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#31 不安と仲良くなるには

ずっと不安だったこと。
その正体をわからないが故に、
対処もできずに苦しい時間が続いていた。

たくさん時間を使って
話を聴いてもらって考えてみて、
やっと納得いく答えに行き着いた。

まず、私の不安を聴いてくれた人たち、
ありがとうございます。

その人たちは、私を心配して
いろんな意見を言ってくれた。
どれも愛ゆえのもので、本当にありがたい。

その時の自分なりの答えは、
ある選択をすることで
自分が壊れてしまうかもしれない
という不安だった。

だから、その選択肢を選ばないことにした。

選ばないこと、選ばない理由を
相手に伝えてみた。

すると、不安の正体が
よりくっきりと、
私の想定よりも深くなった。
本質に近づいた感じ。

その選択肢を選ぶことが不安なのではなく
ずっと自分の中にあった不安、
人生に対する不安がそこにあった。

家族との関係性や
仕事への取り組み方だと思っていたことは
実は人間関係すべてに共通する不安で、
その原点をあらためて見ることになった。

ああ、これは一人では出来なかったし、
私主体で物事を見てくれる人とも
行き着かなかったなと思った。

同時に、その不安を口にしたことで
始まったことだなと思った。

それを聴いて、
一緒に観てくれる人がいたから
深まったし本質に近づいたのだ、と。

長い時間をかけた先に
話を聴いて整理してくれたその人からも
不安が言葉となって出てきた。

自分だけで自分の不安を言葉にすると、
それに引っ張られそうとか、
その不安に向き合うくらいなら
他のことにエネルギーを使いたいと
思うだろう。

だから、わざわざ言葉にしない。
言葉にしないから、しっかり観ないまま
その不安を封じ込める動きをする。
解決と解消だと、解決するイメージ。

でもそこに、チームがあれば
「何か不安?」と聴いてくれる人がいる。
「それが不安なら、私はこうするね」と
動いてくれる人がいる。
そうやって、物事はより良くなっていく。

不安こそ、一人で向き合うものでは
ないのかもしれない。
不安は言葉にして、誰か伝えてこそ、
仲良くなれるのかもしれない。

不安を言語化すること、
誰かに伝えることは
自分に素直になることでもあるし
気持ちよかったから。

そして、それを伝える相手が
チームであれば
誰かの不安は、誰かの活力になると思うから。
何とかしてあげたい、何とかしよう、と
それぞれの脳が動き出すのが、
きっとチームなのだと思う。

茂木さんの、このnoteを思い出した。

自分の最大の欠点のすぐそばに、自分の最大の長所がある。
だから、欠点から目をそらすのではなく、長所と一体となった、個性そのものに目を向ければ良い。

これは、一人でやるのは難しい。
でもチームでなら、容易い。

そんな気がしている。


photo by 写ルンです│
空の色が濃い。色の変化に気づくには、空を見上げることが必要なように、誰かの変化に気づくには、誰かとじっくりと向き合う必要があるなあ。

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