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27歳の若さで上場企業役員を経験!弁護士ドットコム桜井氏インタビュー

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2016/08/02

須田:今回は弁護士ドットコムの桜井くんにインタビューさせてもらいます。現在も関わりがあるんだけど、元々、僕らって何で知り合ったんだっけ?

桜井:就活系の講演です。須田さんが学生30人ぐらいの前で話されてたんですよ。確か2010年、大学3年生の夏の頃でした。
当時、もう就職活動が始まっていた頃ですね。最初は外資、金融、商社など大手志向で就活をしていました。3年生の夏に大手金融機関のサマーインターンに参加したんですけど、実際に社内で働いてみるといろいろ見えちゃったんですよね。

須田:何が見えた?

桜井:暗い未来ですかね(苦笑)。普通に1週間ぐらいデスクワークしただけなんですけど、やはり百聞は一見にしかずですよね。社内で働くと雰囲気というか感じるんですよね。「あー、これを40年やり続けるのかー、そしてこんな大人になるのかー」みたいな。会社自体は絶対潰れないとは思うのですが、自分個人の仕事はつまらないものだなとしみじみ感じてしまいました。
で、大手企業ばかり見るのではなく、ベンチャー企業ってのも見てみようと思いました。そんな中、学生向けにキャリア支援のセミナーをたくさんやっているスローガンさんのイベントに偶然参加して須田さんの話を聞きました。

見えた、ベンチャーでの「生き生きとした働き方」


須田:どんな話してた?忘れちゃったなー(苦笑)

桜井:めちゃくちゃ面白かったんですよ。これまでの就活で出会ってきた大人の人とは明らかに違うタイプでしたね(笑)。ヤフーBBという日本のインターネット史に残るような大きな事業の立上げで孫さんと一緒に働いた話とか、ソフトバンク子会社やアエリア社で株式上場を果たした話とか。仕事の内容自体は物凄く大変そうだったのですが、話しぶりは生き生きとされていてとても刺激的でした。
これまでの大企業志向の就活から「こんな働き方もあるんだな」と完全にマインドチェンジされました。何となくベンチャーに行ったほうが面白いんだなって思いました。

須田:いい感じで俺の洗脳術にハマったな(笑)。

桜井:その講演の後にすぐ須田さんに挨拶して、「就活悩んでいるので一度相談させてください」とその場でアポを取りました。ベンチャーへの就職に加えて、一応、起業という選択肢もあるかもとぼんやり考えていて悩み始めていて。

自身を鍛えた企業インターン


須田:あー、確か早稲田大学のインキュベーションセンターで面談したよね。あのときの印象は何かフワフワしてて優柔不断な感じで、この子は絶対学生起業させちゃダメだなって思ったわ(笑)。学生時代はどんな感じだったの?

桜井:ファミレスでバイトしてたり普通の大学生でしたね。ただ大学2年の頃にたまたま大学の先輩に「企業インターン」を紹介してもらったのですが、そこでかなり鍛えられました。社員5名ぐらいの中小企業向けコンサルだったのですが、そこでの仕事がとにかくハードで。
中小企業の新規事業を考えて、事業計画を作って資料にして助成金を申請するって仕事でした。今考えると、大学生には難易度高すぎですよね(苦笑)。10時間で作り終えないとダメなんです。出来ない奴はすぐクビになりました。「ダメな奴」という烙印を押されたくなかったので、必死にやりましたね。数十社の助成金申請書を作りましたよ(笑)

須田:それはすごいなー。そういう環境は鍛えられるよね。

桜井:そうですね。会社の全貌を把握して、新規事業のネタ出しから、ロジック考えてPL/BS作ったりしましたから。同期のインターン生とかも就活ではゴールドマンサックスとかバンバン内定出てました。


周囲との違いに臆さない自信と目指した道

須田:結局、就活は大手志向からベンチャーに切り替えて、新卒ではオークファンに入社したんだよね?でもその当時早稲田政経からベンチャー行く人そんないないよね?周囲と違うことへの不安とかはなかったのかな?

桜井:就活のときはもう大企業を見切っていたので全くなかったですね。データ分析をやりたいと思っていて、データ量を多く取り扱っているベンチャー企業のオークファンに決めました。まだ上場する前のベンチャー企業で社員30名ぐらいだったでしょうか。新卒同期は4名でした。
内定をとってすぐにオークファン社でインターンを始めました。週3以上のフルタイムで新規事業の立上げで営業やったり企画やったりしていました。1日100件のテレアポ営業とかやってました。

須田:桜井くんにテレアポ営業とか似合わないなー(笑)

桜井:そうですね、とても苦労しました(苦笑)。元々引きこもり体質であまり人としゃべりたくないので。ただ苦手なことをあえてやるのは、今となってはいい経験ですね。中小企業コンサルのインターンのときもそうだったのですが、辛い環境に置かれても安易に逃げてはダメだなと思いますし、仕事ってそういう環境下での苦労の蓄積だと思うんですよね。まあ向いてないんで、テレアポはもう二度とやりたくないですけど(笑)。
インターンを終えて、正社員になったころにはマーケティング全般を担当しました。SEOやリスティング、会員を増やすためのグロースハックなど。あ、あと上場準備のお手伝いなどもやりました。

須田:1年目からバリバリ仕事に追われる日々だね。

桜井:そうですね。多忙な毎日でした。マーケティングの知識も向上して日々の仕事で力がついていく実感があり充実はしていました。ただ一方でもう少し技術の勉強をしたいと思っていて、スキマ時間で独学でやろうとはしていたのですがなかなか時間が取れず、「このままだとマズイ」と思い一念発起して会社を退職しました。自分でSEOや技術の勉強をしながらサービスを作りたいと思い、男性向けファッションの比較サイトを一人で立ち上げました。

執行役員として活躍することになったきっかけ


須田:そっか、独立して自分でサービスも立ち上げてたんだね。そこから今の弁護士ドットコムの執行役員になったのって、あ、自分が誘ったんだっけ?Facebookメッセを見返して思い出すか(笑)。

桜井:須田さんとは定期的にお茶してましたよ(笑)。大学4年の時も早稲田の授業で須田さんがビジネスプランの授業の審査員でお会いしました。オークファンを退職したタイミングや、自分のサービスをリリースしたタイミングなどの節目節目で、自分の状況のご報告やちょっとした悩みの相談に乗ってもらっていた感じですね。

自分のサービスで一時的に普通に食っていけるぐらいの売上があったのですが、その後、なかなかサービスが伸び悩んでて。もう少し他でも仕事の経験を積んだほうがいいかもと思い始めていました。フリーランスの業務委託でもいいので、SEOとかWEBマーケティングでお手伝いできる会社があればどこかないかなと。


〜人との出会いと縁によって今がある〜


須田:あ、メッセのやりとり見返すと思い出すね。ちょうどSEOで言うと2013年ごろにSEO業界で有名な辻さんとベンチャー企業向けのクローズドな「SEO勉強会」をやってたころだ。

桜井:そうですね。須田さんから「辻さんの弟子にならない?」ってメッセが来ましたよ。是非って感じだったのですが、まだ実力不足もあって弟子入り出来ませんでしたけど(苦笑)。

須田:SEOの神様辻さんと若手の桜井くんがセットになれば、弁護士ドットコム的には最強の布陣になるなと思って(笑)。ちょうどあの頃SEOが課題でねー、あ、ごめん当時の仕事の話で。でも、ここがキッカケでハマり始めた感じあるよね。

桜井:辻さんには弟子入り出来ませんでしたが、別途須田さんからの紹介で弁護士ドットコムの役員の方々と面談させて頂き、まずはSEOマーケティングコンサルとして業務委託でジョインしました。オークファン時代にもお世話になっていた辻さんのお名前も出てきて、今考えると何か「ご縁」を感じましたね。そこから正社員のオファーを頂き、一度は断りましたが、その後もオファーを頂くなど高く評価していただけ、自分がしっかり関わればサービスをグロースさせる自信があったので承諾しました。

須田:こういうのってタイミングというか縁というかあるよね。桜井くんが独立したての時に誘っても絶対にジョインしなかっただろうしね。

苦労から逃げず手に入れたチャンスと実力


須田:そこから仕事でメキメキと成果出し始めて、執行役員になるんだから大したもんだねー。若いうちから多くの経験を積んでる成果だね。27歳?で上場企業執行役員かー、スゴイよね。若くして上場企業を2社経験してるんだから「持ってる男」だよね。
桜井くんには自分のキャリアとちょっと似てる(上場企業経験)ところも感じるんだけど、共通点としては、「苦労から安易に逃げない」「素直に自分の頭でフラットに考える」ってところと「7月生まれのかに座」ってところかな(笑)。
最後に学生向けにメッセージをお願いします。

桜井:IT業界はまだまだ穴場だと思いますよ。外資、商社、銀行といった人気企業と比べるとチャンスは多いし、成長市場ですしね。あと周囲に合わせることよりも、しっかりと自己主張したい人は小さい会社の方がいいと思います。
僕も社会人の初めのころは「三菱商事とかに入ってたらどうなっていただろう?」と悶々としたこともありました。同期の給与とかって気になりますよね。でも、今では最初の選択肢は間違っていなかったと確信してますし、これからも同学年には負けないつもりですね(笑)。
自身の選択に自信をもち、諦めない姿勢が現在の桜井様のキャリアに繋がっています。その選択のきっかけになったのがインターン、そして人との出会い。 自分の将来の選択のために、今インターンをはじめてみませんか?弁護士ドットコムのインターン応募はこちら!

弁護士ドットコム執行役員プロダクト開発部長 桜井陽一郎 
2012年早稲田大学政治経済学部卒業。同年株式会社オークファン入社、マーケティング担当者としてSEOやUX改善に従事する。起業を経て、2014年4月に弁護士ドットコム株式会社に入社、2015年10月より執行役員に就任。


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