見出し画像

原始共産制という幻想を、日本史に持ち込むなよ

どうも、原始共産制の幻想。つまり狩猟社会は平等で幸せな社会というイメージを

縄文時代やアイヌ社会に持ち込む人が居る。あからさまには云わないが、内容はほぼそれに準じる。

はてさて、例えば旧石器時代の黒曜石。原始共産制の前提である余剰生産物が無いから富の蓄積と集約が無く、皆で平等に分け合ったって話を、そこに当てはめると、わざわざ海を渡ってまで、分け合った・・・それって余剰生産物であり交易でしょ。そこから原始共産制は崩れている。

最近は果実などの栽培、貯蔵が確認。これも富の蓄積。

近代アイヌに当てはめるに至っては、噴飯もので、彼らは松前藩と長く交易していたし、族長の一夫多妻、つまり平等でも無い。部族間や松前藩などと戦争もしてるから、平和でもない。そこまでいくと褒め殺しじゃないかと疑う。

他者に変な幻想を仮託して、自分の支えにする。だめだよ、それ。諸行無常の世の中をしっかり見なきゃ。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?