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不良の本質的原因は大別して2種類

ソフトウェア開発に限った話ではありませんが、「失敗」「不良」「欠陥」と言った結果の原因には突き詰めると2種類にしか分類できません。

それは

 「誤り(ミス)」と「漏れ(抜け)」

です。

すべきことが明記されていて、理解していながらも、操作あるいは作業の過程でその手順を誤ってしまった、確認作業を怠った場合、これを「誤り」または「ミス」と呼びます。

一方で、すべきことが明記されていなかった、操作あるいは作業を省いてしまった、情報が不足していた、理解が不足していた、観点が漏れていた、確認作業を足りていなかった場合、これらを「漏れ」や「抜け」と呼びます。

世の中で問題が起きる原因はいたってシンプルで、どう言い繕ってもこの2種類に帰結するようになっていると思うのです。実際、ソフトウェア開発の中で不良分析などをすると「仕様検討漏れ」「仕様認識誤り」「設計ミス」「記載漏れ」…etc.、やはり誤りか漏れに大別できるもので占められています。

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