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#22 質問は、想いを言葉にする機会を生む

先日、オーストラリアの友人と
話して感じたことを書いた。

彼から、
今日こんなメッセージが届いた。

私たちの会話を振り返っています。あなたは私に多くの重要な質問をしました私はあなたに会えてとても幸せでした"What is your dream?""Why is that your dream?""What is your theme for this year?"

確かに、私は聴きたいことを
ストレートに聴いた。
彼は、そんなこと聴かれたことがない
という表情で、
「Good question!」と言ってくれた。

重要な質問、とは。

そのとき言葉にして良かった、
という意味ではないかと思う。

思ってきたこと。
考えてきたこと。
でも、誰かに伝えたことはなかったこと。

それを伝わる言葉にする機会を
つくった質問だったのだろう。

言葉にすることで、
自分一人の中で完結していたものが
相手と共有される。

約束ではないし、
一緒に何かをする訳でもないけれど
進むための一押しになったり、
想いを大事にする機会になったりする。

それは、自信になるし、力になる。
プレッシャーにもなるけれど、
相手が知ってくれることで
面白がれる余白が生まれる。


別の場面でも。
今日、あるプロジェクトのMTGで
そのプロジェクトをあまり知らない人が
ひたすら質問するという時間があった。

これを誰かにオススメするときには、どんなふうに言う?〇〇ではなく、これを選ぶ理由は何?めっちゃすごい、と言える理想って、どんな感じ?

MTGに参加しているメンバーのうち、
3名は日頃からよく話しているが
残り3名はほとんど話したことがなかった。
でも、質問に答えていくことで
それぞれのフィルターを通した言葉で
プロジェクトそのものが
描き出されていった。

深みが増し、愛着が増し、
MTGの最後にはそれぞれの言葉で
”頑張ろう”と口にしていた

その場にあったものは「質問」。

聴く人がいることで、
答える人の想いは言葉となり、
その場に現れて
みんなで観ることができる

聴く人、質問の日本語、
その場における関係性。

様々な要素が絡み合っているが、
オーストラリアの友人との
会話を振り返ると
始まりはシンプルに、
「聴きたいことを聴く」
だろう。


photo by 写ルンです│
梅小路公園。たくさんの家族がいて、たくさんの物語がある。そんな世界にいることを、ときどき忘れてしまっているなあ。


サポートいただき、ありがとうございます! 有料noteを読んで、学びにして、また書きたいと思っています。