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ハイドロキノンとは?効果や副作用について徹底解説!

※この記事はスマクリ美容皮膚科在籍の吉川医師監修の記事となります。

今週の記事はシミ治療に有効な

"ハイドロキノン"
 
についてご紹介させていただきます。

今回はハイドロキノンの効果から副作用、注意点、効果を高める方法まで詳しく解説していきます。

・シミ、肝斑、色素沈着に悩みを持つ方
・ハイドロキノンの使用を検討している方

このような方に役立つ記事となっていますのでぜひ最後まで読んでみてください。

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ハイドロキノンとは?

ハイドロキノンとは、シミ・肝斑・炎症後色素沈着の治療に効果的な処方薬です。

そのため、美白クリームやシミ取りクリームの主要成分として知られています。

その美白効果は非常に高く、コウジ酸やアルブチンの数10倍〜100倍と言われています。

また、このハイドロキノンはもともと、写真の現像に使用される薬品として使われていました。

そこで写真の現像をしている人々の手が白くなったことで発見されたのです。

その後、日本では2002年に認可が下りて以降、美白効果をもたらす治療薬として使用されるようになりました。

作用の仕組み

通常、シミの形成は、紫外線がメラノサイトという細胞に影響を与え、メラニンを作り出すことによって起こります。

メラノサイトが紫外線に晒されると、「チロシナーゼ」という酵素の作用でメラニンの生成が活性化します。

ハイドロキノンは、このメラニンの生成を助ける酵素「チロシナーゼ」の活性を抑制します。

そうすることで、シミ・肝斑・色素沈着などの肌トラブルを予防・改善します。

改善できる症状

ハイドロキノンによって改善できる症状は主に以下の3点です。

・シミ(老人性色素斑)
・肝斑
・炎症後色素沈着

シミについては、紫外線によるダメージによってできたものや加齢によるものなど全般的な症状に有効です。

炎症後色素沈着は、尋常性ざ瘡(ニキビ)、湿疹性皮膚炎、接触性皮膚炎、乾癬、扁平苔癬、熱傷などが含まれます。

使用方法

ここでは、ハイドロキノンの使用方法についてご説明いたします。

ハイドロキノンは、お肌の広範囲に塗るものではなく、既にあるシミや肝斑、色素沈着がある箇所に部分的に使用します。

症状が気になる患部に、1日1回、薄く塗布しましょう。

使用するタイミングは、紫外線を浴びることのない夜の洗顔後に使用するのがおすすめです。

具体的な手順は以下の通りです。

①洗顔
②化粧水(ビタミンCローションなど)
③ハイドロキノン
④乳液
⑤日焼け止めクリーム(外出する場合)

効果が出るまでの期間

通常、ハイドロキノンを使用してから4〜6週間後に効果が現れ始めます。

個人差はありますが、継続的に使用して3~6ヶ月後に最も効果を感じられるでしょう。

ハイドロキノンの副作用と注意点

副作用

まずは、ハイドロキノンの使用に伴う副作用について解説していきます。

ハイドロキノンの副作用には主に以下の3点が挙げられます。

・白斑
・色素沈着
・肌の赤みや炎症

これらの症状が起こった場合は、直ちに使用を中止して医師に相談しましょう。

①白斑

ごく稀に、ハイドロキノンの過度な使用により、肌が極端に白くなることがあります。

ハイドロキノンを長期間使用すると、皮膚のメラニン色素が過度に減少して白斑(色のない斑点)が出現することがあります。

この副作用は、特に5%以上の高濃度ハイドロキノンで起こる可能性が高く、4%程度の濃度であれば発症する可能性は低くなります。

②色素沈着

ハイドロキノンを長期的または過度に使用することにより、皮膚の色素沈着を引き起こす場合があります。

これは、ハイドロキノンが皮膚の深い層で異常なメラニンの蓄積を引き起こすことが原因と考えられています。

③肌の赤みや炎症

ハイドロキノンは皮膚に刺激を与えることがあり、赤み、痒みなどの炎症反応を引き起こす場合があります。

これは初めてハイドロキノンを使用する人や敏感肌の人に見られます。

このような副作用が発生した場合は、使用をやめて患部を冷やしましょう。

炎症が治った後のハイドロキノンの使用については、塗布回数を減らして使用するのがおすすめです。

ほとんどの場合は、肌がハイドロキノンの刺激に慣れるまで低頻度で使用すると、次第に肌が慣れていき、副作用が出にくくなります。

Q.ハイドロキノンは発がん性がある?

ハイドロキノンの副作用として指摘されるのが、使用に伴う発がん性です。

過去の動物実験での結果から、人間における明確な発がん性は確認されていません。

発がん性の副作用には濃度が関係しており、実際に発がん性が指摘されたハイドロキノンは濃度が5%のものでした。

ですが、医療機関で処方される濃度の高いハイドロキノンは4%前後のものが多いです。

実際に、国際がん研究機関(IARC)では「ヒトに対する発がん性については分類できない物質」と定義しています。

参照:有害性評価書(新エネルギー・産業技術総合開発機構 )

注意点

ハイドロキノンを使用する際は、以下の3点に注意しましょう。

①処方薬を使用する

ハイドロキノンは、市販薬や個人輸入で手軽に購入することができます。

しかしながら、その中には効果や安全性が不確かなもの発がんリスクを持つ高濃度のものも存在します。

さらに、市販の製品では、自分の肌に合った濃度を選ぶのが難しく、期待する効果を得ることが難しい場合があります。

そのため、ハイドロキノンを最も効果的かつ安全に使用するためには、医師に処方されたものを使用しましょう。

②休薬期間を設ける

ハイドロキノンの長期間の使用は副作用のリスクを高めるため、適度な休薬期間を設けることでそのリスクを低減できます。

3〜4カ月ほど継続して使用し、その後の使用方法については医師に相談して決めましょう。

③外出時は紫外線対策

ハイドロキノンを使用する際、特に注意して頂きたいのが紫外線ケアです。

ハイドロキノンはシミの原因となるメラニンの生成を抑制しますが、メラニンには紫外線ダメージを防ぐ機能があります。

ハイドロキノン塗布後のメラニンによる紫外線バリア機能がない状態で紫外線を浴びると、より症状を悪化させてしまう危険性があります。

そのため、使い方の項目でも触れたとおり、ハイドロキノン塗布後に外出する際は日焼け止めでしっかり肌を保護するのが大切です。

ハイドロキノンの効果を高める方法

トレチノインとの併用

当クリニックでは取り扱いはございませんが、ハイドロキノンの効果を高める方法として、トレチノインとの併用が効果的です。

トレチノインはメラニンの排出を促進する効果とハイドロキノンの浸透性を向上させる効果があります。

ですが、トレチノインは強力な効果を持つ薬です。

トレチノインの使用により、高い確率で肌が赤くなる、角質が剥けるなどの皮膚の炎症反応が現れます。

そのため、トレチノインを使用する際は、必ず医師に相談してから使用するようにしましょう。

内服薬との併用

シミ・肝斑・色素沈着の改善でより効果を実感したい方は、内服薬との併用がおすすめです。

ビタミン等が含まれる内服薬を摂取することで、治療効果を早めることが期待できます。

ハイドロキノンとの併用におすすめな内服薬は以下のとおりです。

・ビタミンC主成分配合錠
・ハイチオール
・ユベラ
・トラネキサム酸

これらの内服薬の選び方や組み合わせ等は、医師に相談してご自身のお肌の合った内服薬を服用しましょう。

ただし、特定の内服薬との併用により、肌に対する効果や副作用が強まる可能性があるため、併用する際は医師の指示に従ってください。

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スマクリ美容皮膚科では、

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また、当クリニックではハイドロキノンの単剤処方がございます。

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まとめ

今週は、ハイドロキノンの効果から副作用や注意点、より効果を高める方法まで紹介しました。

ハイドロキノンは、正しく使用すれば、美白効果も非常に高く、とても優秀なお薬だということがわかりました。

ハイドロキノンを正しく理解し、使用することで、シミ・肝斑・色素沈着から解放された理想の肌を手に入れましょう。

万が一副作用やその他の体に異変が起こったら必ず医師に相談することが大切です。

そのほかにも心配事項がある方はぜひ診察の際にご気軽にご相談ください。

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