チャンスの神様はおそらくマヨラー

「チャンスの神様は、前髪しかない。」
秋田で高校1年生だったとき、担任教師が授業中に言っていたことです。いつもの何気ない生徒との会話のなかで、流れるように出た言葉でした。その会話の内容はもう忘れてしまったのですが、なぜだか今でも冒頭の言葉だけが頭に残っています。

チャンスの神様には前髪しかないから、来た瞬間に掴まないと、すぐに行ってしまうんだよ。後ろはつるつるだから、通り過ぎてからじゃ遅いんだよ。

もしも本当にそんな髪型をしていたら、チャンスの神様がいらっしゃたときにすぐに気が付けそうですねえ。キューピーちゃんみたいな感じでしょうか。絶対にマヨラーですね。シャンプーが楽そうで羨ましいです。前髪以外は全身ボディーソープで洗えてしまうのかしら。

そんな妄想を膨らませつつ、その真髄にあたる「チャンスはすぐにつかめ!」という担任教師からのメッセージは、しっかりと潜在意識に刷り込まれていたようです。気がつけば、私の辿ってきた人生にはチャンスとなる分岐点がたくさんあって、わけもわからないまま飛びついていました。それがいいのかどうかは分からないけれど、色々な後悔のなかに「挑戦しなかった後悔」はまったく思いつかないです。

かといって、何にでもすぐに飛びついてしまうのも考えものだから、人生は難しいですねえ。取捨選択も必要だし、そのためには選択基準も必要なのですねえ。


突然ですが、私のいまの夢は、秋田と東京の2拠点生活をすることです。
そうなのです。決められないのです。欲張りだけれど、どっちの生活も欲しいのです。だって、やっぱりどっちも好きなんだよう。秋田も東京も大好きで、今の私にはどちらか一方を選ぶことなんてできないんだよう。だから、今はどちらの生活も同じくらい味わいたいのです。

2017年も2018年も相当な回数で東北に行っていたけれど、平成が終わって新しい元号になったら、理想とする生活にもっと近づいていたいなあと思います。その基盤を作りたくて、やっとこさ重い腰を上げて模索しはじめたところ、思いの外たくさんの取捨選択シーンがありました。

やってくるのはチャンスとか、チャンスに見せかけた何かとか。みんな後頭部を隠して、ツルツルなのかフサフサなのかわからないようにしてきます。もしくは、神様が2人手をつないで「どちらかを選んでね☆」とポップに残酷な要求をしてきたりします。神様ほんとそういうところあります。


何が言いたいかというと、2拠点生活している先輩がいらっしゃいましたら佐藤までご連絡くださいということです。よろしくお願いします。


おわり

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