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修行旅

包丁1本晒に巻いて旅に出るのも板場の修行、待っててコイさん
って事で
獣医師も技術職なので、一定の基礎が出来たら
看板技術のある動物病院をいくつか修行に廻った方が面白い
半年から3年、何処までのものを求めるかにもよるが
そうやって渡り歩くことで、一カ所ではわからない考え方や技術を得られる
新卒しか採用しないって動物病院もあるが
そんな渡り職人を面白がる院長も多い
診療して客を増やしお金を稼いでお礼にする先生も居るだろうが
ギブアンドテイク
今まで憶えた技を見せる、若い衆に伝えて対価とする事で
その職場が活性化する
定着しないものも多いが、痕跡は残り
拙などはどなたかの置き土産もありがたく拾わせてもらう
院長が昔試したが使わなくなった、なんてのも使ってみせた事もある。
それら全ては開業してから、看板技術として
自己流の改良を加えて使わせていただいている。
拙はtwitterなどで保定に言及するが
これも最初の2年程で教わった技
転職してすぐに使える技だし、開業しても看板にするから
たった2年の修行で一生食べてゆけてると云える
無論、ラガーマンであったそこの院長と、少林寺拳法○級の拙では
説明やポイントが違ってくる
むかし教えた若い衆も、後輩に伝えるときには自己流に変えているだろう
それが臨床現場の修行というもの
若い衆は最新だの日本一だの、診療を任されるなどに目がいって雑務を嫌うが
そんな小技こそ学校では教わらないから、熱心に憶えた方が良い



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