は欲しいものを手に入れられず、生産者は作ったものを余らせてしまい破産です。そこで登場するのが需給斉合=市場における交換・取引で結びつけるのです。以下に需要と供給を結びつけるための手段(これを流通成果と呼びます)を記します。

まず、前段でも述べたように需給懸隔には主観的次元と客観的次元が存在します。それぞれの次元で需給斉合の呼び名と用いる流通成果が異なるので、分けて説明します。

◼客観的次元

・需給斉合-買い手価値の増大
買い手コストの減少

・流通成果-品揃えの多さ
配達時間
適正価格

要は、消費者にとって出来るだけ低コストで高価値を提供するということです。

◼主観的次元

・需給斉合-ベネフィットシグナル価値の増大
シグナルコストの減少

・流通成果-ライフスタイル提案
ブランド価値
利便性(認知時間・距離)
コミュニケーション

要は、このコストなら支払ってもいいな。こんな提案してくれるなんて嬉しいな。とおもってもらうことです。

3.マーケティングのミクロ機能

1.2.で述べましたが需給は様々な方法で結びつけられます。これは企業活動(つまりマーケティング)の一部であり、市場でのマーケティングのミクロ機能と呼べるでしょう。

次回はマクロ視点で経済を見たときのマーケティングについてまとめていきたいと思います。

今回は以上です。ここまで読んでいただきありがとうございました。様々な方の意見・考えに触れたいと考えておりますので、ちょっとしたことでもコメントいただけると非常に喜びます。ぜひコメントください。

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