見出し画像

【PC版オーバーウォッチ】SR500以下ブロンズからシルバーになるために意識したことリスト

はじめに

最近オーバーウォッチを始めたのだが、全くゲームを理解しておらず、FPSも初心者だった俺は、SR500以下という前人未到のレートをたたき出した。

今思えば、オーバーウォッチに全く向いていなかったのだと思うのだが、何を思ったのか、このレートからシルバーに行ければ面白いだろう、と何度も試行錯誤を繰り返し、無事10/17にほぼ野良でシルバーに達することが出来た。ブロンズ魔境から抜け出すのは運だという人もいるし、実力、つまり適正レートだという人もいる。レートを上げたければ、とにかくグループを作れという人もいる。

何はともあれ、ブロンズから抜け出すために意識したことを羅列しておく。これが役に立つかどうかは知らない。所詮はさっきシルバーになった人間のたわごとである。偉そうに感じるかもしれないが、以下のリストは、単なる自戒の為である。どうせすぐにブロンズに降格するんだ、記念に書かせてくれ。

準備

貴方がメインとしたいキャラクターを、クイックマッチで50勝するまで使い込むこと。俺のメインロールはタンクだが、ラインハルトやウィンストンが使いこなせる、と実感したのは50勝以降だと感じる。理想を言えば100勝が望ましいが、そこまでやるとモチベーションが保てない気もするので、ほどほどに。注意するべきは「戦」ではない。(勝てなければ、そのキャラクターを使いこなせていないと理解する)

自分がやろうとしているメインロールに対して、構成の違いに対応したキャラクター2つをマスターすること。例えば、俺のメインロールはタンクであり、使えるキャラクターはウィンストンとオリーサだが、いわゆるスキャン系の構成にはオリーサを、ゲンジ・トレーサーやウィドウメイカーが暴れているときや、誰かがラインハルトを出してくれるときはウィンストンを使っている。このように、「こいつらが来たら、こいつを」というピックが、自分のメインロールに対して少なくとも2つあれば強い。

メインロールのプロの動画を見ること。Tipsも見ること。そこから自分の立ち振る舞いとどう違うのか分析すること。後述する「マッチングの穴に落ちた」ときに、クールダウンするために見るといいかもしれない。ただし、その動画の他の味方が極端に強すぎて参考にならない可能性もある。だが、貴方は自分が使っているキャラクターについて、深く知る必要がある。

Overbuffを見て、何が現在のスキルで足りていないか分析すること。例えば、自分のオリーサの場合、平均的なオリーサに比べて、命中率が低いことがネックとなっているので、エイムの練習を重点的に行っている。自分のステータスで何が足りていないかを理解することは、勝率を上げるのに重要である。

Overbuffで、そのレートで一番強いメタを確認しておくこと。ただし、弱くても刺さるときはあるので、そこは割り切る。例えば、俺のウィンストンはいい線だと思うが、ブロンズ帯全体での勝率は4割弱だし、トレーサー・ウィドウメイカーも勝率自体は下から数えたほうが早い。素直に強いキャラクターを使うほうがよい。全体で勝率が弱いキャラクターは、ピンポイントで「この状態のときは使う」というのが明確であるときにのみ使うのが望ましい。

他のゲームも同時に進めること。PvPゲームではなく、PvEゲームが望ましいように感じる。対人ゲームはどうしても味方のふがいなさにイライラしがちだし、自分が下手だとモチベーションが高めにくい。「俺つえええええ!」となれるPvEがいいだろう。例えば、PCゲームなら、Payday 2、Serious Sam 3 BFE、Killing Floor 2など。「あいつクソだったなー」とかいいながら敵を打つと気分が安定するし、立ち振る舞いも改善され、さらにそのゲームがクリアできるなど、いいこと尽くめである。

ゲーム用のBGMを作る。自分の場合、デフォルトのBGMは切って、塊魂のサウンドトラックなどを流している。このことにより、ゲームへのモチベーションがあがる。しかし、場合によっては、ノリすぎてエイムが乱れることもある。同様に、気分が荒れたときに落ち着かせる用のBGMもあるといい。とにかく、気分を盛り上げる要素として違うBGMを流すのは有効である。

連続してゲームをやり過ぎたら、休憩を取る。とにかくエネルギーを使うゲームであることは間違いないので、休憩や練習を挟みつつ、ライバルマッチに臨むといい。自分の感覚では、3試合に1回、圧倒的に負けたとき。また、マッチングの穴もあるので、クールダウン時間は必要。疲れているときは、敵のフォーカスはぐちゃぐちゃだし、エイムはできないし、酷いことばかりである。

エイムが全てではないが、それでもエイムの練習は必要である。俺はエイムを使わないキャラクターばかり使うのだが、それでもエイムをよく練習している。少なくとも「敵がいる場所に即座に合わせる」ということが出来るようになれば、牽制になるので、練習している甲斐がある(ブロンズ帯は、これすらできない)。

カスタムゲームで、ルシオやアナのAIにヘッドショットのみを有効にしたゲームを作成し、エイム練習をすること。このカスタムゲームの目的は、ヘッドに当てることではなく、ヘッドを意識することに重点を置く。とにかく、ブロンズ帯にいるということは、そもそもヘッドを意識できていない可能性が高い。ヘッドを意識できるだけでも、ダメージが上がる可能性が高くなる。

マップの研究もしてみること。意外なところから責めれる可能性がある。ボルスカヤ攻撃Aの左サイドや、攻撃Bの右階段などは、実はシンメトラのテレポーターやリーパーのワープ?が届いたりする。

構成

「自分は何ならキャリーできるか」ということを意識してロールを選ぶこと。俺はタンクが上手くなればキャリーできるな、と思ったので、タンク専門になっている。もし味方の気配りが得意なら、サポートをやればいいわけだし、あるいは敵を殺しまくれると思えれば、ダメージをやればいい。今のところ、自分のこの選択(タンク専門)は機能しているように感じる。

シールドタンクは何時でも出せるようにしておくこと。ラインハルト・ウィンストン・オリーサのどれかは必修科目。なぜなら、シールドが出せるだけで、そのシールドの後ろから敵を打てるからだ。とにかくDva・ロードホッグ・レッキングボール・ザリアだけが2タンクという状況は避けること。弾を避けながら相手を如何に打つのが難しいかを理解すること。

押されていると思ったときは、相手の構成を確認する癖を身につけること。そのうえで、誰がオンファイアしているかを見ること。そして、そのオンファイア相手に対してカウンターできるピックを選ぶこと。オンファイアしているということは、それが刺さっているということである。また、オンファイアとは別に、実質キャリーしていると思われるプレイヤーの目星を付けること。

「よく死ぬな・殺されるな」と思ったら、キャラクターを変える必要があるシグナルであるということ。死ぬということは、キャラクターが刺さっていないということである。ブロンズ帯には、ウィンストンを殺せないリーパー、リーパーに撃ち落されるファラがいるくらいなので、基準は自分が死ぬかどうかである。ただし、散歩(刺さらない裏どり)していて死なないのは論外。

いわゆるハルザリ構成、オリ豚構成、ダイブ構成などのプロが使う構成は考えないこと。同様に一般的に言われている「攻めオリーサは不要」などの固定概念を消すこと。まず構成してちゃんと連携できればブロンズにいないわけだし、無理してプロの構成を意識したとしても、失敗するだけで、相方もつらいだけである。ちなみに、俺がハルザリ構成をやろうとすると、大抵高台のウィドウメイカーが暴れて手が付けられなくなるというパターンが多くなりすぎたので封印して、ずっとオリーサを使っている。

戦術

チョークポイントを解消、あるいはスルーする方法を見つけること。ブロンズ帯の特徴は、チョークポイントをスルーされた時点で、一気に連携が崩壊する点にある。したがって、ウィンストンやD.Vaなどの、チョークポイントをスルーできるキャラクターは非常に有効に機能する可能性がある。場合によってはレッキングボールも刺さる。チョークポイントを崩壊させたら、ラインハルトやオリーサに変えて押し込むなどの切り替えも必要。

タンクやヒーラーはサイドやトップ、バックを意識し、報告すること。ブロンズ帯の特徴は、とにかく裏どりファラやソルジャーにいいようにやられることである。ダメージが前に出過ぎて、これらにカウンターできない場合は、カウンターできるキャラに変えること。とにかく、自分の身は自分で守る。マーシーの拳銃は意外に強いので、ちゃんと活用すること。

タンク・ヒーラー・ダメージのエコシステムを理解すること。例えば、ダメージが前に出過ぎて、ヒーラーが狩られすぎている場合、回復ができず、タンクが落ち、戦線が後退する、という悪循環になる場合がある。このとき、一人のダメージがヒーラーを防衛する係になるだけでも、全く変わってくる。問題は、全体の生存である。どのロールが欠けても、押されてしまう。

ロールで、自分がやるべきではないことをやりすぎないこと。例えば、アナで前に出過ぎない、モイラでフランクしすぎない。確かに、このキャラクターはキルしやすいが、ヒールが回らければ、相手の思うツボである。また、ラインハルトで裏どりしすぎないなどなど。ダメージにイライラすることもあるかもしれないが、それでタンクが落ちたりしたら、元も子もない。

誰かは拠点にいること。アナなどは、遠くからヒールできるので、最低限のエイムを持っているならば、拠点係には最適である。ペイロードなら、輸送係を作ること。この帯でよくありがちなのは、拠点に誰もいないので、取られて終わるという残念パターンである。こちらが優勢のとき、押せ押せムードになって、前に出過ぎたり、いわゆる「広がりすぎる(Overextend)」状態になって、いっきに殺された場合、そこから巻き返せないということもよくある。

プレイスキル

ピックに対して明確な目的意識を持つこと。もちろん、メインについては「これが一番自分がキャリーできるから」でよい。ただし、変えるときや、ほかのピックとバランスを取る場合には、目的を明確にする。「なんとなくこれが強いから」ではダメである。でなければ、自分のピックに対する反省も出来ないし、ザコみたいなピックをするだけに終わる。だいだいペイロードが最後まで押されたときに唐突にでてくるウィドウメイカーはこれに当てはまる。

キルより死なないこと。ヒーラーなら殺させないこと。前にも書いたように、タンク・ヒーラー・ダメージのエコシステムが健全に回っている場合、確実に押せる。そのさいに重要なのは、とにかく死なずに、そこに踏ん張り続けること。あまり事故死するような立ち回りはしない。ただし、ジリ貧だと感じる場合は、むしろリスクを取る必要があるだろう。

バスティオン・ファラ・ゲンジに対する対策を取れるようになること。この3人はブロンズ帯では死ぬほど刺さるので、各人がちゃんとした対策を持っていることが望ましい。特にバスティオンは、あえていうが、下手くそが適当にやっても刺せてしまうキャラクターであるので、この帯で無力化できなければ、シルバーに上がることはめったにない。ちなみに、ブロンズ帯にいるバスティオンで上手い奴にあうことはほぼない。大抵は要介護バスティオンである。

他のロールも触ってみること。メインにしなくてもよいし、ライバルマッチ(ランクマッチ)で一生出さなくてもよい。ダメージ・ヒーラー・タンクだけやるというのは、他のロールが「何を考えて行動しているのか」「何をしたら困るのか」というのがわからない時点で、浅い動きになってしまう。したがって、余裕があるときは、ほかのロールも試してみること。

南北アメリカサーバーにいき、「BAD WIDOW HS」や「ANA PAINTBALL」に参加すること(PC版のみ?)。ここでは、自称下手くそなアナやウィドウメイカーが死闘を繰り広げている。ここで戦うことによって、対人のエイムや立ち回りが上手くなるので、練習に最適である。

態度

詰んだ試合を諦めない。とにかく、このゲームは臨機応変に対応していくことが必要であり、それは経験と試行錯誤の量で変化するように感じる。捨てゲーの場合、それが一番試されるときである。とにかく色々試してみること。実践で使ったことのないキャラクターを試してみるのもよし、構成を崩してみるのもよし。どうせ負けるんだから、いろいろやってみよう。そこから見えてくるものがあるはずだ。良い負け方というのは、どの試合でもある。

よほどの圧倒的敗北でない限り、押される理由の一つは自分の責任であることを自覚すること。敵にあって、味方に無い何かが欠落しているために、押されている可能性がある。例えば、適切にアンチピックできない。ヒーラーが殺されている。タンクの不要な動きによって、戦線が崩壊している。攻撃に集中しすぎてヒールを回せていない。これらの一つ一つを改善していくことによって、勝率はぐんと上がる。

同ロールの相方を良きライバルとみなすこと。例えば、ヒーラーなら、お互いのヒーラーで、どちらが回復量を増やせるか、みたいな競争相手としてみなすこと。そして、もし相手のほうが上手ければ讃えること。222構成のいいところは、相方が自然とライバルになること。

敵を観察する。そして、良い動きやいい立ち回りがあれば吸収する。味方よりも敵と対峙することが多いのだから、敵は良きお手本となる。そして、その動きに対して、自分なりの打開策を見つけること。そして、その動きを実際に試してみること。負けたかどうか、より、自分がどれだけ成長したかを考えてみること。

賢くなること。少なくともブロンズ帯では、いわゆるエイムとかの問題よりも、「どのように攻めるか」「誰にフォーカスを合わせるか」「どのように向かうか」という立ち回り、あるいは賢さのほうが重要になる。試してみよ。負けたとしても、その経験は大きく成長させる。自分はウィンストンでハナムラA攻撃のときに何度もダイブして練習している。

上手くいっているキャラは変えない心の強さを得ること。このブロンズ帯は、キル金ダメ金ヒール金の実質キャリーしているモイラに対して「マーシーにしてくれ」と要求するようなツラの厚い人間ばかりであり、同時に高台のウィドウメイカーを処理できないのに「ラインハルトをしてくれ」と要求するタイプの人間ばかりである。もちろん、刺さってないと感じるならば、変える必要があるが、刺さっているならば変える必要がない。味方のピック変更指示より、自分のスコアを信じること。逆にスコアが伸びないのに、頑なに変えないのは戦犯である。

味方に追加するのではなく、足りないものを補うこと。俺はダメージが出来ないし、このゲームで一番貢献できる、あるいはチームを底上げできるものはなにかを考えたときに、一番有効なのがタンクだと思ったために、俺はタンクを選ぶようになった。「4dpsばっかりなんだけど」「ヒーラーが回復してくれない」などなどの不満があるのならば、それを補うようにやってみると良いと思う。そうすれば、あなたはチームに必要な人間となる(ほかの人がそう感じなくても)。

ゲームシステム

このゲームでは、連勝をし続けると「マッチングの穴」みたいなものに落ちることに気が付いた。どういうことかというと、「お前は強いから、こいつらゴミをキャリーしろや」みたいなことを、マッチングシステムから押し付けられるのである。当然、俺はキャリーできるほど強くはないからボロ負けする。このとき、素直にライバルマッチを辞めてクールダウンすること。連続してやると、そのゴミみたいなメンバーに連続してマッチして、どんどんレートが溶けていく。とにかく、圧倒的敗北の場合は、ヤバイ兆候なので、ゲーム自体を避けること。1時間から2時間くらい時間を空けることが望ましい。