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東大院試:TOEFLについて

こんにちは。
Submarine Riderです。

今日は東大院試の最初の難関、TOEFLの試験について解説します。

こちらのサイトを少し参考にして書いています。
より詳しく得点計算方法等を知りたい方はこちらも参考にしてください。

「旺文社リスニングアプリ 『英語の友』」
https://eigonotomo.com/toefl/toefl_itp_all

多くの大学院試験ではTOEICの公式スコアを外国語試験の点数として提出するのに対して、東大の工学院の試験ではTOEFLを外国語試験として採用しています。


理由は諸説ありますが、TOEICがビジネスや日常生活に重点を置いた試験であるのに対してTOEFLは大学内での会話や学術的な読解問題に特化した内容であるため、研究機関としてTOEFLを用いて英語能力をはかっているのでしょう(個人の見解です)。


原子力国際の院試では英語試験は以下の2通りが選べます。

1:TOEFL-ibt公式スコアを事前に提出
2:TOEFL-itp試験日に一発勝負で受ける

それぞれについて解説していきます。

・TOEFL-ibt

TOEFL-ibtは公開テストであり、スコアは公式に英語力を示す指標となります。
・リスニング
・リーディング
・スピーキング
・ライティング

の4技能すべての能力をはかるテストで、すべての回答をパソコンで行います。試験時間は約4~4.5時間ほどです。


ただでさえ日本人にとってスピーキングとライティングは難しいのに、友人から聞いた話では自分がリスニングをしている間に隣の席の人がスピーキングを始めたりと試験以外の能力を試されているかのような内容であるとのこと。
また、受験料も$200程度とお財布にも優しくないです。

(東大の院試のためだけなら)英語の能力に絶対的な自信がある、または経済力に絶対の自信がある場合以外はTOEFL-ibtは選択肢から外すべきでしょう。

留学等も視野に入れている人は挑戦してみてもいいかもしれません。

・TOEFL-itp

TOEFL-itpは団体向けのテストで、一般的に留学時の英語能力の指標としては使えません。スコアも非公式で、実施団体内のみで有効です。 
内容は

Section 1 :リスニング(約35分)
Section 2 : 文法問題(25分)
Section 3 : 読解問題(55分)

で構成されています。
東大の院試においては、TOEFL-ibtと違って試験当日に一発勝負となっています。


しかしながら内容としては圧倒的にTOEFL-itpの方が高得点を狙える(対策がしやすい)ので、特に理由がない限りはitpを選んで間違いないと言えます。私もitpを選択しました。

・TOEFL-itp 対策

参考書として購入したものは以下の2冊のみです。

「聞いて覚える英単語キクタンTOEFL Test 頻出編―ITP&iBT両対応
 田中真紀子 著」

「CD-ROM付 完全攻略! TOEFL ITP(R)テスト 模試4回分 
ポール・ワーデン 、 ロバート・ヒルキ 、藤井哲郎 共著 」

TOEFL-itp一回当たりの受験料が5000円程度であることを考えると、
全4回の模試で約3000円はお買い得です。

必要な知識は演習の中に落ちていると考え、私はこの4回の模試を2周することをメインのTOEFL対策としました。
ただし、模試の演習だけでは補えない能力を以下の方法で効率よく補うことにしました。

注:結果的に言うとキクタンを選んだのは失敗でした。
  アルファベット順に単語が並んでいるため、似たようなつづりの単語が
  混同します。
 (個人的には)順番がバラバラになっているものが好ましいと思います。

・Section 1 :リスニング


1日に1本、Youtubeで「TED」の字幕版を視聴する
⇒ネイティブ・非ネイティブの英語をまんべんなく聞くことで
 英語自体に耳を慣らす目的と、学術的な内容の説明文を聞き取る練習のため。
模擬テスト2周目の時は付属CDの再生速度を1.3倍程度にする。
⇒東大院試本番は想像以上に英語が速く聞こえます。本番でビックリしないためにも速い英語に耳を慣らすことが重要。しないためにも速い英語に耳を慣らすことが重要。

リスニングはこなした演習の数に比例して点数が上がります。
とにかく自分の耳を英語に慣れさせる練習を積みましょう。

・Section 2 :文法

文法セクションで大切なことはすべての問題の分析です。
私は正解した問題、間違えていた問題ともに解説を読んで都度新たな知識として蓄えるようにしました。
一周を終えるころには感覚的に答えを導き出せるようになっていました。
この「感覚」を養う練習を積みましょう。実際の試験では理論的に解いている時間はありません。言語としての英語センスを磨くためにも必要な鍛錬だと思いましょう。

新しく文法の問題集を買ってやりこむ必要はありません。
知識は実際の模試の中に十分すぎるほどに落ちています。

・Section 3 : 読解問題

学術的な内容が多く、単語がわからないと最初の1行で詰む可能性があります。なので

1日50個ずつ新しい単語を眺める。(目安:1日20分程度)
   ⇒1日目は1~50、2日目は1~100、3日目は1~150...と
    毎日新しい単語を50個づつ増やしながら覚えました。
    繰り返し見る同じ単語は自然に脳に焼き付くという仕組み。

制限時間を50分に設定して演習を行う。
   ⇒本番でも速読をできるようにし、見直しやマークずれの確認に
    5分間を費やせるようにする。試験終盤の時間不足によるケアレス
    ミスを防ぐ目的。


以上が主に行ったTOEFL対策です。
特にリスニングの対策方法が最もユニークで効果的だったと自負しています。


目標得点としては
‣数学が得意⇒500~520程度(約6.5割)
‣数学が苦手⇒520~550程度(約7割)

と言ったところです。

個人個人で得意、不得意な分野があると思うので、都度比重を変えながら対策をしてみてください!

質問、コメントお待ちしております。





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