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4月

また気がつけば次の月に移っている。
今年はこんな風にあれよあれよと時間が過ぎていくのだきっと。

4月は毎週末にTurntable Filmsのツアーがあって、去年に比べていろんなところで遠征ライブをした。金沢、尾道(広島)、東京、仙台に行った。
その間にも京都で2本ライブがあり、リハーサルも含めメンバーによく会う月だった。
タンテのライブはアルバムリリース後から入念にリハーサルを繰り返し、ライブも重ねてきたので、ある一定の完成したクオリティーが醸し出されてくるようになった。体調や精神によって多少の違いはあれど、Small Town Talkというアルバムを消化し、これまでの曲もこれまでとは違う視点で消化され、アンサンブルとして進化し、ある種完成したと思う。

それは様々な試行錯誤の数年を経て、今のメンバー編成に落ち着き、5人で鳴らすべきサウンドが鳴っているということだと思うし、実際にバンド史の中で今が最も脂がのっているし、理想としてきたバンドサウンドに最も近い、抜群の状態だと思う。
だからシンプルにライブが楽しい。
そしてこれをいろんな人に見てほしい。というか見せたい。

なぜならこの状態がいつまで続くかなんて誰にもわからないからだ。
ネガティブな意味じゃなく、バンドアンサンブルって誰かの体重が10kg増えて、太ったわーっていう気持ちの変化だけで変わるような繊細なものなのだ。これはミュージシャンが繊細だという話じゃなく、アスリートのトップクオリティーの時期がどれほどあるのかという話に近いと思う。

当てはまらない偉人もいるので一概にはいえないけど、僕はアスリートの活躍出来る時期の短さに儚さと同時にロマンを感じる。
若いアスリートが引退を発表する時の覚悟や思いはすごいモノがあると感じるし、人はやっぱり衰えるんだなぁということがなんともロマンティックに見える。
しかし、人間は成長し続ける生き物だと思うから、身体の衰えがマイナスだとは思わないし、変わってしまうことは必然で、そういうものだと思う。
でもあの一瞬のような時間はやっぱりとても美しい。
それと同じようにバンドアンサンブルも成長し、衰え、変化する。
だから今の状態を見てほしいし、記憶に残しておきたいのかもしれない。

と書いたが、自分自身でライブの録音とか一切していないし、録音してるモノといえば各地の飯屋で録音してるグダグダのラジオだけである。
適当さとマイペースさが売りなんじゃないかと思うほど、なんともすごいバンドだ。

4月はその他にレコーディングを経てイキイキしているゴッチバンドのリハーサルやらがあった。(写真撮るの忘れた)
がっつり参加させてもらったゴッチさんのセカンドソロアルバム、まだ完成してないけど、現時点ですでに名盤です。発売されたら買って聴いてください。

さらに自分のソロ2枚目もとうとう完成いたします。
今回は11曲入りのアルバムで全編英語詩となりました。
前作より遥かに前進したアルバムだと思うし、自分で聴いてる限りはこちらも良いアルバムだと思うので、ぜひ聴いてほしいです。
いろいろ上手く行けば、5/22の京都磔磔でのTurntable Filmsのライブから発売開始しようと思っています。その他諸々はまた後日お知らせ出来ればと思っております。(最後広告のようになってしまいました。)


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