すーのもうちょっとこっそり自己紹介。

「こころのちからになる話」1話と2話をお読みいただき、ここまで来てくださってありがとうございます。

そんなあなたに、もうすこしだけ自己紹介を深めさせていただきたいと思います。

思い返せば、子どものころから創作系。絵が小学2年生のときに、学年代表の一作として選ばれ、出身地である名古屋の友好都市の南京なんきんへとその作品が海を渡ったこともありました。

「ノンタン」や「ドラえもん」や「あさりちゃん」そして男の子向けのコロコロコミックや、元気な女の子向けのぴょんぴょんといった雑誌を愛読。自分も絵を真似てみようとドラえもんやあさりちゃんの絵を描いてみたものの、藤子不二雄氏や室山まゆみ氏のようにならないドラえもんやあさりちゃんが出来てしまい、真似ではなく個性を極める絵の描き方の大切さを学びました。

アイコンにしている、横長の楕円のなかに四つの髪の毛の線と、目の線、口の横棒で描いた人の顔は、そのころ作ったキャラクターです。

↑ この顔です。作った頃からもう30年以上は経ちます。

子ども向けの児童書も大好きで、保育園のとなりにあった図書館に通いました。そのころに広く読まれていた絵本はたぶんほとんど読んでます。バーバパパやモモちゃんシリーズといった絵本など。小学校に入ったあとは「果てしない物語」や「モモ」のミヒャエル・エンデ作品、中学生時代に演劇の演目として脚本を書き、出演もし、共演した親友に歌を作ってもらい、顧問の先生に演出をして頂くほど好きになったネズミのガンバたちの物語「冒険者たち」も。

中学校に入ってからは、同人誌活動というものを知り、そのころドラゴンクエストシリーズやロマンシング・サガシリーズ、聖剣伝説シリーズなどで覚えたファンタジーRPGの世界観を借用した1冊100円のマンガ&小説の本を地元名古屋の同人誌即売会でお披露目、20冊が完売しました。

利益でみれば、コストとかを考えたら大赤字なんですが、当時は完売ということに大喜びで。次にはストリートファイター2の二次創作マンガ本を20冊作ってみましたが、売れたのは数冊という状況で、ものを売るという難しさと、一所懸命作ったものがそれほど売れなかった、という挫折感を味わいました。

そのころ読むものとしてはライトノベル系にも目覚め、火浦功氏や団龍彦氏のようなSFや超能力ものも読みましたし、深沢美潮さんの「フォーチュン・クエスト」のシリーズも。このころの職業的な夢といえば作家かマンガ家、と思っていました。

初めてTRPG(テーブルトークRPG)を始めたのもこの時期。この頃はアメリカ生まれの「ダンジョンズ&ドラゴンズ」そして和製の剣と魔法の世界を楽しむ「ソード・ワールドRPG」にハマりまくりました。

中学三年生になってからは、受験のため創作活動は一旦中止に。高校選びに「文芸漫画研究部」があるところを選んで、なんとか合格しました。

高校時代も小説とマンガづくりは再開して続き、この頃から、送ってみたいと思う賞に挑戦するようにもなりました。とあるエッセイの賞で佳作を取ったこともありますが、賞の主催側が不況でつぶれる場合もあったり、世代としては就職氷河期にぶち当たるので、世の厳しさというものを薄々と感じながらの高校生活だったように思います。

そして大学時代に入るころ、阪神大震災とオウムサリン事件、サカキバラセイトによる子どもたちを狙った殺人事件。こころのなかに、どこか漠然とした不安を抱いて、25才までには死ぬのかもしれない、と本気で考えていました。

それならば、短い人生を、ふつうのひとの3倍は濃く生きてやると決意して、大学時代は演劇と文芸とマンガと、そして教員資格を取るための勉強と、学問として歴史文学、学友や先輩後輩との遊びなどを、朝から晩まで。長い夏休みなどには当時の円高をフルに利用して家族と中国の敦煌とんこう西安しーあんなど、エジプト、オーストラリア、イギリス、フランス、イタリアへ。だいたい1週間強の日程で、ほとんどが団体での海外旅行でした。個人旅行での申し込みをしたのはオーストラリアと2回目以降のイタリアだけ。今思えば、かけがえのない楽しかったことには違いないですが、オーバーワークと世相の暗さとが絡み合って、ぼんやりとした希死念慮が正直出たのもこの頃でした。ウツ気味の大学4年生を迎え、教員採用試験しか選ばない視野狭窄になっていて。当時の教員は倍率が2ケタを超える超難関の就職先だったこともあり、採用試験に落っこちて、大学卒業とともにプーに。

その後はアルバイトなどをしながら時代としてパソコンとインターネットが普及し始めていたこともあって、就職支援として無料で学べる公共機関のWEBエンジニア育成講座を受け、パソコン方面へと仕事の舵を切り直しました。

その後は、お金はそれなりに得られるようになったものの、超多忙に。社会人になってからは、まったく創作活動からは離れた生活をしていました。

すー。生活がそれなりに落ち着き、このシンプルなペンネームでネットでの執筆活動を始めたのは、2011年のことでした。

中国語のイー、アル、サン、スーの「すー」であり、ネイティブアメリカンの一族スーの「すー」であり、O・ヘンリの「最後の一葉」に登場する、主人公を優しくサポートする友人役の女性スーの「すー」であり、息を吸うの「すー」であり、呼吸の「スーハー」の「すー」であります。

私は、このペンネームをとても気に入っています。

実体は、40を過ぎたおばちゃん物書き&絵描きなんですが、もっと年を取ってパソコンやスマホから離れる……つまりは、ネットでの執筆活動をやめるときが来るまで、このペンネームを使うことでしょう。

このnoteでは主に、ほっと息を付ける一杯の温かなスープのような作品、そして大好きな神話や歴史から題材を得た作品の掲載、ペイントツールで作った絵、リアルでのらくがきアート活動、生活の中で見つけた「わたしのスキ」やおすすめ書籍のご紹介、美術館などのイベント情報のご紹介、映画の感想とレビュー、タンポポを使ったレシピや、旅行のこと、たまにちょっと毒舌も入った時事ネタへのツッコミなどなどを発信しています。

マガジンは現在、次の六つがあります。

文章の作品

・神話×歴史ファンタジー小説「信長の大航海時代」

・創作未来神話「ガーディアン・フィーリング」

・心が温かになるお話を集めた短編集の「こころのちからになる話」

・地球の各地に残る神話のご紹介と、神さまがたや不思議な存在との対談インタビューを記したコラム「神話・民話の世界からコンニチハ」

絵の作品

・平日限定で簡単なデジタル絵を公開していたものをまとめた「すーのデジタルアールブリュット」

・リアルの絵描き活動をまとめた「らくがきを飾っちゃえ!」

気の向いたものを見てくださると、とても嬉しいです。

現代の悲観的なニュースに疲れた心へ、グッドニュースや、神話や歴史を通した普遍的に面白く魅力的なお話、見て優しい気持ちになれる絵を届けられるような内容を目指しています。

すこし深堀りした自己紹介は、これでおしまいです。こんな隠れ記事を見つけて読了くださり、ほんとうにありがとうございます。

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