カイ、保育園を卒園しました。
土曜日、保育園の卒園式がありました。
最初に書いておくけど、多分、この記事は長くなります。そして、読みやすくもない事でしょう…私の気持ちの殴り書き。笑
卒園した保育園は、去年の夏から入った保育園。約9ヶ月間お世話になりました。
離婚後、引越しをしたので保育園も変わり、色々ありながらもみんなと仲良くなれ、無事卒園式を迎えれる事ができました。
よく考えてみたら、新しい事は沢山あっても、卒業という一つの節目を迎えるのは初めての経験です、私もカイも。
そしてミィも、いつもカイと一緒の保育園だったので、見送るという事をするのは初めて。
私も緊張しながら、卒園式会場に入りました。
小さな保育園なので、卒園生もほかの大きな保育園に比べたら少なくて。
そのお陰で、子供たちが座る椅子が横一列に並べられたその目の前に、それぞれの子の親の席が準備されていました。
……意味わかる?笑
目の前に座るカイ。緊張してるような、ニコニコしてるような。
ちゃんと大きな声出せるかな?
恥ずかしがって返事もちゃんと出来ないのでは…
とか、色々思って目の前のカイを見てたけど、一番最初に子供たちが歌った大きな歌声で、そんな心配は吹っ飛びました。
みんなで大きく口を開けて、元気な声で、上手に歌ってて。その姿と歌声で、もう私の目には涙がいっぱいたまっちゃって。笑
あの卒園式とかの歌、歌詞がずるいよなぁ。子供があの歌詞を一生懸命歌ったら、そりゃ泣くよ。
でも、今日の卒園式は泣かないって決めてたのです。その理由はまたあとでにして、とりあえず泣くのはなんとか耐えれました。
卒園証書授与をして、ステージの真ん中に立ち、自分の名前と、大人になったら何になりたいかを言う場面があったんですけど…
これ、ほんとにカイなの?照れずにこんなハキハキと大きな声で、まっすぐ前を見て、言う事ができるの?!
と、私はびっくり。
もーほんと、お調子者のわりには照れ屋すぎるし気が小さいカイなので、そういう場面って一番苦手な感じだったんです。
なのに、とってもハッキリと、言葉を発することができました。
ちなみに将来の夢は仮面ライダー。
受け取った卒園証書を私の目の前に持ってきて「ありがとう」という言葉と一緒に渡してくれて。
何を、ありがとうなんだろう。
私の方が、ありがとうなのに。
こんなにいつの間にか大きくなってた。
私が頑張って育てたんじゃない、子供たちが勝手に大きくなったわけでもない。
カイはカイらしく、色んな環境を受け止めて、逃げてみたり、挑戦してみたりしながら、ここまで大きくなってくれた。
その姿がどれだけ私に力をくれた事か。
ありがとうは、ママが言うセリフだと思うと、また泣きそうになった。
そのあと、妹のミィたちが、卒園生への言葉と歌を贈って。その姿も可愛かったなぁ。
そして最後、退場するときは、子供の名前が呼ばれたら親も立って、わが子に書いてきた手紙を読むようになっていました。
私、2番目に読むようになってたんですけど、1番目だったお母さん、泣いちゃってなかなか読めなくて。
それ見て私もまた泣きそうだし…
でも、我慢。
そして私の番が来た時、恥ずかしがらずにハキハキ言えたカイを見習って、棒読みでもなく、心を込めて、手紙を読んだ。
カイへ
卒園おめでとう!
あんなに小さかったカイが、こんなに大きくなって、お兄ちゃんになって、たくさんのお友達と一緒に卒園式を迎えれた事、とっても嬉しく思います。
ママはいつもカイを怒るけど、カイの優しさにいつも支えられています。ありがとう。
これからも、優しいカイのままでいてね。
次は幼稚園が始まるよ!今よりもっと、たくさん、色んなことができるようになるだろうから、ママにまた色々教えてね。
カイ、大好き!
ママより
このまんまを読みました。
生まれてきた時のことを書いてる人も居たし、内容は様々だったけど、育ててる子は違っても、親としては共感しかないような内容ばかりで、人のを聞いてても泣けた。
あと保育園の子達ってほんと可愛くて、変な話みんながわが子のように思えて。笑
だから余計に、感動したなぁ。
カイって、親の私が言うのもあれだけど、とっても優しい子。もちろん、私に怒られる事はたくさんあるけどね。
お調子者のくせに気が小さくて、楽しい事が大好きなくせにみんなの輪に入るのは勇気でなくって。
保育園に行きだして一時した時、朝は泣くし、帰りに保育園休みたいと言いだした時がありました。
きっかけは、お友達がこぼしたお茶。
お茶がこぼれて、その近くに居たカイは、友達から「これカイくんがこぼしたんやろー!」と言われたそうです。
でも意地悪とかじゃなくて、あららー笑 みたいなノリだったと思う。
カイも、自分じゃないよー!と、笑いながら言ったんだって。
でも、いやカイくんやーみたいなやり取りがあったらしく。
そしたら、お茶をこぼした子が「僕がこぼした、カイくんじゃないよ」と言ったらしく、それでその話は終わったらしい。
だから私はその話を聞いた時、その「僕がこぼした」と言えたお友達はすごいね、エラいねと言いました。
カイも誤解がとけてよかったねって。
でもカイの中ではその時ダメージが結構強かったみたいで、保育園に朝行って、仲のいい子達が何人かで遊んでいると、そこに入りきらないようになりました。
そして泣いて、ママとおる、休む、と。
そんなのが2週間は続きました。
その期間のうち1度だけ、休ませて、2人きりで思い切り遊びました。たまにはこんな日もいいねって言うと、いつものカイの可愛い笑顔で、うん!と元気よく言ってくれた。
まぁ、そのあと順調に保育園に行けたかというと、そうでもなくて。笑
だけどなんだかんだ、楽しみながら保育園に通いました。
しれーっと保育園の様子を見てた時、みんながカイくん!カイくん!って、カイのそばに寄って行ってくれてた。
女の子たちほ、カイくんイケメン!と言って、結婚したい人はカイくんと言ってくれてた。(カイ、イケメンの意味を知らず、みんなからイケメンって言われる…意地悪言葉なの?と聞いてきた事もあった笑)
カイのまわりにはいつも、楽しいお友達が居ました。
カイの名前、海と書いてカイって読むんですけど、
海はたくさん人が集まる場所。だからこの子のまわりにもたくさんの人が集まるように、たくさんの人が集まってくれるような人になりますように。
そんな思いで、海という漢字をつけました。
だから、保育園のそんな様子を見たり聞いたりすると、嬉しい気持ちになっていました。
そんなカイだけど、まぁ泣き虫、すぐ泣く。笑そして小さなことも気にするタイプ。
離婚前の別居中、こんな小さな子が大人の言葉一つに顔色を変えて、私の顔色を見たりしてる事に驚いて、申し訳ない気持ちにもなったりした。
そして私はその時、パパが居ないなんて言わせないくらい、今以上にこの子達の母になると自分と約束しました。
私はその自分との約束を、きちんと守れてると胸を張って言えます。
悩むことやうまくいかない事はあっても、私は子供たちをずっと見てた、子供たちの事を1番知ってる。
そして同じように、子供たちだって、ママはどういう人なのか、という事を知ってくれています。
だから、卒園式では泣くのを我慢しました。
離婚や別居中、たくさんの涙を子供たちに見せてしまった。今はまだ、カイの中で私の涙って「ママ、悲しいの?」と思わせてしまうもの。
それに、顔色みて色々してしまうカイ。長男長女あるあるのまんまのカイ。私もそうだったからよく分かる。
あ、ママ泣いた、こうしたらママは感動するんだ、泣くほど喜ぶんだ。
そう思ってもらうのもいいのだけど、今回の卒園式は、親のためのものじゃない、子供たちの頑張りの塊だと思っていたので、ママはこうしたら喜ぶんだ!とかじゃなくて、カイすごい!やったね!上手だったね!と、自信を持たせるものにしたかった。
そしてカイ本人も、やった!カイできた!ママ見た?!って、思うものにしてほしいと思った。
優しさや人の気持ちを汲み取って何かをするということは、5歳のカイには充分もう備わってる。
足りないのは、自信。それがあれば、カイはもっともっと、男の子らしく、楽しく過ごせる。いい意味で、少しママ離れできる。
カイの母である私は、日々そう思っていました。
だから絶対泣きたくなかった。
子供たちにとって、私の笑顔のパワーはすごいものだから。きちんと、笑顔ひとつで、伝わって、自信を待たる事ができるのが、私の笑顔。
感動したよって泣くのは、家に帰ってからでもいい。
そんな思いで出席した卒園式でした。
見事にカイは成長を見せてくれて、やっぱりもう気を緩めればどんだけでも泣けるってくらいだったけど、笑顔で最後まで居る事ができました。
子供の成長ってこんなすごいんだ、あっという間なんだと、なんだか嬉しいような切ないような、不思議な気持ちになったなぁ。
ただいつも成長を見て必ずもらうものは、勇気ですね!私も頑張ろうと思えます。
行ってきますという言葉と、保育園の教室に入っていく背中に何度勇気をもらったかわかりません。
大人からしてみたら、学校ってすごく楽なものに感じちゃう事もあるけれど、大人になった事がない子供たちにとって、今が全て。
嬉しいのも、辛いのも、今生きてきた中でしか比べようのないもので。
泣きながら保育園へ行ってたとき、カイはきっとすごく胸をチクチクさせながら行ってたんだと思います。
だけど!よく頑張りました。そして、私に勇気をわけてくれてありがとう。
幼稚園でも頑張ろう!ママもいっぱい頑張るよ!
これからがまた、楽しみです。
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