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2023年に投稿されたヒット曲 前編

まだ2023年度だからギリセーフってことには…
え…?だめですか…?はい…

みなさんこんにちは、すあまです。
諸々あって今更感が強いですが、2023年ヒット曲を振り返っていきたいと思います。

最後まで見てね〜


デビルじゃないもん / DECO*27×ピノキオピー

年の初めからとんでもねえコラボが来やがったという思い出

今一番人気なボカロPは?と聞かれたら真っ先に挙がるであろうピノキオピーとDECO*27。
00年代の黎明期から活動をスタートした大ベテランであり、常にヒット作を送り出しボカロシーンの最前線を10年以上走り続けている二人がまさかのコラボ。

話題性も凄まじく、YouTubeでは1400万、ニコニコでは300万を超える特大級のヒットとなりました。

何よりもすごいのは、両氏ともに本曲のヒットにとどまらず2023年にこの曲と並ぶレベルのヒット曲を出しているという点ですよね。
これからもこの二人がボカロシーンの顔として活躍していくことは間違いありません。


匿名M / ピノキオピー

すっげえどうでもいいけどARuFaと誕生日一緒です。

デビルじゃないもんの投稿から約1ヶ月、ピノキオピーが世に送り出したのはまさかの曲でした。

ライターとしてネットで活動しているARuFa氏をインタビュアーとし、"匿名M"氏へのインタビューという形で楽曲は進んでいきます。

そのキャッチーさから替え歌や歌ってみた、音MADなどの二次創作が流行し、現在YouTubeの再生回数は3000万回を超える大ヒットを記録しました。

しかし、昨今のボカロシーンに深く切り込んだ歌詞や、ピノキオぴーの初音ミク概念が強く表れており、ただキャッチーなネタ曲と評するのはあまりにも惜しすぎる曲です。
流行っているからと敬遠している人も聴くべき。


強風オールバック / ゆこぴ

やべーやつ。

外が強風で前に進めないという、ただそれだけの曲。
ただそれだけでありながら、過去に類を見ないレベルの特大ヒットを果たしました。

YouTubeの再生数は投稿から11ヶ月経った現在約8000万再生。
これまでYouTubeで投稿1年間最多再生数を記録していたのが神っぽいなの約4000万再生なので、もうとんでもないぐらいの伸びです。

さらにこの曲がすごいのは、投稿からおよそ4ヶ月でまさかのカップヌードルのCMに大抜擢されたということ。

ボカロ楽曲のCM起用は千本桜、Tell Your Worldなど過去に数えるほどしか例がない非常に珍しい記録です。
CMも非常に話題を呼び、普段ボカロ曲を聴かない層にまで浸透していきました。

まごうことなき2023年のボカロシーンの代表曲です。


新人類 / まらしぃ×じん×kemu

つよつよトリオがボカコレを破壊した!

すっかりお馴染みとなったイベント、ボカコレ2023春の優勝曲である本作。
一千光年/いよわとの熾烈な優勝争いを制し一位の座を勝ち取りました。

2011~13年のボカロシーンを代表するボカロPであるじんとkemu、そしてYouTubeのチャンネル登録者は100万人を超えるピアニストでありボカロPのまらしぃの三人が共同で制作したこの作品。

曲のクオリティが高いのはもちろんですが、サビの中毒性の高さなどネームバリューだけではない、実力で黙らせるような凄さがあります。


ザムザ / てにをは

ズキズキ

ゲーム「プロジェクトセカイ カラフルステージ」のゲーム内ユニット「25時、ナイトコードで。」に書き下ろされた楽曲のボーカロイド歌唱バージョンである本作。

ユニットのイメージに合わせてかなり暗い曲調となっており、てにをは節が炸裂しています。

また、この曲は「変身 / フランツ・カフカ」という文学作品をモチーフとしており、タイトルにもなっているザムザというワードは作品の主人公から取ったもの。

作品の物語に沿った歌詞となっており、ザムザの心情を曲調と合わせて表現しています。

同じく変身をモチーフとして作られた「始発とカフカ / n-buna」という楽曲と聴き比べるのも面白いかもしれません。



ラビットホール / DECO*27

この穴を埋めてよ

2022年はヒット作揃いでしたが大ヒットと呼べる作品は出せなかったDECO*27。
2023年は打って変わって大ヒット作を連発しましたが、本作はその大ヒット作の一つです。

ヴァンパイア曲調でありながら歌詞の内容は「Popな愛撫謳ったらいいじゃん」「もっとこの穴を愛してよ」など色々な意味に捉えられるようなものになっています。


ももいろの鍵 / いよわ

ザムザと同じくこちらも「プロジェクトセカイ カラフルステージ」のゲーム内ユニット「MORE MORE JUMP!」に書き下ろされた作品。

いよわ楽曲の特徴である不安定なピアノが本作にもふんだんに盛り込まれていて、音数が多いものの不思議と聴き心地はいい、そんな曲となっています。

本作の話とは少しそれますが、いよわ氏は2023年に一千光年やバベルなどなど数多くのヒット曲を送り出しているのでそちらもぜひぜひ聴いてほしいです。

私のおすすめは大女優さんです、あれはエグい。



次回は後編ということで下半期に投稿された曲を中心に紹介していきます。
お楽しみに!


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