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「エモい」とは

私は12月が大好きです。
天皇誕生日、クリスマスイヴ、クリスマス、お正月、少し進んで成人の日、の流れが毎年大好きです。何があろうと、何もなかろうと大好きです。



このあいだはこんなツイートもしましたが、街がキラキラし始めるのがものすごく好きです。


そして12月に限らず、季節を感じるもの全般が大好きです。
桜も花火も紅葉も雪も大好きです。季節モチーフの雑貨とかもう何時間でも見ていられます。最近はお正月モチーフなどが出てきて、本当に可愛いです。ジャパンに生まれてよかったです。私は多分ジャパニーズに向いてます。


季節を感じるものは、エモいです。
「エモい」という表現は賛否両論あるようですが、エモいものはエモいです。


2017年の夏、トークセッションのゲストとして登壇させていただく機会があり、佐藤(私)が2度のクラウドファンディグでたくさんの方々のご協力を得られたのはエモさの塊だからです、という話をしました。
そして、会場のみなさんに「『エモい』という言葉を知ってますか?」と聞きました。

そのときは言葉自体を知ってるひとが50人中3人くらいしかいなかったのを覚えてます。


▼イベント主催者である地方のミカタ・伊藤さんのイベントに関するFacebookポスト↓

懐かしや。私アラジンみたいな服装してるの懐かしや。


そのときに「エモいってなんですか?」って質問されて、困りに困った私が「帰省して東京に戻る時に新幹線から海をみて物思いにふける気持ちです!!」って答えて、1人にしか伝わらなかったのも覚えてます。
そりゃそうじゃ。なんて説明しとるんだ。
オーキド博士もびっくりのそりゃそうじゃ案件です。



エモいというのは何なのでしょうか。

あっという間に2018年になり、2018流行語「エモい」は感性も語彙力も低下させるという記事がSNSで物議を醸している今、改めて考えてみました。



が、やっぱりよくわかりませんでした。

よくわからないので、佐藤の独断と偏見により、「エモい」と「エモくない」のジャッジをしてみます。




<実験概要>
・日時:12月3日(月)
・場所:東京都文京区
・被験者:1名・・・23歳女性/佐藤(本名)(てか私)
・被験者の基本情報:
 秋田県出身、都内在住6年目、A型、山羊座


<実験方法>
下記の対象ワードを、被験者の判断で「エモい/エモくない」に振り分ける。

■対象ワード:16個
(アーモンド、くるみ、マカダミアナッツ、カシューナッツ、ピスタチオ、ヘーゼルナッツ、ピーカンナッツ、ブラジルナッツ、落花生、ジャイアントコーン、塩豆、花豆、ひまわりの種、かぼちゃの種、ピリナッツ、松の実)


この方法で実験を行いました。
すると、下記のような結果が出ました。


<実験結果>
被験者の判断により、16の対象ワードが下記のように分類された。

■エモい:10個
アーモンド、くるみ、マカダミアナッツ、カシューナッツ、ピスタチオ、ヘーゼルナッツ、落花生、ジャイアントコーン、ひまわりの種、かぼちゃの種

■エモくない:6個
ピーカンナッツ、ブラジルナッツ、塩豆、花豆、ピリナッツ、松の実



なんということでしょうか。
16単語中10単語が「エモい」と判断されたのです。
割合でいうと62.5%。実に半数以上のナッツたちが「エモい」ということになります。

この結果に対する考察は以下です。


<考察>

本実験により、約3分の2のナッツたちがエモいと判断された。
エモいと判断されたナッツたちには一見共通点がないように見えたが、被験者へのインタビューにより、ある共通点があることが分かった。


それは、被験者の佐藤に「思い出がある」という点である。


「エモい」と判断されたナッツたちには、どれも被験者の思い出があった。
具体例として、ピスタチオを挙げて考えてみる。

インタビューにより、ピスタチオは被験者の父親が好きな食べものであることがわかった。
しかし、手先が少々不器用な被験者の父親は、いつもピスタチオの殻を上手に割ることができず、あるときは殻が刺さり親指から血を流しながらピスタチオを食べていた。
被験者はそのたびに過呼吸寸前になるまで笑い転げていた。

本実験にあたり、被験者はひとつひとつのナッツに上記のようなエピソードを見出だして懐かしみ、「エモい」と判断していたことがわかった。

一方で「エモくない」と判断したナッツたちは、被験者が存在を知らないか、思い出がないナッツたちであった。



ということで、「エモい」というのは下記のようなことではないかと推測しています。

・思い出がある
・なんとなく懐かしい
・自身に思い出はないが、物語を連想させる
・切ない気持ちになる



今度から「エモい」の説明で迷ったときは、是非これを参考にしてみてくださいね!

ちなみに秋田の風景は、行ったことのない人でもだいたいエモさが感じられます。

秋田、おおよそエモいです。


……私どんだけナッツに思い出あるんだろう。

変なあだ名つきませんように。


おわり

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