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恵みのゲリラ豪雨

こんにちは。スーです。

天気を見るときデフォルトの天気アプリではなく雨雲レーダーが見れるのでYahoo天気アプリを使っているのだが、「地点検索」なる機能の検索履歴を不意に見たら全国の競馬場で埋め尽くされていた。各競馬場の週末の天気は、女がTikTokで動画を撮るときの加工くらい大事である。

前回から競馬の投稿を始め物書きっていいなと思い始めた訳だが、その続きである。

後ろ髪を引かれる思いで競馬魂に火がつき、2020年の年明け一発目の重賞である中山金杯・京都金杯から早速スタートした。
テキトーに見つけた予想家の推奨する馬をワイドで買ってみたら、なんと中山・京都両金杯ともに的中したのである。今この額が当たっても何とも思わない金額であるが、当時はめちゃくちゃ嬉しかった。

その後もコロナ禍でオンデマンドの講義と週末の競馬くらいしかやることがない中、チマチマとした金額の当たり外れを繰り返して迎えた宝塚記念。
この時もG1馬8頭が集まる豪華メンバーとなり、枠順予想とかいう意味の無い遊びをするほど楽しみにしていた。

ここで宝塚記念について少々。有馬記念と同じくファン投票の上位10頭が優先出走権を得られるといういわゆるグランプリレースであり(実際に出てくるのはこのうちの半分もいなかったりするが)、阪神競馬場2200mというタフなコース設計と6月末の梅雨時期に行われるため渋った重たい馬場でよりスタミナやパワーが問われるレースになりやすい。なので馬によって得意・不得意がハッキリと分かれ、適性を見極めることが他のレースに比べわかりやすかったりもする。
そんな中で本命を打ったのは◎クロノジェネシス。名前からしていかにも強そうな当馬だが、台風一過のG1秋華賞で勝利し2020年の年明け初戦の重馬場で行われたG2京都記念でも快勝。さらに当馬の父・バゴという馬はフランス・凱旋門賞を勝利しており、血統的にも申し分無い程の重馬場適性である。(一般的にヨーロッパの馬場は日本と比べパワーやスタミナが問われやすいとされる)

さあいよいよ買い目を決めようか、といったタイミングで阪神競馬場はゲリラ豪雨に見舞われた。ただでさえ梅雨時期で少し重たかった馬場に、拍車をかけるようにぬかるんでいく。降っていた時間こそ短かったが、この雨で本命が勝つことを確信した私は今までに味わったことの無い妙な高揚感に包まれた。
レースは予想通り重たい馬場となり走りづらそうにしている馬もチラホラ。◎クロノジェネシスは颯爽と走り抜けて後続に6馬身差をつける圧勝。2着は不良馬場の菊花賞を勝った実績のある○キセキ。3着には日経新春杯の覇者△モズベッロ。評価してた馬のみで決着し、特にモズベッロは日経新春杯→日経賞の内容から穴で唯一買っていたので完璧である(12人気)。単勝・馬連・ワイド・3連複と買っていた全ての券種で的中させ、自己最高を更新する68160円の払戻金を得た。4300円買っていたので収支はプラス63860円。昨年の有馬記念の悔しさなど完全に忘れ去った私は、この金で欲しかったAirPodsを買ったのであった。


私が選んだファン投票10頭
このうち6頭が出走した
宝塚記念で買った馬券
3連複9点で当てたのが自慢ポイント


初めて万馬券というものを当てた訳だが、その後もチマチマと当たり外れを繰り返して2020年が幕を閉じた。宝塚記念の勝ち分を保ちながら、実質的な競馬1年目は回収率118%(払戻金額÷購入金額)でフィニッシュ。この年の有馬記念はクビ差で2万失うという後味は最悪であったが、なんとかプラスで終われた1年であった。

そして実質的な2年目に突入する。2年連続プラスになるのか、それとも……


次回へ続く

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