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続々・白い履歴書

最後にnoteを更新したのが3年以上も前になる。
大して更新していたわけでもないが、せっかくアカウントを残していたので更新してみようと思う。

3年前と今では、だいぶ人生が変わったのは間違いない。
この3年間を振り返るだけでネタは尽きないだろう。
以前「続・白い履歴書」という投稿をした。この頃も人生の岐路に頭を抱えていて、

人というものは人生の岐路に差し掛かると、筆を取りたくなるものらしい。

https://note.com/suehiro489/n/n45f82d0ba866

と書いていた。まさに今も人生の岐路に立ってこの記事を書いている。
根本的な習性というものは変わらないものである。
この3年の中で大きく変わったのは自分を取り巻くいくつか環境・状況である。

まずひとつ目は夢が叶ったことだ。
子どもの頃から憧れていた会社に勤めている友人がいたのだが、誘われて文字通り一緒に働くことになった。まずここで一つ夢が叶ってしまった。
仕事の内容については、元々いた医療関係の人事からエンタメ関係のマネジメントに関わる仕事で、大きく畑違いになって中々苦労もしたし周りに迷惑もかけたと思う。変化の度合いでいうと、農産物から海産物くらいの変化だったろう。
そして、この仕事というのが形になると世に出てスタッフロールという形で名前を載せてもらえるのだが、ここでまた一つ夢が叶ってしまった。
実は中学生の頃から、映画やゲームのスタッフロールに名前を載せたいという夢をひそかに持っていた。
先日、関わっていた仕事が無事世に出て、お披露目となった。自分の目でスタッフロールに載った自分の名前を確認したときは、さすがに泣きそうになった。
ということで、この転職で図らずも二つの夢が叶ってしまった。誘ってくれた友人には一生頭が上がらない。

ふたつ目は家族を亡くしたことだ。ハードな話題で恐縮である。
昨年に父親を、今年に兄と祖父を亡くした。
実はここ数年、身内に不幸が立て続いていた。父方のおじが二人と本家筋の人が亡くなっており年中喪中のような状況である。
おかげでこの歳にしては葬式前後の段取りや、相続周りの手続きに詳しくなってしまった。
こうした不幸事が立て続けにあると、自分の生き方や終わり方などを考える時間がどうしても増えてしまう。
私は次男坊だったのもあり実家周辺の諸々は老後に実家を継いだ兄をサポートしつつやってけばええだろう、と気楽に思っていたのだがそうも行かなくなった。
母は元気に存命だが、将来母が亡くなるとダイレクトに実家まわりの不動産(実家、田畑、山等)を相続である。
実家に帰って余生を過ごす想定もしていなかったので、ぼんやり描いていた人生設計も書き直しとなった。
ほぼ放置状態の畑や山など、人に貸したり有形無形で何かを生み出す形で有効活用出来ないものかなあと思う今日この頃である。

他にも人のトラブルに巻き込まれて刺されかけたり、流行り病で体調・体力面でとんでもないデバフ食らったり、色々あったが命は無事なのは有り難い限り。
この3年で白かった履歴書も想定外の形ではあるがだいぶ埋まって、それなりに生きた証を積み重ねることが出来ている。
色々あったし、これからも色々あると思うが、悪いことばかりでもないと考えて生きてみるしかないのだろう。


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