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人間を測定するとは #190815

人を紹介するとき、どんな要素があれば十分と言えるのだろう。
外見? 性格? 個性と呼べるような何かしらの特徴?

「今ちょっと気になる人がいて」と言うと必ず聴かれる「どんな人?」という質問に対して悩んできたことだ。

私の思う魅力度合いを、どう表現すれば相手に伝わるか。共通の知り合いと比較してみたり、人以外の何かに例えてみたり。でも決まって、居心地が悪くなってしまうのだった。大事な人を型にはめたくないの! と叫んでしまいたくなる感じ。

今朝の「折々のことば」を読みながら、そんなことを思い返していた。

「度量衡」という言葉の意味が分からず、調べた。

どりょうこう
【度量衡】
長さ(=度)と容積(=量)と重さ(=衡)。それを測る、ものさし・ます・はかり。

人間を測定するという観点は、初めてだった。

人間の長さって? 外見のことだろうか。
人間の量って? 容積だから、例えば経験や学びの量とか。
人間の重さって? 命の重さは平等だというから、思慮深さのようなことだろうか。

ちょっと読んだだけでは、分からない。もうちょっと考え続けてみよう。

きりょう
【器量】
1.物の役に立つべき才能と徳。 「人の上に立つ―がある」
2.顔かたち。みめ。

才能と徳という尺度がなくなってしまった、とは?

人間として圧倒されるということはある。才能に圧倒されることも、徳に圧倒されることもある。でも、その才能や徳は、一定の基準で比較できるものではない気がする。

「単一の尺度」ということばから連想したのは、就職活動におけるエントリーシート。集団面接。
これからはまた、尺度が豊かになっていくのかもしれない。私自身の尺度は、どんどん豊かにしていきたいなあ。

しゃくど
【尺度】
1.長さをはかる道具。ものさし。転じて、計算・評価などの規準・標準。 「優劣をきめる―」
2.長さ。寸法。 「―を計る」

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