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アニメ業界も就職活動開始!絵が描けなくてもアニメの仕事?

3月12日に東京・蒲田の大田区産業プラザ PiOで、アニメ業界就職フェア 「ワクワーク2020」が開催されました。今年で3回目となるそうです。

昨今、注目されるアニメ業界ですが、かつては就職情報の入手方法は限られていました。求人票は専門学校などに直接いくことが多く、採用条件もなかなか比較しにくかったはずです。 
最近はネットが発達し、職種別にオープンにエントリーをネットで受け付けるようになりました。採用条件も公表されています。ただ各企業サイトばらばらのため情報集めはなかなか大変です。そこでまとめて情報を得られる就職イベントとして誕生したのが「ワクワーク」です。

イベントには私自身も少し協力しており、当日はグラウンドワークス代表取締役の神村靖宏さんと「アニメビジネスのこれから」と題したトークを学生さん向けにしました。
グラウンドワークスはエヴァンゲリオンのライセンス管理でよく知られた会社です。神村さんは世間を驚かせた数々の企画やコラボレーションについて話されました。私もなるほどと感心するばかり。そして会場の学生さんの熱気に圧倒されました。

ライセンス分野のゲストを招いたのは、ワクワークのキャッチコピー「絵が描けなくても大丈夫!」につながっています。
アニメと言えば、絵を描くアニメーターや背景、あるいはCGといったアニメーション制作に直接関わる仕事を思い浮かべがちです。
しかしアニメーションにはクリエイティブ職だけでなく、作品を世の中に広げるための多くの仕事があります。プロデュース、放送・配信・流通・小売り、商品開発、イベント運営、さらに現場のシステム管理や経理、人事、ライセンス管理……など。

実はこうした仕事の就職情報は、さらによく知られていません。近年のアニメ産業の広がりで、アニメの仕事の領域も飛躍的に拡大しており、思いもよらない仕事も登場しています。2.5次元舞台のプロデュースやアニメ情報サイトの運営といったものもあります。

ワクワークの「絵が描けなくても大丈夫!」は、アニメに関わる仕事は多様であることを知ってもらい、いろいろな人にアニメの仕事に関わる機会があることを伝えるものでした。
「ワクワーク2020」は、いまの時代ならではの就職フェアといえそうです。

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