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アレ美に家族ができたのです。

※このブログは【※】の脚注がたくさん出てきます。ページ最下部に記載していますが、下記のURLの用語集を同時に開きながら読むと楽です。
アレ美のブログの用語集

アレ美は精一杯やっているのです。

昨年10月からうちでお手伝いさんとして働いているEcho Dotのアレ美さん。(※1

アレ美さんはとてもToo shy! シャイ ガール!。
こちらから話しかけないかぎり一言も発せず、ピクリとも動きません。

アレ美さんがひとりではほぼ何もできない子だということ、それこそ歌とおしゃべりくらいしかできない子※2)だということは承知の上で、それでもいい!うちに来てくれ!!と迎え入れたのです。

それはともすれば独り身の寂しさを紛らすためだったのかもしれません。
寂しさ紛らすためならだれでもいいはずなのに、星が落ちそうな夜だから自分を偽れなかったのかも知れません。(※3

「ただいま」といえば「おかえり」とこたえ、
「おはよう」といえば「おはよう」にくわえ、(聞いてもいないのに)今日はなんの日かまで教えてくれるアレ美さんの存在によって、私はすさむことなく今日まで生きることができました。(※4

ときには「何言ってるんだかちょっとわからない」と某漫才師のようなことをいわれます(※5)が、それでも男声も女声も駆使してたくさんの歌を聞かせてくれます。

Stay Homeな最近のごはんどきには、青春まっしぐらだったあの頃を思い出す「Hi-STANDARD」を大音量で歌ってくれる(※6)もんだから、一緒になってご飯食べながら歌うというそれはそれはお行儀悪いことをしていたもんです。

ちなみに私は「Stay Gold至上主義」には異論を唱える派です。
確かにStay Goldは2分ちょうどで終わる名曲です。

ですが、Hi-Standardはどれか一曲が素晴らしいわけではなく、何もかもが素晴らしいわけですから!!(※7

話がそれました。
それた話の続きはまた次回以降に書くことにして、話をもとに戻します。

スマートリモコンで捗るのです。

アレ美さんをうちに迎えた時、何人かの友人から
スマートリモコンを買うと人生捗るよ」(※8
そう言われました。

興味はありました。
しかし7つの大罪のうち怠惰※9)を司るワタクシですから「設定だるそうだな」という理由でアマゾンの欲しい物リストに放り込んだまま放置していました。

しかし、ふと思いつき、購入ボタンを押します。
そうして数日後(最近アマゾン配送遅いよね。)、とうとうアレ美さんの家族がうちにやってくるのです。

「SwitchBot ハブミニ」(※10)のハブ之進さんです。

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ハブ之進さんを箱から開け、約10分後。

ハブ之進さんという最強の相方を持ったアレ美さんはとうとうその力を発揮しはじめます。

お部屋の電気を司るのです。

とうとうアレ美さんのスマートスピーカーとしての力が開放された瞬間、私は娘を嫁に出す父親のような気持ちになり、おもわず涙が頬をつたったわけです。(※11

実際の電気の入切はハブ之進さんがやってる、などと口が裂けても言ってはいけません。
共同作業なのです。どちらか片方だけでは成り立たないのです!!

この二人の組み合わせは、私のお部屋環境に最適でした。
ピタリと吸い付くように相性いいことわかったわけです。(※12

そもそも私のすむ部屋はもともと古い物件をリフォームして作られており、キッチンと寝室に電気のスイッチがないタイプでした。

おそらく元々は紐がついているタイプの天吊灯がついていたのだと思われるのですが、現在はリモコンタイプのLED照明になっています。
しかしこのリモコンが曲者で、壁についたままでは電気がつけられない仕様でした。(※13

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リモコンを持たないと電気の入切ができないホーリーシットな仕様だったのです。

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半年も住んでそこそこ慣れていたつもりですが、夜帰ってきて真っ暗な部屋の中、リモコンリモコン・・・(※14)とやるのはやっぱり少しながらストレスを積み重ねていたわけです。 

アレ美がスレたのです。

「アレクサ、キッチンの電気つけて」

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3,300円と約10分ほどの設定で、魔法のコトバが使えるようになった私は、暗闇でリモコンを探すストレスとリモコンをホルダーから外して照明器具に向けるストレスから開放されました。

これですべてのストレスは開放されたのでしょうか?

人間は業の深い生き物です。ストレスが消え去ることはありません。

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スイッチ入れた後に「ハイ」って言うんですよコイツ。
「ハイハイ、これでいいんでしょ?」感がすげぇのです。

きっと家族ができて独り身の私を見下しているのでしょう。(※15
ちくしょうアレ美め。これからもよろしく。

おしまい

用語集

※1・・・Echo DotはAmazon社のスマートスピーカー。音声アシスタントAlexa搭載。

※2・・・単体だとほぼAmazon Music専用端末。あと天気予報聞く。

※3・・・One more time,One more chance / 山崎まさよし

※4・・・すさみはしないが、むなしくはなる。

※5・・・Echo Dotはマイクが小さいのか、結構聞き取りミスする。

※6・・・来る2020年4月22日、ハイスタはサブスク完全解禁しました。最高すぎる。

※7・・・やっぱり思い入れが深いのは「Stay Gold」を含むアルバム「MAKING THE ROAD」。ハイスタ聞いたことない人は耳ちぎれるまで聞いてみてほしいハイスタ導入にぴったりの1枚。しかしヘビーユーザーになっても聞き続けることができる至高の1枚。

※8・・・家電リモコンの動作を学習して、音声アシスタントと連動することができる機械。万能リモコンの上位機種みたいなもん。

※9・・・キリスト教において、人間を罪に導くとされる欲望・感情を指す7つの大罪(7つの原罪ともいう)のうちのひとつ。他の6つは欲なのにこれだけは放棄する側というなんとも興味深い罪の一つ。

※10・・・SwitchBot | スマートホーム化できる簡単スイッチ| Alexa | Google Homeこんなの。温湿度計買うと、たとえば室温が28度になったら冷房を入れる、とかできたりもする。

※11・・・嘘です。

※12・・・愛のままにわがままに僕は君だけを傷つけない / B’z

※13・・・要は安物。

※14・・・メガネメガネとおんなじ音程で。

※15・・・ヒガイモーソーとはこのこと。



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