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大阪大学医学部編入試験 二次大逆転時代到来

近年、一次試験二桁順位で最終合格される方が多いように感じました。

逆転現象が起こるようになった理由について考察しました。


二次試験逆転現象

逆転現象

近年、逆転現象が多くみられます。
昔は一次試験と二次試験の順位がほぼ一致していました。(or ±1位)

理由はシンプルですが、筆記試験で点差が付きにくくなったことと、二次試験で点差が付きやすくなったことです。

それぞれ下記にまとめました。

筆記試験で点差が付かない

下記3つの理由(英語外部試験導入・生命科学の易化・物理化学の難化)により、数年前よりは筆記試験4~20位あたりの点差が小さくなりました。

近年のボーダー付近

2022年度入学試験は322.0~322.9点に3人います。

0.9点に3人います。

筆記試験251(20位)~266点(11位)で

15点に10人いるというかなり密でした。

1問落とすと順位が5つ変わることも考えられます。

なので、私は落ちたと思ってました。

①英語外部試験導入

2022年度入学試験よりTOEICが導入されました。

TOEIC導入により英語で差がつかなくなりました。

大体阪医換算83~88点です。

一つの科目でしかないのでTOEIC700でも合格可能ですし
TOEIC990でも物理化学ができないと不合格になります。

②生命科学の易化

2018~2021年度は程よい何度でしたが、2022年度はやや易化
2023年度はかなり易化しました。

第3問は意図的に易しくしたように思えるぐらいです。

2000年代は難しすぎて差が付きませんでしたが、近年は易しすぎて差がつかなくなりました。

生命科学勉強不足の方は勝負の土俵にも立てません。

生命科学英語はできて当たり前です。
特に生命科学は150点もあるのでさすがに物理化学で巻き返すのは不可能に近いです。(巻き返せるような人は生命科学英語もできます。)

③物理化学の難化

最高点を見ると飛びぬけていますが、合格者平均あたりは割と同じような点数になっているようです。

難易度が高くなっていることが原因でしょう。

生命科学英語よりは差がつくのでできるだけ点数を稼いでおきたいです。
(特に学部卒)※理由は後述

二次試験で点差が付く

①小論文で圧倒的に差がつく

2023年度入学試験。ついに、小論文満点が出ました。

小論文満点は過去20年間見ていません。

おそらく、「点差がついた」ではなく「点差を付けた」と予想しています。

ここで点差をつけると、修士博士持ちの方や社会人経験のある方が有利になり、そのような受験者が合格するようになります。

満点でなくても40点と20点だったら20点差がつくわけです。

阪大医学部編入試験の勉強をしたことがある方は20点がどれだけ重いかわかりますよね。

物理+10点・化学+10点にするのがどれだけ大変か。。。

下記、グラフは小論文の最高点と最低点をプロットしたもので
ほんの数年前までは最高点と最低点の差は10点しかありませんでした。

下記ブログでは小論文の再現答案を見ることができます。

②面接で差がつく

これは毎年同じです。
昔から高得点と低得点で20~30点ほど差が付きます。

阪大医学部二次試験会場に来る人はその年の上位20人です。

小論面接もレベルの高い人が来ます。

相対評価なので、かなり時間かけて対策したが平均的な点だったという人が見られます。

志望理由書の完成、面接対策をして最低でも20.9~25点は取らないと
私みたいに引きずり降ろされます。

よって、二次合計高得点者と低得点者で40点近く差が付くことが普通になりました。

逆転されやすい人

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