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#41 私の興味は、誰かの「好き」から始まる

期待して行ったイベントが、全然楽しくなかった。何百もの出店者が集まった手づくり系のイベント。好きなジャンルのイベントで、規模も大きいのに、なぜワクワクしないのだろう。

考えながら歩きまわって、気がついた。
出店している人たちが、私からは楽しそうに見えなかったのだ。

「見てもらえて嬉しい!」「もっと知ってほしい!」という熱量が、感じられなかった。魅力的かもしれない商品よりも先に、売っている人たちの様子が気になってしまった。

私の"期待"は、作品の面白さよりも、つくり手の方々の熱量だったのだ。
情熱あっての「素敵」。そう思っている。

「好き」が語られる瞬間がとても好きで、それを味わいに行こうとしていたのだなあと思った。
私の興味はいつも、誰かの「好き」から始まるから。

今日出会った「好き」は、上質なオーガニックコットンのTシャツ。紡繊からメイドインジャパンだというZoe BISHUというブランド。

話をしてくれたお姉さんが美しくてお洒落で、誇り高い感じが素敵だった。Tシャツの生地が、驚くほど滑らかで魅力的だった。愛知県にあるアトリエに、いつか行ってみたい。

イベントの帰り、もうすこし「好き」を味わいたくて、蔦屋書店に立ち寄った。友人の誕生日プレゼントに、とても素敵な色鉛筆を選んだ。
削りカスがお花になる、花色鉛筆。


つくった人がいなくても、アイテムそのものやパッケージ、ディスプレイで情熱が伝わってくる。凄いなあ。

今好きなものの多くは、誰かの「好き」を教えてもらって、私も好きになったものがほとんどかもしれない。
誰かのおかげで、自分の世界が広がったり豊かになったりしているのが、とても嬉しい。


photo by 写ルンです│サトーカンナさんへの興味は、親友の「好き」がきっかけ。その「好き」は、下北沢にも、名古屋にも連れて行ってくれたし、all about paradise のとびきり素敵な人たちにも会わせてくれたのです。

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