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頑張ったら負け

今朝のニュースで「このまま物価上昇が続けば、20年後に”老後に必要とされる資金”は2000万円から4000万円に上昇する可能性がある」という話を聞いた。

一生懸命働き、貯蓄に励み、ある程度の生活の目途がついたら穏やかに暮らそう…とするも、給料は上がらず、物価は高騰。年金が些少になり、あげく虎の子の金融資産に課税。

雀の涙の年金よりも、生活保護のほうが手厚い現状。
つくづくこの国は、「頑張ったら負け」なんだなあと思う。

皆でこの国を良くしていこう!という昭和のノリから、「狸の泥船に乗ったなら、沈まぬうちに別の安全な船に乗り換えよう」というのが令和のノリだ。頑張れば頑張るほど報われないなら、そうなるよね。

FIREブロガーさんたちの間で話題になった記事。「金融資産はあるが、働かない人」という煽り気味の見出しに、若干の悪意を感じる。

資産もないのに他人にたかったり、詐欺や横領で騙し取ったり――そういう「働く必要があるのに働かない人」と混在しないでほしい。

若い頃に努力して生活の目途をつけ、やっと悠々自適な暮らしを楽しもうとする層が、害悪みたいではないか。

「心身が蝕まれるほどの仕事に隷属したくない」場合、お金で自由を買うこともできる。
「十分な金融資産があれば、嫌な道を回避する=合わない職場を選択しない」のは普通だと思うのだけど、…私の感覚がおかしいのだろうか。

この件については、Nightwalkerさんが明解な回答を出しているので、私も準ずることにする。

Nightwalkerさんは50代半ばでリストラされ、一度再就職するも「宮仕えが向いていない」と完全リタイアを決めた経緯の持ち主。
私は50歳前で「この組織に居たら殺される」と早期退職し、その後派遣職につくも「もう宮仕えはこりごり」と完全FIREを決めたので――要は経歴に共通点があるので、結構参考になるのだ。

金融所得に対する将来の負担増について私はどうしておくか?

(1)分配金の出るファンド(ETF含む)は整理する
(2)できうる限りNISA口座で保有する

・・・ていうか、今、老後の資産管理のシンプル化のため、オルカン一直線の道を邁進中。結果として、上記のオペレーションを実行中の私でした。

Nightwalkerさん

ETFなど分配金の出るファンドは所有していないし、できる限りNISAを活用しているから、慌てることはない。慌てたところで、制度改正されたらむしりとられるのだから(その前に、寄付などを行うことも視野に入れるかも)。


<おまけ>
先日、日傘を紛失したため、また新しいものを購入。
ネットの商品をずっと検索していたためか、Nightwalkerさんの記事を開いたら広告ページが出現。

中央下の画像も、折り畳み傘なのかと思った…カラブリア風テリーヌ。

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