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#14 オンライン会議は、「言う」が先行する

オンライン会議で、
窮屈さや不自然さ
感じたことはないだろうか。

週に2日の在宅勤務を
定着化させて1ヶ月。

先週までの新卒研修で、
研修プログラムの振り返りや
チームmtgをzoomで取り組むという
初の試みを行った。
そこでの学びを振り返ってみたい。

最近チームメンバーが変わったことや
私自身も今のチームに数ヶ月ぶりに
フルコミットしていることもあって、
極力出社している日にmtgをしていた。

徐々にチームとしての加速度があがり
個々とのコミュニケーションも
質が上がっているから大丈夫だろうと
判断したのだ。


結果、起こったことは
全員がズレとやりにくさを感じ
そのうち1人は
今後zoomでのmtgの有無を検討したい
と言うほどだった。

何が、そうさせたのか?

その時の言動を振り返ると、
いつもより「話をしていた」と思った。

聴く>言う が普段の私。
言う≧聴く がその日の私
だった。


今回のオンライン会議のフォメーション。
私以外の5名はオフィスに
私のみがzoom画面越しにいる
という状態だった。

私から、メンバー全員の顔は見えない。

普段からmtgしているメンバーなので
相手の発言の意図は表情が見えなくても
掴むことが出来るのだが、
自分の発言に対する返事がなかったときに
意図が伝わっているか不安
になっていた。

その場にいれば、表情という答えがある。
表情の変化によって、
自分の言葉が相手に届いたことが分かる

それによって、
伝えたいという思いは回収される。

普段は無意識に得ている
「表情」という答えを失ったことに
気づいていなかった。

伝わっているか分からない不安だけを
自覚していたので、
「重ねて言う」という行動
なっていたのだろう。

相手からしたら、
考えようとしている時間や
答えようとした矢先に
次の言葉が投げかけらる
ということが起こるのだから
たまったもんじゃない。

つまり、間合いを
取り合うことが出来ていなかった。


だとしたら、どうする?

「表情」が欠けているなら、確認しよう。

前回起こったことを共有した上で、
相手の反応が分からないときは
今、どんな状況ですか?
と聴くようにしてみた。

カメラの位置を動かしてくれたり、
広角カメラの購入を検討したり、
より良くしようとする動きも出てきた。

私自身も、相手の反応に
意識を張り巡らせることで、
言葉の選び方や順序などの伝え方や
情報の共有方法(先にデータを送る)など
具体的な改善策が見えてくるようになった。

まだまだ、ここから工夫していく。


さらに、もう一つ気づいたこと。

不安を共有すると、
相手が分かってくれたと感じるだけで
安心が生まれ、視野が広がる

もっと、こうしてみよう。
ここも良く出来るかもしれない。

みんなの脳みそが動きだす。
物事が良くなるスピードが上がる。

私だけが不便だから我慢しようではなく、
こんなことが不便で、
こんな不安がある、ということを
積極的に伝えていきたい。


photo by 写ルンです│
京都市動物園のかば。たぶん、こんな顔で、画面越しに会議に参加していた私。そりゃ、うまくいかないね。理由が一つ分かってよかった。

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