MOGRA10周年

「 僕 と M O G R A 」
ずっと始めてみようかなと思ってた「note」
そして8億年の月日が流れた去った「note」

なのにやっと始めたきっかけが他店の10周年。
LOUNGE NEOの店長を辞めたこと、clubasiaの店長になったこと、開催してるパーティーのこと、様々に書きたいことはあったはずなのに。

きっかけはコレ。

素直にいいテキストだなぁと思いまして。
読んだその日、仕事中にもかかわらずMOGRAに遊びに行ってしまった。
時計を見たら2:00。当然電車などない。仕方なしに店の近所で適当にタクシーを拾い首都高利用で計¥7,000をかけて「ブースレンタルデイ」に向かった。

イベントでもなんでもない日に。

到着。いつものセキュリティ、さんのーさんに迎えられ入店。想像したいつもの面々がいつものバーカンでだべってる、いつもの光景。もつ煮を頼んだはずがビーフジャーキーが出てきた(美味い)。いつもの試験管に入ったいつものイエガーが飛び交う。ブースレンタル = 練習かなと思いきや中々のバチバチ感に小躍りする。いつものごとく酒を飲みすぎる。いつものお客さんに高坂穂乃果が好きなのに矢澤にこのタペストリーをいただく。明け方、来た覚えがない日高屋で潰れてるところを若いもんに起こされ8:00、39歳。
やっちまったなぁとは不思議と思わない(少し思う)。
MOGRAで遊んだのだからまぁ仕方ない、いつものことだ。

「楽しかった」

なんとなくストレス発散できたことに満足して帰宅。そして仕事だけがたまった。

この感じはMOGRAのどのパーティーで遊んでもほとんど変わらない。感想はいつも「楽しかった」だ。嫌な思いをした記憶は....あまりない。

今や仕事感覚でしかCLUBとは向き合えなくなってることが多い今日この頃。そんなある日の話。
仕事でありえん程にむしゃくしゃした時があった。逃げ出すように無心で飛び乗ったタクシーの運転手に「台東区秋葉原3-11」と何も見ないで言い放った。そしてこう思った。

「俺にとってMOGRAは限りなくプライベートで遊ぶ店かもなー」

秋葉原に向かって走るタクシーの車内で自分の会社の住所を覚えてないことに気が付いて笑った。

MOGRAで遊ぶようになったのは4年前。
正確には初めてのMOGRAは9年前、1度だけ。
その時と再び訪れた5年後のMOGRAとではとても差を感じた。
当時は秋葉原にクラブができたらしい、そんな話がちらちら話題に上がっていた。渋谷でブッキングしていたDJが「elemog」に出てたり、USTREAM配信がヤバイ等々、様々に話題だった秋葉原MOGRA、おもしろそう!!
しかし、機会があり実際に初めて足を運んで見たその光景を当時の僕は理解できなかった。正直な感想だ。すーすけのMOGRAデビュー戦の応援、初めて体験したきつねさんのアニソンVJが素晴らしかった、以上だ。嫌な思いをした、そんなことではなく、単純に自分との「違い」を感じた。このカンさんと山田のインタビュー対談の通り、「当初MOGRAに対していいイメージが持つことができなかった」というのはこの日感じた「違い」からだ。加えて当時「秋葉原」という場所に偏見を抱いてたことも事実で自分が好きではないクラブ、として記憶に残った。その日、D-YAMA氏にも会うことはなかった。たった1日の出来事が偏見の塊にしてしまう僕らの仕事は中々に恐ろしい。
そしてより渋谷で頑張ると決意したのも多分この日だ。


がしかし、それから日増しに年々とインターネットやアーティストから「MOGRA」というワードを頻繁に聞くことになる。自然とチェックする自分、配信を熱心に見る自分、ツアー、アゲハ、海外、武道館、DIGITALISM ???オイオイオイオイ、店の所業か?そんな日々を過ごすなかで、ちょっとした無法地帯となっていたLOUNGE NEOの店づくりに悩んでいた2015年、HyperJuiceのharaくん、DJ WILDPARTYに諭されて再び秋葉原に向かうこととなる。意地になっていた5年がバカバカしいと思う程に、そして笑い転げる程に楽しかった。
とまぁその経緯はこんなフライヤーの裏面にまとめられています。

今や伝説と語り継ぐものも少なくない(?)忘れられないパーティー。
この日を書き殴ったブログが存在する。(自分の誕生日イベント前に毎日書いてたブログ)

この日1番忘れられなかったこと。

矢向「"俺なりのMOGRA"じゃなくこれが"俺たちのMOGRA"だー!」

そう叫びました。
出演したアーティスト、来場したMOGRAからのお客様は改めてこう思ったはず

「やっぱMOGRAが好きだ」

かくして感謝とリスペクトの意で開催したものの、少なからず渋谷にも秋葉原カルチャーを引っ張ってくるぞと息巻いていた僕は、結果としてMOGRAのプロモーションに盛大に加担するとともに、フロアの感情を渋谷にいながら完全にかっさわれ、大成功&大完敗することになったのでした。ただ、なんというかこう、その一枚岩のような光景に羨ましくもあり憧れもあり嫉妬もあり、でも単純に、楽しかった。
そして数字としての記録も。そう、恐らくこの日のBar売り上げをLOUNGE NEOが超えることは未来永劫ないだろう…

以降、LOUNGE NEOに出演していたアーティストもMOGRAに、MOGRAに出演していたアーティストもLOUNGE NEOに、お客様も含め秋葉原と渋谷の店舗間の交流は増えた気がします。「俺モグ」の開催にはとても頭が上がらない。し、未だに「俺なりのNEO」を開催するに至っていない(今はasiaだけど)

とまぁそんなこんなでMOGRAを1つのモデルケースとして改めてLOUNGE NEOの店づくりを見直すことに。当時それが真似てるだけじゃんwなど、遠慮もクソもなく堂々と心無しに叩いてくる人も多々いたけど店が良くなるならという気持ちだったので、じゃあここはこうしよう、今度はこうやってみよう、受け止めるべき所は受け止めてあとは適当にヘラヘラしていた。加えてD-YAMAにみる「店長の発信力が1つの媒体となり拡散力を持つ」ようにとおじさんながらSNS力のアップを目指し、合わせて「スー」の認知を。そして僕はプレイヤーではないのでパーティーで説得力を。LOUNGE NEO成長の背景にはMOGRAがあったのは事実だ。そんなある日、山田からスタッフが足りないからNEOのスタッフにヘルプで入って欲しい、お願いの連絡をもらった。とても嬉しかった。まぁそんな気なしに適当にヘルプ要請がウチに来たのかはかわからんけど、すこしNEOが変わったと思えた瞬間だったかもしれない。スタッフは店を写す鏡とか昔のどっかの偉い人が言ってた気がするから。書いてて思うが中々にちょっとダサい話だ。でもどこのクラブより目指したクラブであるからカッコつけてる場合ではなかった、それ程にあの頃僕は必至だった。歳なんて関係ない。そう考えると、本当の当初はどうだったかは知らないけど、この俺が()目指していた店が10年目を迎えないわけがない、迎えなかったとしたらふざけんなこの野郎、責任取れ(?)と殴りこんでたかもしれない。良かったね10周年☆彡

「 10年 」
僕は10年というワードには並々ならぬ思いがあります。
さて、ちょっと角度を変えましてまずD-YAMAというもののけについて僕が思うこと。
・酒
・意地悪
・性格悪い
・噛む
ネタとかではなくパッと思いついたのはこんなもん。後追いで加えるならDJうまい、飯作れる、チタさん、ピートくん、器用、等々。。MOGRA以前の彼を俺は知らないが21歳で店長就任、なるほど。21歳の自分とかパチンコ屋に朝から並んで学食食って海で寝て徹夜でスケボーしてパチンコしてみたいな生活だったなと。軽く僕の経歴を話すなら、

22歳 仙台 プロモーター/イベンター
26歳 東京 マネージャー/全国ツアー制作
29歳 渋谷 Glad店長
32歳 渋谷 LOUNGE NEO/Glad店長
39歳 渋谷 clubasia店長
今に至る

お店の店長歴で言うと実は僕も今年で10年なんですよね。
ただ "ゼロから店を作った" という点ではやはり敵わない。僕は既に存在したフォーマットから始めた店長だ。きっと、いや必ずMOGRAの10年の歴史には様々な問題もトラブルも悩みもあったはず(え?そんなもんないっすよ、いいから酒飲みましょ、っていいそうだけど)。ただ、結果は10年だ。10年続いたという実績はクラブ業界においては絶大な信用に値する。思っている以上に世間のクラブへの信用度は低い。これは自分が会社の部長になって感じたこと、実際に経験したことから言える言葉だ。幸い弊社は歴だけは抜群に長い。
10年前、尊敬するある店(超有名ライブハウス)の店長が独立して新店を出すことが決まり、同時期に今の会社に就職が決まって、将来、同じくお店を出したいんですよねと伝えた僕にその店長が話してくれた。「鈴木君、10年間この仕事を続けてみなよ。僕らの仕事は資格なんてない。持ち合わせてるのはふんわりしたスキルだけなんだ。そんな奴を世間は信用してくれない、お金も貸しちゃくれない。じゃあなんでお店が出せたかって、10年続けたことが信用になったんだよね。無事お金も借りれた。まぁ店ができたら遊びに来て」その新店(超有名ライブハウス)は今も最前線でやっている。とまぁ10年にこだわるのはそんな話を聞いたからなんですが、その10年に到達した今、今度は"ふんわりしたスキル"の磨きが足らんと思うわけなんですが。ダラダラ何が言いたいかというと、密度高く続けた10年を超えたMOGRA、D-YAMAはむちゃくちゃヤバくなるんじゃない?っていう。やはり脅威であることには変わりはない。酒飲みで意地悪で性格悪い噛み癖のある店長がいる店なんて脅威というか暴力でしかないんですけど、ドMな僕は刺激と勘違いし、あの頃とはまた違った想いで渋谷で頑張ろうと決意するのでした。

「 MOGRA 10th Anniversary 」
さて、明日に迫ったMOGRA10周年パーティー。
(他店の周年をこんな文章まで書いてバカなのかな)
お店にとってまた1年を無事に積み重ねられたということは中々にして喜びですのでアニバーサリーはやっぱり特別です。

そのMOGRA 10th Anniversaryを僕目線で。
お店のアニバーサリーだ!と思います。(当然なんですが)
勿論豪華な面々なんですけど、豪華に見せるために作られた豪華な内容じゃないってことですかね。凄く出演者を大事にしていると勝手に思いました。それは出演される方もされない方まで含めて。それとMOGRAのタイムテーブルはすごく楽しみです。恐らくD-YAMA氏が作ってると思いますがいつもいいタイムテーブルだと感心します。タイムテーブルってメッセージだったりしますからね。僕も意思のあるタイムテーブルを心掛けてます。総じてどの日程も楽しみです!

さて、この何年かでMOGRAでお世話になった皆様を簡単にご紹介してみたりコーナー(HokBoyの真似)。

■ hara(HyperJuice)(生き残って度★★★★★)
僕の店長人生を果てしなく助けてくれている男だ。僕は彼への感謝も絶対に忘れません。3日間マジで1番生きなきゃいけない人。ちょと意地悪だから注意☆彡

■ DJ WILDPARTY(HELP度★★★★★)
俺を救ってくれる大好きな男。でもやっぱりMOGRAでみるワイパくんは大好きなんだ。俺が好きな黒い炭酸の液体お願いね☆彡

■ kei。(癒し度★★★★★)
オアシス。彼をMOGRAで見かけただけでそんじょそこらのおっぱいに触れるよりストレスが8億%軽減されます。いい音出してや☆彡

■ Naohiro Yako(色々期待度★★★★★)
本ブログを書くきっかけになった方。10年全て見てきたDJってやつ、マジで楽しみだけどきっとベロベロなのになんでDJやれてんの!?がまた見れるはず☆彡

■ まなぶさん(パワー★★★★★)
出現率低下中みたいなので、そのまま期待してますよ

■ Muraさん(戦闘力★★★★★)
もしかしたら初日少し行くかもしれませんので祝いっこしましょっ☆彡

■ さかげさん(おじさん★★★★★)
MOGRAに行き初めであんまり知ってる人もいなかった時いつもおじさん同士でお話してくれました。優しくて汗が凄い人。久しぶりに会いたいですよ☆彡

■ まいまい一派(いつもいる度★★★★★)
出会ったのは渋谷の居酒屋だけどMOGRAの楽しさを伝えてくれたまいまい。とても愛が伝わってくる素敵な一派だと思います☆彡

■ すーすけ(渋谷度☆☆☆☆☆)
あれから9年だぜ?OSEROSじゃないすーすけってやつ見せてもらうぞ...

■ D-YAMA
言い忘れてた、「MOGRA10周年おめでとう!」


ハッキリ言ってムチャクチャ他店だし、自分、なんも関係ないんですけど、なんなら自分の店の営業もあるんでデカい声で言うのもあれですが、
クソほどあるクラブの1つ、秋葉原MOGRAが迎える10周年、足を運んでみては如何でしょうか?

きっと帰り際にこう言うと思います、

「楽しかった!」

秋葉原MOGRA
〒110-0006 東京都台東区秋葉原3-11-B1
TEL&FAX: 03-6206-8338

R秋葉原駅中央口 約5分
東京メトロ銀座線末広町駅 約5分



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