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本棚ーなんども読むnoteー

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読みながら涙が出たnote、ニヤニヤが止まらなかったnote、誰かにおすすめしたいnote。本棚に並べておきたいnoteたち。
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#コラム

ランドセルに油性ペンで名前を書いた娘を見て失敗について考える

家族でご飯を食べていたとき。部屋のすみに、6歳娘がじいじから買ってもらった、新品のランドセルが転がっていました。「ランドセル出しっぱなしにして……もう!」と思いつつ、よく見ると…… 目にしたときは驚きすぎて、 「えっっ??!!!?か、書いちゃったの?え?どのペン??!なんで???」 と、つい、まくしたてました。 でも周りで聞いてた小5、小3の兄たちも「わー!なんで書いちゃったの??」とざわざわしてきて、娘もだんだん不安な表情に。このままだと、娘は自分がいけないことをし

いつか宇宙の藻屑になることを夢見ていた。

「宇宙の藻屑になりたい。」 そうつぶやくと、親しい人たちはきまって、何言ってるの、と笑う。 ははは、いや、本当に、と言っても、ほとんど本気にしてもらえない。 でもそれでいい。この感情はやはり、わたしだけの特別なものなのだと再認識し、そのたび、胸の中には静かな海が広がる。 幼い頃から漠然と、宇宙や星というものに心惹かれていた。 中学の天体の授業は苦手だったし、天文部に入っていたわけでもない。プラネタリウムに連れていってもらうのは大好きだったけれど、星座に特別詳しいわけで

自分探しの旅に出たら、自分と世界の捉え方が変わった話。

2018年1月から4月、ふらふらと海外を放浪したときがあった。今振り返れば「自分探しの旅」という名前をつけられるけれど、当時はただただ、生きることに必死だった。 何者かに、なりたかった旅に出る前の自分は、自分のことが嫌いで、とにもかくにも、変わりたかった。 どれだけ挑戦しても成長しても満たされることがない渇望。できることはどんどん増えていくけど、やりたいことは一向にわからない不安。 今の自分を嫌いになることは、自分の土台そのものを否定してしまうことにつながり、あらゆる状

未来を見てすすむ人、過去を見てすすむ人

最近、人には未来を見ながらすすむ人と、過去を見ながらすすむ人がいるのではないかと思っている。 未来を見ながらすすむ人は、自分の将来やこれから起こることを楽しみにしたり、目標をきめたり、ああなりたいと憧れをもったりして、それを原動力に前に進むことができる。 過去を見ながらすすむ人は、自分の今までしてきたことを積み上げて、そこから材料をあつめてこれからすることを決めて前に進むことができる。 「夢組と叶え組」の話でいうと、未来を見ながらすすむ人は夢をもてる「夢組」で、過去を見

世界は「夢組」と「叶え組」でできている

ここのところ、脳内プチテーマとして「やりたいことがある人」と「やりたいことがない人」について考えていた。 ちなみにわたし自身は「やりたいことがない人」で、今のメイン仕事のクッキー屋さんも、決して「やりたかったこと」や「夢」ではない。シングルマザーが子供と生活するのに「お金と時間がない」というのがイヤで、「ひとの半分の時間でひとの2倍稼ぐ」という目的のために、自分のできることから消去法で削り出した手段で、どちらかというと「この方法しかないから仕方ないな…」と、しょうがなく始め