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入院の話

紹介状を大病院の外来で提出し、その日で検査は終わる…と思っていたのですが、入院の話が出ました。

どうも私が勘違いしていたようなのです。
紹介元の医師が「カテーテル検査ができるのがXX病院だけですから、紹介状を書きます」と言っていたのを、私が簡単に考えていたんですね。

その検査は2泊3日を要するというので、「えっ…ちょっと考えさせてください」「入院しないという選択肢はありますか」と変なことを口走ってしまい、大病院の先生に(おそらく)呆れられました。

そりゃ入院のために検査に来たと思っていた患者が、入院逡巡の態度を取ったら顰蹙ものですよね。意外な展開とはいえ、申し訳ない。

取り敢えずインターバルを置いて、2週間後に再診予約をしてその時回答することに決めました。

なぜ「はい、入院します!」と即答できなかったかというと…。

身元引受人と連帯保証人の心配があったから。
唯一の身内である弟は遠方で、事前説明同席や付き添いはできません。

紹介元、紹介先の先生が時間を取ってくれたのに申し訳ないな…と思いつつ、入院しない選択肢、入院したとしても保証人問題をクリアできる方策はないものか…とネットで探してみました。

こちらの記事では「早いうちに医師に相談すべし」とありますが、忙しい先生を些末なことで煩わせるのは気が引けます。なので、一度帰宅してから、病院の入院担当に電話してみました。

〇事前説明は、患者一人でも差し支えない(立会不要)
〇身元引受人、連帯保証人は両方弟の氏名があればいい
弟の許可が得られたら、患者が申込書に代筆すればOK
〇入院保証金は不要

良かった!
ついでに先刻の事情(入院のための紹介状を持参し、入院手続を勧められたのに拒否してしまった旨)を話し「先生に失礼な態度を取ってしまい…」と反省の弁をぶちまけたところ、入院担当さんは「大丈夫ですよ~」とにこやかに対応してくださいました。
さまざまな背景(家庭環境、収入、その他)で悩む方々を多数知っている方に聞いていただけ、気が楽になりました。

その後、弟に事情を話し快諾を得ました。


今回の件は単なる検査入院ですが、この先重篤な病で入院する可能性も高まってきますね。まだ死後事務委任契約を使う段階ではありませんが、少しずつ終活に向けて意識を高めていかないとな、とも思うのでした。

振り返れば「案ずるより産むがやすし」。

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