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ジャニーズJr.に聞いて欲しい話 なぜ林くんの結婚を祝福できるのか

2020年6月20日。とても縁起が良い日だそうです。日本の暦の上で最上の日と言われる「天赦日」と「一粒万倍日」が重なる一年で最も縁起が良い日。きっと全国の役所で新たなスタートを切る2人が婚姻届を提出したことでしょう。

私が世界一好きだったアイドルもこの縁起の良い日に婚姻届を提出しました。
林翔太くん、ご結婚おめでとうございます。そしてジャニーズJr.卒業おめでとうございます。


6月20日
昼過ぎにバイトから帰ってきてお昼寝してしまった所を母に叩き起こされました。時刻は18時過ぎ。20時から始まるジャニーズJr.の生配信を見るために散々騒いでいた私がまだお風呂に入っていないことを咎められ、携帯を確認する暇もなく速攻でシャワーを浴び、髪を乾かそうとドライヤーを手に取ると、やっとここで携帯に通知が来ていることに気づきました。

時刻は19時前。
ジャニーズJr.情報局からのメールのタイトルを見て私は固まりました。「(個人・グループからの)お知らせ」というワードはアイドルのファンをする上で最も恐られているものだと思います。その恐るべきワードが、私が世界一好きだったアイドルの名と共に目の前に立ちはだかっているのです。このワードと彼の名の組み合わせを見たのは2回目、前回はグループを脱退する時でした。当然悪いお知らせだと思い、なんなら前日に彼の同期が退社を発表していたのもあり指先を震わせながらメールを開き、間違えそうになりながら会員番号とパスワードを打ち込み、意を決してお知らせを開きました。

そこには丁寧な字で、彼が各方面から褒められるお手紙という形で結婚の報告がなされていました。同時に、ジャニーズJr.を卒業すると。
わたしの歴代の好きなアイドルの中で初めて既婚者が出ました。

好きだったアイドルが結婚する気持ちはどんなものなのか。事務所の名だたる先輩方が結婚されていく昨今、祝福と批判が立ち込めるSNSにおいてファンを辞める人、応援できないと宣言する人、素直に祝福しこれからも応援することを誓う人…様々なファンの形を見てきました。
いざ自分が好きだったアイドルが結婚したとき、私はなにを思ったのか。

好きな人が幸せになるってすっごく嬉しい! 

シンプルにとても嬉しかったです。小学生の時からアイドルという職業をして普通の生活など送れなかったであろう彼が、自分の望む幸せを掴めたこと。自分の好きな人が幸せであれば自分も幸せなコスパの良い女なので、不安に思い連絡をくれる友人をよそに(心配してくれてありがとう☺︎)、ニヤニヤしながら嵐の愛を叫べを歌うくらいには嬉しいし、おめでとうと思えました。
さらにジャニーズJr.を卒業。これは彼がジャニーズJr.でありながらも沢山の舞台に出演した努力の末、演技のお仕事を認められた一つの証だと思います。これもとても喜ばしいことです。

SNS上でもたくさんの祝福の声が上がりました。昔から彼を応援している方々のアカウントを久しぶりに見に行くと、どの方も彼が結婚することを喜んでいました。まあ所詮SNSですから本当はどう思っているのかは分かりませんが、鍵をかけていないオープンな状態のアカウントで発信する内容としては花丸100点のものが多かったと私は感じています。

そして、彼は現役のジャニーズJr.として(卒業はしますが)私が知りうる限りでは初めて結婚を公表した人になりました。
(先輩の例で風間俊介くんは2013年に結婚そして発表をしており、ジャニーズJr.のサイト上に出演ドラマ・舞台の情報は掲載されていましたが、実際出演する際には風間俊介(ジャニーズJr.)などという表記はありませんでしたので、ここではJr.としてカウントしていません。2012年出演の連続テレビ小説「純と愛」の出演者欄にジャニーズJr.表記はありませんでした。)
では、現役のジャニーズJr.が結婚してもいいのか?彼が結婚しても大多数のファンが納得・祝福している理由はなんなのか?元々の彼のファンであり、現在、現役高校生を擁するジャニーズJr.のユニットのファンをしている私が考えてみました。

◯なぜ林くんの結婚は納得されたのか

①年齢

ジャニーズJr.のファンでない方は、Jr.は10代の若い男の子の集団と思われがちだと思います。しかし昨今のJr.はもちろん10代のメンバーもたくさんいますが、20代後半のメンバーも多く、30代のメンバーも数名います。今年デビューしたSnowManの深澤くん、奇しくも林くんの大親友ですが、彼は27歳でのデビューでした。そのような背景がある中、今回の主役である林くんも現在30歳です。
結婚適齢期といっても過言ではない年齢に差し掛かった彼の結婚に、年齢という余地で反論できる方はなかなかいないでしょう。

②アイドルという活動をしていない

林くんは2年前の2018年3月末に所属していた宇宙Sixというユニットを脱退しています。理由は「自分の好きなお芝居の道に進みたいから」というものでした。それ以降、彼は歌って踊るいわゆるアイドルとしてのお仕事はせず、舞台でのお芝居を中心に活動してきました。彼がユニット脱退後にジャニーズJr.としてジャニーズの作品に参加したのは滝沢歌舞伎、それに伴ったKEN☆Tackey音楽番組出演の際のバックダンサー、滝沢歌舞伎ZERO、ジャニーズJr.としてのドーム公演のみだと記憶しています。あとこれはその中に入れていいのか分かりませんが、ふぉ〜ゆ〜が自分たちの配信にゲストとして迎えていました。それ以外は共演者にジャニーズの面々がいた場合もありますが、主催がジャニーズ事務所ではない俗に言う外部の舞台に出演していました。あとミヤギテレビの方で御朱印のコーナーを持っています(これに関しては私も未だによく分かっていない)。
そう、彼はここ2年ほどジャニーズJr.という肩書でありながら一般の方が思うJr.の活動のようなものはほとんどしていなかったのです。甘い言葉を囁いたり、先輩のバックダンサーをしたり、少年倶楽部で歌ったりしていないのです。
一般的なイメージとしての日々甘い言葉をファンに向かって囁き、多少なりとも疑似恋愛のような要素があるアイドルの結婚とは、訳が違うということを知って頂きたいと思います。

③ファンの層

これに関しては完全な私の主観ですので、不快に思われる方がいたら申し訳ありません。④まで飛ばしていただけたらと思います。
前述したように林くんは現在30歳にして、小学生からジャニーズ事務所に所属しており芸歴は20年です。若き頃の彼の主な出演は嵐のバックダンサーやPLAYZONE、滝沢演舞場などでした。その中で彼や当時彼の所属していたユニットを応援するファンはかなり厳選され、舞台作品はチケットが高額であることや少年倶楽部に出演していなかったことから若く新しいファンはなかなかつきにくかったことが予想されます。事実、私が宇宙Sixのライブや林くんが出演している舞台に入った際には、周りのファンの方は彼と同年代の方やさらに上の世代の方が多い印象を受けました。
またこれはとても言い難いのですがこれを機会にお話ししますと、宇宙Sixでの湾岸ライブの際私は高校生でしたが、見渡す限りで同年代の人は片手で数えられるぐらいしかいませんでした。舞台になると同年代の人はほとんどいませんでした。さらに、入る度にファンも同じような顔ぶれでそのコミュニティの狭さ故に新規のファンが付き難かったのもあると思います。
纏めますと、林くんのファンは理解のある年齢層の割合がとても高いと考えられます。この層の納得・祝福が周りにもそのムードを伝え、ファン以外の方も祝福しているのかなと感じます。

④"匂わせ"や"流出"がなかった

近年、どの界隈でも問題視される匂わせと流出。匂わせや写真の流出で炎上するアイドルやタレントも多く、事実として私の応援しているユニットのメンバーも昨年写真の流出から謹慎しました。
しかし林くんは一度もそのようなことがありませんでした。7年間交際していたと発表されましたが、その7年の間に交際を匂わせるような行為はなく、2人でいるところを写真に撮られることもありませんでした。
もちろんこれは表向きの話ではあるので、長く応援しているコアなファンの方はお相手の見当が付いていたりするのかもしれません。また、私も以前に水面下の噂で良からぬことを聞いたこともありましたので、彼にアイドルとしてやましいことが一度もなかったかというと言い切れません。しかし、そのどれもが昨今のように確実な情報源があり、ファンがみな知っているということはなかったのです。
彼が20代前半の頃にSNSが今のように盛んに使われ誰もが利用している状況ではなかったことや、人気や年齢など要因はいろいろあると思いますが、今回の発表ではファンを裏切るような行為をせず結婚まで至ったことを評価している方が多いと感じました。
(でも、7年付き合ってたのか…あの時もこの時も彼女はいたのか…と思うと少し複雑だよね…それに関してはまたちょっと考えようね…)

以上のことから、大多数のファンが現役ジャニーズJr.でありながらも林くんの結婚を認め、祝福しているのだと思います。
さて長くお話ししてきましたが、今回まとめた理由としてはこの前例をきっかけに、Jr.でも結婚してもいいんだ!と思うメンバーが出てくるのではないかと思ったからです。
そんな人たちに上記を読んだ上で一つ聞いて欲しいことがあります。

匂わせるな!写真を撮られるな!
アイドルという自覚を持て!

女性と交際すること、結婚をすることは権利ですのでファン側からやめろと言うことはできません。また、ジャニーズ事務所にそういった規則はありません。
しかしながら、アイドルというのは夢を売る仕事です。交際した際に相手の女性がSNSに写真を載せるようなタイプではないか、デートの際に自分だと断定されるような写真を撮られないように気をつける意識はあるのか、はたまた自分の今の立ち位置を理解して行動できるのか。いろいろなことを求めてしまいますが、アイドルとして生きていきたいならばこれらを意識して行動して欲しいと思います。
自分のファンをどれだけ傷つけるのか、自分が活動していく上でどうしたらいいのか常に考えて行動してください。



最後になりましたが、本当に祝福したいのは結婚もそうですがJr.卒業です!俳優・林翔太本格始動おめでとうございます。でも時々歌ってくれたら嬉しいな、私ははやしくんの歌声が好きなので。はやしくんのファンクラブに入れる日を心待ちにしています☺︎





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