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成田山公園の紅葉まつり(成田山新勝寺参拝)

28日はお不動様のご縁日。高幡不動尊に参拝することが多いが、今月は少し遠出をすることにした。成田山の紅葉を観たいと思ったのである。

朝の通勤ラッシュを避けるため、早起きして電車で成田へ向かう。心がけが良いのか、ずっと座っていくことができた(北千住からは下りだからガラガラに空いている)。やはり出かけるなら、朝は下り方面、帰りは上り方面が楽でいいなと思う。

成田山新勝寺には8:50頃に到着。さすがに参道も閑散としている。早朝参りは気持ちがいい。平日ということもあり、あまり人はいない。というか、ちらほら見える参拝者の7割は外国人のようだ。

人気のない本堂

ちょうど9時の御護摩が始まるところだったので、本堂に入らせていただいた。中は広いが、参拝者は(数えたところ)30人ほど。後部に置かれた「思いやりシート(座椅子)」も閑散としていたので、遠慮なく座ることにした。一応、骨折治療中なので、座る資格はあると思うが。

成田山は太鼓の音が凄く響く。途中、お坊様たちが手分けして、参詣者の持ち物を預かり、加持の火で浄めて返してくれる。
私も手荷物をあぶってもらった。これで厄は落ちたはず。

せっかくの縁日なので、釈迦堂や愛染明王堂も靴を脱いで上がらせてもらい、仏像間近で参拝。

出世稲荷

高齢の男性が非常に丁寧に祈っていたが、彼が最初に柏手を打っているのが気になった。「合掌一礼」と張り紙がしてあっても、手を打つ人は多い。
しかし、私もあまりよくわからないのだ。お寺の中に鳥居があってお稲荷さんが祀られている場合は、柏手なのか合掌なのか。高幡不動のお稲荷さんには、合掌しているけれど…合っているのか未だ不明。

病気平癒の薬師如来さん(手前)と、お不動様(奥)にもご挨拶。
それにしても天気がいい。

ここから、お不動様のお庭こと、成田山公園を散策。

水鏡の紅葉も綺麗
滝を撮影する人(何か絵になる…)
雄飛の滝

錦秋を満喫。実物はもっと美しい。ギンナンの香り、葉っぱや水の匂い、滝の音、足に当たる石や落ち葉の感触…五感で秋を感じた。


さて、今回は成田山に御守を返却する目的もあったのだ。

新勝寺の会報に掲載されている、短い写経。納経のたびに喜捨を同封して郵送するのだが、その都度「御守」を送ってくださる。
(私はミニマリストなので、御守を集める趣味はなく…)
お気持ちを同封しなければ、御守は送られてこない。
しかし、喜捨はしたい。そこで「御守不要」と仏様からの加護を断ち切る真似はさすがにできず(スーパーのビニル袋のように、安易に断れない)、どうしたものかと思っていた。

そうだ!後でまとめて納札所に納めればいい!

感謝をしつつ、御守は納める。
ベルトコンベア式になっていて、御守を置くとお不動様の方向に進んでいき、グレーのカーテンの向こう側に呑み込まれる仕組み。
(昨年はこうじゃなかった気が)

この後、おみくじを引いたら「凶」!
新しいことに手を出すな、何をやってもうまく行かない云々。
(あまり読まずに、結んできたので内容は覚えていない)
御守を返したので、不興を被ったろうか…。

いやいや。
つまり「何もするな、欲をかくな、向上心を持つな。
今のままのんびりしておれ」というありがた~いお言葉かもしれない。
そう思い直した。

お不動様のいうとおり、のんびりゆるく過ごそう。

池の上を悠然と泳ぐ、水鳥のように。

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