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ツールドフランス振り返り(第4〜9ステージ)

こんにちは那須のSUDA COFFEEです。

今日の那須は晴れ。しかし、明日から雨が続く予報になっています。

連日熱戦が続けられている第109回ツールドフランスは、3日間のデンマークでのステージを終えて、フランスに戻って来ました。と言っても、フランス北部から国境を越えてベルギー、スイスを走りました。今週の石畳から山岳へ、波乱万丈な第4ステージから第9ステージまでを振り返ります。

7月5日(火)第4ステージ ダンケルク〜カレー 中級山岳 171.5km

残り11kmから飛び出したマイヨジョーヌのファンアールト(ユンボ)が、3ステージ連続の2位の呪いを振り払って、羽ばたきのポーズで独走の勝利!2位は集団スプリントを制したフィリプセンがガッツポーズをしてゴール!?

1 ワウト・ファンアールト(ユンボ・ヴィスマ、ベルギー)
2 ヤスパー・フィリプセン(アルペシン・ドゥクーニンク、ベルギー)
3 クリストフ・ラポルト(ユンボ・ヴィスマ、フランス)

7月6日(水)第5ステージ リール〜アランベール ポルト・デュ・エノー 中級山岳(石畳) 153.7km

後半に全11セクション、総距離19.4kmのパヴェ(石畳)が設定されているミニ・パリ〜ルーベコースを制したのはベテラン35歳のサイモン・クラーク(イスラエル)がツール初勝利!

総合勢では、ライバルが落車やメカトラで後退する中、ポガチャルは石畳も熟し、クラシックレーサーと共に上位入賞したこと驚きです。

1 サイモン・クラーク(イスラエル・プレミアテック、オーストラリア)
2 タコ・ファンデルホールン(アンテルマルシェ・ワンティ・ゴベールマテリオ、オランダ)
3 エドヴァルド・ボアッソンハーゲン(トタルエナジーズ、ノルウェー)

リタイア

ミヒャエル・ゴグル(オーストリア、アルペシン・ドゥクーニンク)

ジャック・ヘイグ(オーストラリア、バーレーン・ヴィクトリアス)

7月7日(木)第6ステージ バンシュ〜ロンウィ 中級山岳 219.9km

今年最長でアルデンヌクラシックのような上りと下りが連続するコース、最後の上りスプリントを制したのはポガチャル!早くも第6ステージでマイヨジョーヌをゲット。

1 タデイ・ポガチャル(UAEチームエミレーツ、スロベニア) 
2 マイケル・マシューズ(チーム バイクエクスチェンジ・ジェイコ、オーストラリア)
3 ダヴィド・ゴデュ(グルパマ・エフデジ、フランス)


リタイア

ダニエル・オス(トタル)

キルシュ(トレック)

7月8日(金)第7ステージ トンブレーヌ〜ラ・シュベル・ブランシュ・デ・ベル・フィーユ 中級山岳 176.3km

最大勾配24%、しかもグラベルの山頂ゴール。終盤にケムナ(ボーラ)が飛び出し、決まったかに見えましたが、残り100mでビィンゲゴー(ユンボ)に捕まり、最後にポガチャルが交わしてマイヨジョーヌでの勝利!この日、がん研究財団を立ち上げ、スペシャルシューズで走ったので勝利を狙っていたとのこと、恐るべし選手です。

1 タデイ・ポガチャル(UAEチームエミレーツ、スロベニア)
2 ヨナス・ヴィンゲゴー(ユンボ・ヴィスマ、デンマーク)
3 プリモシュ・ログリッチ(ユンボ・ヴィスマ、スロベニア)

7月9日(土)第8ステージ ドール〜ローザンヌ 中級山岳 186.3km

近代細菌学の開祖パスツールの生誕200年を祝い、出生地ドールをスタートして、スイスに入り、レマン湖の辺り、IOC(国際オリンピック協会)のあるローザンヌでのゴール。最後の上りゴールスプリントを制したのはファンアールト(ユンボ)、マシューズは第6ステージに続いて悔しい2位、ポガチャルが3位に入る。

1 ワウト・ファンアールト(ユンボ・ヴィスマ、ベルギー)
2 マイケル・マシューズ(チーム バイクエクスチェンジ・ジェイコ、オーストラリア)
3 タデイ・ポガチャル(UAEチームエミレーツ、スロベニア)


リタイア

ラエンゲン(UAE)

ブシャール(AG2R)

フェルメアリック(DSM)

モズコン(アスタナ)

7月10日(日)第9ステージ エーグル〜シャテルレ レ・ポルト・デュ・ソレイユ 上級山岳 192.9km


UCI(国際自転車競技連盟)のあるエーグルをスタートして、22名の大集団の逃げが成立。ゲシュケ(コフィディス)が山岳ポイントを重ねる。残り60kmで単独アタックしたユンゲルスが独走のツール初勝利!怪我や落車に苦しみ、ルクセンブルク国内選手権を除いて、4年ぶりのワールドツアー復活の勝利となる。この日、ユンゲルスに食らいつき、魅せる走りで4位入賞のピノ(グルパマ)が敢闘賞を受賞!

1 ボブ・ユンゲルス(アージェードゥーゼール・シトロエン チーム、ルクセンブルク)
2 ジョナタン・カストロビエホ(イネオス・グレナディアーズ、スペイン)
3 カルロス・ベローナ(モビスター チーム、スペイン)


リタイア

カスパー・アスグリーン(デンマーク、クイックステップ・アルファヴィニル)

ギヨーム・マルタン(フランス、コフィディス)

ルーベン・ゲレイロ(ポルトガル、EFエデュケーション・イージーポスト)

第9ステージを終えて、総合10位は以下の通り


1 タデイ・ポガチャル(UAEチームエミレーツ、スロベニア) 33:43’44”
2 ヨナス・ヴィンゲゴー(ユンボ・ヴィスマ、デンマーク)+0’39”
3 ゲラント・トーマス(イネオス・グレナディアーズ、イギリス)+1’17”
4 アダム・イェーツ(イネオス・グレナディアーズ、イギリス)+1’25”
5 ダヴィド・ゴデュ(グルパマ・エフデジ、フランス)+1’38”
6 ロマン・バルデ(チーム ディーエスエム、フランス)+1’39”
7 トーマス・ピドコック(イネオス・グレナディアーズ、イギリス)+1’46”
8 エンリク・マス(モビスター チーム、スペイン)+1’50”
9 ニールソン・ポーレス(EFエデュケーション・イージーポスト、アメリカ)+1’55”
10 ナイロ・キンタナ(チーム アルケア・サムシック、コロンビア)+2’13”


ポイント賞はファンアールト

山岳賞はゲシュケが逆転でゲット

総合と共に新人賞もポガチャル

今週もファンアールとポガチャルが目立つ1週間でした。

総合ではポガチャルが一歩リードしていますが、1〜2分以内に10位まで続いていますので、まだまだ勝負はこれからですね。


今日は休息日の旅の途中のカフェ。那須SUDA COFFEE


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