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#20 疲れきってしまわないように

2年半過ごした会社の最終出勤日。

会社の最寄り駅から
歩きながら涙が溢れてきた。
その道、その景色に、
たくさんの思い出があって
急にさみしくなったから。

あの人とのあの会話、
あの日の自分の気持ち。
蘇ってくると際限がなくて、
こんなに憶えているものかと
いつものことながら驚いた。

京都から加古川へ約1年半通った。
在宅勤務もさせてもらったから、
毎日ではないけれど
学生時代には旅行でしか
行かなかったようなところに
よく通勤したなあと思った。

一日が終わって、元同僚から
こんなメッセージが届いた。

最近のあなたは、自分が疲れきってから、あたし疲れてたんだ。ではなく、まわりに頼ってみること。や、自分にちょっと休憩。を与えてあげれるようになってるから、心配なく、あなたは大丈夫。と思ったんやなと思いました!

いつも、怖かった。
自分が何も感じなくなってしまうこと、
何もかもどうでもよくなってしまうこと、
起きあがれなくなってしまうこと。

そして、その原因を
「頑張りすぎること」だと思っていた

でも、違った。

「疲れきる前に気づくシステム」
にしておけば良いんだ、と。

今、私は
「自分の感情や声を聴いてあげる時間」
意識して持っている。

嫌だなと感じたときに、
その嫌を味わう。
素敵だなと思ったときに、
その素敵をじっと見つめてみる。

それから、何か行動したり
言葉を発したりするようにしている。

ちょっと離れたところから私を観て、
「あ〜、今こんなことを思っているんや」
「ちょっと嫌だねえ。どうしようかねえ」

と、話しかけているイメージ。

この時間があるだけで、
今どのくらい疲れているのか
何にしんどいと感じているのかを、
目にする機会ができると思っている。

目にすれば、対策ができる。
目にすれば、労わることができる。

疲れきってしまわないために、
自分が自分にしてあげられることをしよう。
どうしようもなくなったら、
助けてくれる人はいるけれど
限りある時間の中で
私はその人たちと愉しい時間を

過ごしたいから。

練習中。
すこし余裕がある今のうちに。
昨日の元同僚からのメッセージは
練習のささやかな成果だと感じて、
嬉しかった。続けていこう。


photo by unsplash
このちいさなバンビちゃんの目線の先には、どんな景色が広がっているのだろう。私はちいさいし弱いけれど、広い世界を見て生きていきたい。

サポートいただき、ありがとうございます! 有料noteを読んで、学びにして、また書きたいと思っています。