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#恋ボク 執筆裏話 1話 〜ストーリーは突然に〜

僕は公ではブログとかも書いてないし、書くこと自体「かったるい」と思っていた人種だ。

「storys.jp」というサービスは2012年の年末頃にツイッターだかfacebookだかで知った。「インキュベイトファンドの和田さんとANRIのアンリさんが投資してる会社だ」という印象。

IT業界人は新しいサービスが出たら「すぐにいじってみる」という職業病を抱えがちだ。僕も早速登録だけは済ませてみた。その後、2013年の年初にインキュベイトファンドの和田さん宛に以下のようなメッセを送っている。


取り急ぎ、何度も聞かれてうざい自分のエピソードの題名だけポストしてみた。
「2001年 ヤフーBB立上げの話」
「2002年 COOL社を会社分割で楽天に売却した話」
「2003年 お惣菜屋を潰した話」
「2004年 アエリア逆転上場の話」

題名をポストしただけで「この話、聞いてみたい」という通知が来た。「いいね」や「ファボ」のような機能だ。
インキュベイトファンドの「和田さん」とstorys.jpを作っていたレジュプレス(現コインチェック)CTOの「和田さん」の、「ダブル和田さん」からの「聞いてみたい」を頂いていた。

ただし、僕は一向に「本文を書く」ことに着手できず、ずっと放置していた。
足掛け4年ぐらい放置していたことになる(笑)。

その4年の間にも、いつかは書こう、いつかは書こうと思っていたが、「優先順位が低いな」などと何かと言い訳をつける無能オトコのように先延ばしにしていた。

そんなとき、吉本興業さんとstorys.jpが提携して、原作作成コンテストをやっている、というのをSNSで見かけた。「将来的には映像化されるかもしれない」との謳い文句だった。締切まであと1週間足らずだった。

「映像化か…」

その当時、韓国焼酎「鏡月」をガブ飲みしながら雑談をしていた近しい後輩から、
「須田さんの昔話、特にソフトバンクの孫さんと働いてたときの話とかって、いずれ自費制作で映画にでもした方がいいかもですね」
などと囃し立てられていた。

「映像化を餌にしたコンテスト」と「鏡月による泥酔」がコネクティングドッツした瞬間である。あと1週間という締切効果も良かった。ただただ、15年前を思い出す作業をしながら、書きなぐった。2017年の年始に何とか書き終えた。

【2001年】孫さんとの思い出(YahooBB立上げ)長編

である。

文字数としては13,000字ぐらいだった。
卒業論文すらロクに書かなかったので、人生で最大の長文だった。読書感想文すら書いたことがない。中学か高校で「麻雀放浪記」を読書感想文で書いて、国語の先生に怒られたのを思い出した。これまでの人生で自分が書いた一番の長文は多分、有価証券報告書か目論見書ぐらいだったろう。

storysに投稿したものの、特に誰にも伝えなかったし、ましてや自分のSNSで拡散することもしなかった。
それなのに。。
なぜか。。

気づくと「これは面白い!」などとSNSで影響力のあるインフルエンサーが拡散していた。

2017年2月19日。「家入砲」である。誰にも言ってなかったのに一体どこで見つけたのだろうか…。神がかりだ。

続いて翌日の2月20日。


「けんすう砲」である。

2017年当時ツイッターは休眠状態だったので気づかなかったが、そのツイッターの波はfacebook側に及んできて、やけにメンションが飛んでくるようになった。メルカリの山田進太郎さんがシェアし、アイスタイルの菅原さんがシェアし。個人投資家の松本浩介さんや有安さんもシェアし…。

5,000近くシェアがされていた。

でも、これはほんの始まりに過ぎなかった。

<つづく>

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< 内容紹介 >
黎明期のソフトバンクで孫正義社長の洗礼を受け、やがて自ら起業した男がたどり着いた地獄とは――。

世の中にあふれる「行動せよ」という言葉にうんざりしていた。偉人ではないこの人の話なら聞きたいと思えた。
――村上健志(お笑い芸人/フルーツポンチ)

同じ茨城県牛久市出身者として共感多い。但し、全く共感できない部分も多い(笑)。
――守安功(株式会社ディー・エヌ・エー 代表取締役社長兼CEO)

裏街道を歩んできたIT界の変態かつ天才がついにこの本でバレてしまう!
――小澤隆生(ヤフー株式会社 常務執行役員)

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