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毎日ボカロ紹介 第四回 罪の名前

記事の書き方を試行錯誤していますがどうなんですかね…

なんとか読みやすいようにしていくのでどうかみなさんお付き合いください…

みなさんこんにちはすあまです!
堅苦しい文章だと良くないと思ってテンション上げてるんですけどどうでしょうか、帰って読みづらくしてたらすいません。



ということで、今回紹介する曲は「罪の名前」です!!

現時点でryoさんが最後に投稿したボカロ曲である本作、その魅力をお伝えしていこうと思います!!


1.曲の情報

罪の名前は2016年6月10日にryo氏によって投稿されました。

ryo氏は「メルト」や「ワールドイズマイン」などボカロ黎明期である2007〜2008年に活動し、初のミリオン複数所持や四本連続ミリオン達成など、短い活動期間ながら圧倒的な記録を残し後のP達に影響を与えたレジェンドです。

そんなryo氏がニコニコでは「初めての恋が終わる時」ぶりの約8年ぶりの投稿となる本作、投稿されると「王の帰還」と言われ、いかにryo氏が愛されているかがわかりますね。

投稿後、王の帰還ということもあって圧倒的な伸びを見せ、週刊VOCALOIDランキングでは2連覇、投稿1年以内での伝説入りも果たします。

現在再生数は218万回で、全盛期とも言われる2016年の中でも有数のヒット曲となっています。

2.曲調や歌詞について

前作である「ODDS&ENDS」ではryoさんの初音ミクに対する思いを綴った曲なのに対し、本作は女神と一人の少女、少年のストーリーになっています。

「メルト」も恋する少女の感情を初音ミクに歌わせたものなので、ある意味では8年越しでの原点回帰であると思います。

まず曲調について、全体的に美しい曲調であり、個人的には「初めての恋が終わる時」を思わせるようなメロディーです。
サビの盛り上がりなどは、さすが伝説のミクマスター、何年経っても色褪せないです。

では次に歌詞についてです。※独自解釈あるので注意

運命の女神様が目をとめた
「なんて可愛い赤ん坊だこと。 そうだわ!あの子に魔法をかけて遊びましょう」

まず初めに、この曲の登場人物は
・女神様
・女神に魔法をかけられ、醜い姿となった少女
・盲目の少年
の3人です。

曲の初めに女神は、赤ん坊に目をつけて醜い姿となる魔法をかけてしまいました。
女神様、サイテイ!

少女は多くの人からその容姿を罵られ、傷つきます。

もしも願いが一つ叶うなら  世界でたった一人だけの友達を
生きることは素晴らしいこと  そんな風に私も思ってみたい

そこで少女は、「一人だけでいいから、友達が欲しい 生きることの素晴らしさを感じたい」と願います。

「それなら答えて、目の見えない僕のために。見てみぬふりに理不尽な差別、
それって鼠とどっちが汚い?」
後退る彼らに続けて言うんだ
「二度とするな!」

ここで盲目の少年が登場します。(イケメンかよ)

目が見えない少年は、少女の容姿を気にせず、それを罵る人たちから少女を守ります。

しかし女神様はどこまでも意地が悪い。(もはや魔女)
少年に少女の醜い姿を見せようと、盲目を治します。

運命の女神様は意地悪だ
「醜いあの子を見たらどんな顔するんでしょう、見ものね」
目よ治れと魔法をかける

少年に恋をしていた少女は、ひどく後悔をし、恋したこと自体を罪だと言います。

「泣かないで、僕がずっと 死ぬまで側にいる。
だからさ、 今日から君は普通の女の子さ」
……それに見なよ?  悪夢のような魔法はほら  解けたみたい

しかし、どこまでもイケメンな少年。
少女の容姿も受け入れ、一生寄り添うことを告げます。

そして曲の締めくくり。ここは解釈の分かれる場所でしょうが、あくまでも
「個人的な」解釈を紹介します。

少女にこれでもかというほど意地悪をしてきた女神ですが、それでも少年は少女に寄り添うという選択をしました。

ここで女神は、人間の容姿などといった「外側から見た」部分でなく、「内側」の部分を知ったのではないでしょうか。

そして、自身がどれほどの罪を犯してしまったかを知り、せめてもの贖罪として少女にかけていた魔法を解いた…


意外性は全然ない考察で申し訳ないですが、こんなところですかね。

題名ともなっている、「罪の名前」の意味ですが、この曲の中では多くの「罪」が出てきます。

作中での一番の罪は、おそらく「女神がかけた魔法」でしょう。
そして、少女の容姿を罵った人たちの罪、少女が少年に身の程知らずの恋をしてしまったという罪と言ったところでしょうか。

個人的にはこの曲は、
「女神が少女と少年から人間の内側を学び、自分がどれだけの罪を犯してしまったのかを知る」
という解釈をしています。

これ以外にももっといろいろな解釈があると思うので正しいとは限りませんが、曲をさらに知ってもらえたのなら嬉しいです。



今回は、ryo氏による楽曲「罪の名前」を紹介してきましたが、いかがだったでしょうか。

歌詞の考察という、今までで初めての試みをしてみましたがどうでしたかね。
今後どうなるかは分かりませんが今回の曲のように物語のようになっている曲ではやっていきたい...!

それではみなさん、またお会いしましょう!ダラダバー!


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